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梅雨の晴れ間 尺ラッシュ

#22|フライフィッシング/FlyFishing
2017年7月14 日/新潟県上越地方

7月初旬、梅雨前線に伴う局所的な大雨で、河川各所は隆々とカフェオレ色の濁流と化した。

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それから数週間。

流れが落着きを取り戻したところで、常夏月の山岳渓流を目指し山籠もり。

6月中旬、入渓を阻んだ谷間の大雪塊はすっかり消えていた。

雪代で濁りは強いものの水量はまずまず。

先行者の姿もなく「しめしめ」と、期待は高まるばかりだ。

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早朝5時過ぎ、辺りを見渡せば緑の谷に咲き誇るタニウツギ、斜面には雪の塊がちらほら。

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水温も低くまだまだ春の様相。キーンと刺すような冷たさ。すべては標高の高さゆえに。夏スタイルでの入渓に後悔……。

さて、釣果のほうはといと、釣りはじめは渋々だった毛鉤への反応は、陽が高くなるにつれ右肩上がりに。

釣り上がれば釣り上がるほどに竿は良く曲がった。

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ここは「出るでしょ」。そんなポイントで30、29、33、30、31と尺ラッシュ。カディス、アント、ビートルだって丸のみ。

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全体的にやせ細った個体が多い印象だが、なかには、くびれのない寸胴型のたくましいイワナも。

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途中カメラが水没する悲しい事態にみまわれたものの、過酷が愉しい山籠もりは成功に幕を閉じた。

次ここに立つときは、夏木立の様相であろうか。

盛夏の釣りは次回のお楽しみ。


FF.BUM(エフエフドットバム)
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Profile
1979年生まれ。2007年に新潟県上越地方に移住。自由と孤独を愛する西洋式毛鉤釣師(フライフィッシング)。いかにして豊かな人生を歩むか、模索の日々を邁進中。

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