見出し画像

人材業界と本気で向き合い続けたプロフェッショナルが立ち上げる人材紹介の形

FLUXは「日本経済に流れを」をミッションに掲げ、テクノロジーと専門人材の力でオペレーション効率を高めるサービスを提供しているスタートアップです。その中で企業と人の可能性を最大限に引き出す人材紹介を行うサービスが「FLUX Agent」です。

FLUX Agentでは労働生産性を向上したい企業に対して専門人材のご紹介を、様々な領域のスペシャリストの方々に対して最適な企業のご紹介を行っています。

今回はFLUX Agentを提供するHRソリューション本部で本部長を務める今野 英太郎が、なぜ人材紹介事業を立ち上げたのか、FLUX Agentを選ぶ理由、テクノロジーの活用方法などについて語りました。

仕事でできた傷は仕事で治す、イギリスでの学びと経験を活かせる人材業界へ

――まずは、今野さんの学生時代から現在までの経歴について教えてください。

私は高校卒業後、認知行動療法を学んで実践したくイギリスの大学に進学しました。認知行動療法は薬物療法とは異なり、うつ病やパニック障害といった疾患に対して、認知に働きかける心理療法です。多くの精神疾患に効果があると立証されつつあり、薬物療法よりも再発防止に繋がるとも言われています。

大学では医療カウンセリングを学びつつ、英国の国民保険サービスであるNHS(National Health Service)と連携している病院でも実践的に学び、将来は日本で臨床心理士や精神保健福祉士として医療カウンセラーになろうと考えていました。しかし日本では資格取得に別途実務経験や大学院修了などの受験資格が必要なケースもあり、大学卒業後すぐにカウンセラーとして働くのが難しいことがわかりました。

そんな時、認知行動療法を学んで様々な方とお話する中で、仕事の悩みからうつ病になってしまったり、適応障害になる方が思っていた以上に多いことを思い出しました。日本の医療現場では睡眠薬や抗うつ剤といった薬物療法を取るケースが多いのですが、仕事の悩みというのは薬だけではなく、例えばキャリアカウンセリングを受けるだったり、転職するだったりで解決できることもあるんですよね。

人材エージェントであれば、処方箋のように求人票を出したりすることも出来るのではないかと思い、人材業界にチャレンジしようと考えました。人生のお医者さんがイメージに近いかもしれないですね。言葉でできた傷は言葉で治そうという考え方が認知行動療法にあるのですが、仕事でできた傷は仕事で治そうというのが今でも僕の中で大事にしている考え方です。

そのような経緯でリクルートのグローバル人材紹介部門に入社をしました。当初は2年くらいで辞めてイギリスに戻ろうかなと考えていたのですが、気がつけば8年ほど所属していました。所属期間中にはGame部門、Entertainment部門、Digital部門の統括と全社のL&Dの立ち上げを行っていました。

2021年には、人材業界で最も優れた企業の祭典とも言われる「TALiNT International Annual Recruitment Awards(TIARA)- Japan2021」にて国内で唯一Media&Digital部門のタイトルを獲得することができました。

HRソリューション本部長 今野 英太郎

全員が真のプロフェッショナルである人材チームを作りたい

――輝かしい経歴をお持ちだと思うのですが、なぜスタートアップのFLUXで事業を立ち上げることになったのでしょうか?

これまで人材エージェントとして様々な企業の支援を行ってきたのですが、僕たちは「ヒト・モノ・カネ」の経営資源の中でヒトに対する責任を背負っています。だからといって人を紹介するだけではなく、企業の課題を人のスキルで解決していくのが仕事だと思っています。

一般的な人材紹介会社というのは名前の通り、人材紹介に専念していることが多いです。それも素晴らしいことなのですが、僕はクライアントのことが本当に大好きでクライアントの事業を根本から伸ばす支援をしたいと考えていました。FLUX代表の永井さんとは長年の友人でFLUXの事業の話も定期的に聞いていたのですが、テクノロジーと専門人材の力で様々な企業の事業推進を支援しているということで、ここに人材の支援が加われば経営資源の全てをカバーすることが出来ると思いました。

僕たちがご紹介する人材はカントリーマネージャーやCxOなど、ハイレイヤーの方が多いです。そうすると、その方をご紹介するだけではなく、入社したあとにその方がどのような組織を作っていくのか、どのような事業を作っていくのかまで伴走できます。最終的にはその方が活躍して、その会社が目的を達成するまで伴走するんですよ。紹介に留まることなく、紹介がスタートという関係値がクライアントと築けることに魅力を感じて立ち上げることにしました。

もう一つ、事業を立ち上げるキッカケとして、人材業界をもっと憧れられる職業にしたいというのがあります。前段でも少しお話した通り、仕事の悩みから体調不良やメンタル不調になった時、お医者さんに相談する人も多いと思うのですが、キャリアコンサルタントに相談する人も多いです。ある意味、キャリアコンサルタントはお医者さんと同じくらい信頼されているとも言えると思うのですが、お医者さんと比べると専門性が低いことに課題感を感じています。

例えば未経験の新卒や若手でも少しの実務経験を積むだけでプロのキャリアコンサルタントを名乗れてしまうことが挙げられます。またこれは他の業界でも言えることかもしれませんが、経験を積むとマネージャーに昇進し、現場から離れて管理業務に専念するケースが多いです。そうすると現場の感覚が失われるだけでなく、トレンドを掴めなくなり、現場に指導することが難しくなります。結果としてプロフェッショナルの育成が困難になるという問題があります。

そのような状態で人材業界に、キャリアコンサルタントに憧れる人は少ないのではないかという不安があります。なのでFLUXでは本部長でもディレクターでもマネージャーでも、マネジメント層でもメンバー層でも全員が同じ仕事をすると決めています。誰もが求職者との面談もしますし、クライアントとの打ち合わせにも参加します。全員が人材における真のプロフェッショナルといえる組織を作りたいと思っています。

戦略コンサルティングファームで憧れる企業ならマッキンゼー、金融で憧れる企業ならゴールドマン・サックスのように人材で憧れる企業といえばFLUX Agentと思われるくらいの組織にしていきたいですね。

最高のプレーで自己ベストを更新し続ける

――FLUX Agentの組織が他のエージェントと異なるポイントはどのようなことですか?

様々な人材紹介会社がありますが、FLUXはDX領域やメディア・マーケティング領域の事業も行っていることから、隣の席にマーケターやプロダクトマネージャー、エンジニアやビジネスコンサルタントなど、様々な専門家が座っているのが珍しいのではないかと思います。

FLUXは組織方針に「プロスポーツチームのような組織」があるのですが、プロフェッショナルな社員一人ひとりが本質的な価値提供に集中できる環境を創り続けることを大事にしています。そのため、FLUX Agentに所属するコンサルタントには専門家の力を借りながら自らの仕事に集中できる環境が整っているとも言えます。

だからこそコンサルタントに求められるのは最高のプレーをすることであり、自己ベストを更新し続けることなんですね。FLUX Agentの組織としての目標は「企業の課題を人の力で解決する日本一になる」ことです。人に対する困りごとがあって、僕らに依頼してもらったら必ず解決します。このような緊張感を持って日々取り組み続けているというのも特徴的だと思っています。

また、日本の人材紹介会社は2万社を超えるとも言われていて、生き残りのために特定の業界や職種などを専門としてポジションを築こうとしている会社も多いです。ただ人材紹介会社を利用する企業側から見ると、職種ごとに別々の人材紹介会社を使い分けるというのは思っている以上に困難であり、どの会社に依頼すればよいか困っている企業も少なくありません。

これは所属しているコンサルタントにも言えることで、将来のキャリアに困っている人も多いと思います。FLUX Agentではあえて業界や職種を絞っていません。そうすることで、企業の人におけるあらゆる課題を解決することが出来ますし、所属するコンサルタントのキャリアパスも広がっていくと考えています。

もちろん、その分専門性を持っている数多くの企業と戦うことになりますが、ど真ん中で勝負する企業が出てくることで業界の流れを変えられるのではないかと思っていますし、その中心にFLUX Agentがいたいと思っています。

――求職者の方からみてFLUX Agentを選ぶ理由やメリットはあるのでしょうか?

FLUX AgentではKPIを設定していないというのがポイントです。どういうことかというと、人材紹介では「求職者を〇〇人スカウトする」「求職者1人を〇〇社に推薦する」「求職者1人に対して面接を〇〇件設定する」といったKPIを設定しているケースが多いです。

そうすると数を稼ぐことが目的になってしまって自分に合っていないスカウトや求人票が大量に届いたり、なんとしても一次面接・二次面接を通過するための活動をしてしまったりします。とりあえず色んな企業を見てみたいという形には悪くないことでもあるのですが、そうでない方だと転職活動に疲弊してしまうことになるかもしれません。

結果を残すコンサルタントというのはスカウトする人数も少なく、推薦数も少なく、面接も少なかったりするんですよね。企業側の求人に対する課題を理解し、最も適した方にご案内しているからです。なのでFLUX Agentでは売上目標はありますが上記のようなKPIは設定していません。

ミスマッチが少ない、本当に自分に合った企業を紹介してもらいたい方はぜひFLUX Agentを選んでいただきたいです。

日本一の人材紹介サービスに必要な知見とテクノロジーによる標準化

――FLUX Agentが目指している姿や構想を教えてください

FLUX Agentは日本一の人材紹介サービスを目指していますが、日本一はあくまでスタートだと考えています。日本一の基準としては一人あたりの売上目標を定めており、詳細の金額は開示できませんが一定人数において、この平均売上目標を達成することを目指しています。

あくまでスタートだと申し上げたのは、この売上を達成した時、日本トップクラスの報酬を企業様からいただくことになります。ということは、その報酬に見合った価値を企業にお返しする必要があり、この基準を最低の基準として、価値を上げ続けていきたいと考えているからです。

結果的にこの基準を上げ続けることが人材業界への参入障壁を高めることにも繋がり、僕がFLUXで事業を立ち上げるキッカケの一つであるプロのコンサルタントしか存在しない、業界全体のレベルアップに繋がると考えています。

また基準を上げ続け、その基準を満たすコンサルタントだけのチームを作るためには属人化しているトッププレイヤーの動き方や考え方を標準化する必要があります。FLUXはSaaSプロダクトやAIプロダクトも提供していて、テクノロジーを活用した標準化が得意な会社です。人材業界のトッププレイヤーが続々と入社している状況であり、彼ら彼女らのノウハウを結集し、テクノロジーの力を掛け合わせて標準化するチャレンジを進めています。

AIを活用して劇的な改善を目指す場合もありますが、今のFLUX Agentで取り組んでいるアプローチは本当に優秀な人たちのベストケースをワークフローに落とし込み、簡略化・効率化できるところをAIをはじめとするテクノロジーで解決することです。全てを自動化することは出来ないかもしれませんが、プロのコンサルタントの生産性を20%アップすることができれば十分に大きな変化をもたらすことができます。

――最後に、FLUX Agentで働く魅力は何でしょうか。

先述の通りFLUX Agentには人材業界のトッププレイヤーが続々と入社しています。素晴らしい知見が集まっている中で、僕たちはこの知見を全員で共有する文化が根付いています。頻繁に勉強会を開催してお互いの技を見せ合ったり、ディスカッションをしたりしています。このような知見を間近で見れるのは大きな魅力だと思いますし、これらの知見をテクノロジーの力でレバレッジしていきます。

僕たち人材業界のオールスターチームと、テクノロジーを活用して様々な企業の課題を解決してきたチーム、業界でトップシェアを取るプロダクトを開発したチーム、スタートアップでトップクラスの成長率に寄与してきたセールスやマーケティングのチームなど、様々なチームと共創しながら、最高のパフォーマンスを出せる環境が整っています。

FLUX Agentは、従来の人材紹介の枠を超えて業界の未来を切り拓く挑戦をしていきます。人材紹介の常識にとらわれず、革新的な価値を創造したい方はぜひ僕たちと一緒にチャレンジしていきましょう。

おすすめの採用ポジションはこちら

FLUXの全ての採用情報はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?