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おのくんの里親になる

 ついにおのくんが我が家にやってきた。欲しいと思うこと数年……ようやく迎え入れた。どえらく時間がかかったものだ。「もっと早く迎えろや!ボケッ」という突っ込みが飛んできそうである。

 さて、「え?おのくんて誰やねん?」という方のために―――
おのくんとは、宮城県東松島市の「小野駅前応急仮設住宅」で誕生したぬいぐるみである。東日本大震災で被災したお母さんたちが、奥松島の復興を願いながら、一針一針ちくちくと靴下から作りあげたソックモンキー。柄も大きさも様々。一つとして同じものはない。

 そのおのくんがうちに来たのである。もとい、ついにおのくんの里親(※)になったのである。

※ぬいぐるみを購入して家族として迎え入れることを里親になるという。

 震災から13年がたっても、まだ復興途上。おのくんがそばにいることで、震災を忘れずに、また災害時の心構えを普段から持てるのではないかと思う。

正面
左側
右側
後ろ

 おにぎり、山盛りごはん、タコさんウインナー、ゆで卵。柄の出方も考慮して製作されているんだろうなあ。


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