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イギリス 中学受験を考えはじめた理由 其の2

2020年3月23日からロックダウンになる事を、イギリス政府が決定し、学校も閉鎖。学校も、急に言われて、今後、どうするかは、教育省の指示待ち。まずは、4月から2週間ほどの春休みに入るところだったし、こちらの学校は、学期末になると、映画見せたり、ゲームしたりで、勉強、というよりは、リラックスムードになるので、学業的には大した影響は、ない…。

が、こちらイギリスでは、共働きが殆ど…。ロックダウンなので、病院関係者や、警察などのキーワーカー以外は、自宅勤務、自宅待機となりました。

じゃ、子供の面倒見れるし、いいじゃ~ん、なんて考えは、小学低学年以下の子持ちなら甘いことがわかっているでしょう…。うちの子は、本を読む、話を書くなど一人で過ごせる精神年齢でしたが、それでも、小さい家に一家で、自分たちにそれぞれやることがあった場合、4週間以上立つと、かなりストレスになる場合があるものです。鬱憤がたまる。。。たまるんです。。。

このロックダウンのお陰で、離婚数が増えた、DV件数が増えたのは、日本でもそうじゃないでしょうか…?

さて、うちは、1週間は、習い事の練習で2ー3時間、読書6時間かそれ以上、で乗り切り、休みに突入。

私も休みを取れていたので、天気はよく暖かかったし、散歩に行ったり、買い物を宝探しのようにしてゲームにしたり、料理を一緒にしたり、習い事の練習などなどで、あっという間に過ぎました。

学校が始まると…

課題がメールで送られてきて、週に2回、先生が添削してくれる、ということでした。

イギリスの学校の殆どは、教科書というものを書く子供に与えられません。文房具は学校が学校で支給してくれます。つまり、明日の準備もいらず、予習もいらず、持ち物も、毎日の読書課題の本と記録のみ。うっすいブックバッグ(下記写真参照)で事足ります。各教科のノートも学校におきっぱなし。忘れるということもなく、学習するのは、学校で完結するもの、という感じです。

体操着も学期中休み(ハーフターム)の前に持って帰ってくる程度で、6週間ほど学校に置きっぱなし。水ボトルやおやつ(10時半頃におやつを食べるという時間があります)は、別のカバンに入れて持っていく程度です。

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学校の先生としても、予習はしなくて良い、むしろ、してほしくない、という事です。というのも、予習して知っている、わかっている、と子供が思っていると、授業に集中しなくなり、授業の妨げになる場合が多いからのようです。

実際問題、予習というのは、本来、明日は何を習うのかな、どんな疑問があるかな、というもので十二分のものですが、疑問を持つようなレベルの子は、その場で解決理解しようとするし、疑問を持たない子は、『わかった気になる』だけで、結局、予習をすることで、小学校くらいの内容だと、授業を聞いて学ぶという態度を阻害される、という、『百害あって一利なし』状態を作る、ということのようです。確かに思い当たる節がある…私です。

学習内容は、各学期にある面談時に、自分の子供のノートを見れ、そこで初めて、何を習っているのか、どれだけ頑張っているのかの、大体のところがわかります。(毎週のメールでのニュースレターで、何を習って来週何をするか、もお知らせはもらいます)

うちの子は、英語が大好きで文章を書くのが大好きです。課題が出ると、A4のノートに、びっしり、10ページ、一日中書いていられます。ある意味、仕事している間、あまり手がかからず静かに書いてくれるので、むっちゃ助かります。ふと、先生はこれを、写真やPDFで読んで添削するんだな、と思うと、それは過酷だろうな、と思いました。

算数は、この程度の問題じゃ、5分で終わる、というものでしたので、問題集を子供の友達のお母さんから勧められ、購入して、40分は算数に費やせるようにしました。当然、問題集の丸付け、わからない問題の説明は、昼休みや、夕方にするようになりました。

うちは、小さい頃から、ベネッセでしまじろうにお世話になり、本人の希望で毎週土曜日の補習校にも行っていたので、家庭学習というものが日常になっています。お陰で、ある程度の親子の衝突はありますが、子供は勉強を親からも習えるようになっていました。

他の多くのクラスメイトの親御さんや、その他の方々から聞くほど、難なく進められていましたし、学校の課題は簡単だし、添削も見直しも先生に丸投げしていました。

其の3に続く…

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