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AIのスペシャリストと考える、テクノロジーによる日本企業の本質的な課題解決

FLUXは「日本経済に流れを」をミッションに掲げ、テクノロジーと専門人材の力で様々な領域のオペレーション効率を高めるサービスを複数提供しているスタートアップです。その中で企業の事業推進を伴走型で支援するサービスが「FLUX Insight」です。

FLUX InsightはBusiness・Technology・Recruitmentの3つの領域で支援を行っています。戦略設計のみならず、戦略実行にまで踏み込み、成果にコミットした支援を提供しているほか、効率的に支援を行うための自社プロダクト開発も行っています。

「テクノロジーを用いて、日本を代表するような企業の本質的な課題解決に取り組みたい方にとってやりがいのある環境」そう語るのは、創業メンバーとしてFLUXに参画し、取締役CTOを務める李 然です。

今回はFLUX InsightのTechnology領域でどのような支援を行っているのか、チームメンバーの特徴や、AIを含めたテクノロジーへの向き合い方、そして今後の展望について、FLUX InsightのTechnology領域をリードするDXソリューション本部 DX Technology部長の安にインタビュアーを任せ、李に語ってもらいました。

AI活用はあくまで手段のひとつ。企業の本質的な課題に対して、テクノロジーによる課題解決に携われることが特徴

安:今日はFLUX InsightのTechnology領域での取り組みについて詳しく話していきたいと思います。まずは李さんの経歴についてお話しいただけますか。

李:学生時代からAI分野に興味があり、東京工業大学では画像処理とAIを専攻していました。その後FLUXに創業メンバーとして参画し、CTOとしてビッグデータ処理の基盤構築やシステム開発などを行ってきました。

また、機械学習やデータ関連の国際トップ学会で登壇・発表経験のある10数名の博士集団を率いてAIチームも立ち上げました。AIチームではAI技術の基礎研究からサービス開発までを手がけています。

私は研究者としても活動していて、現在は東京大学松尾研究室にLLMリサーチメンバーとして所属しています。

安:AIのスペシャリストである李さんから見たFLUX InsightのTechnology領域において、サービスの特徴と李さんが大事にしていることを教えてください。

:FLUX InsightのTechnology領域では、これまで自社サービス開発で培ってきた技術・ノウハウをもとに、クライアントの課題を解決しています。FLUXはメディア向けのサービスからはじまり、マーケティング領域のサービス、HR領域のサービスと、AIをはじめとするテクノロジーを活用した様々なサービスの開発・提供を行い、知見を積み重ねてきました。

FLUXではAI技術の強みがあり、AIを用いたサービス提供もしていることから「AIスタートアップ」だという印象を持たれているクライアントも多いのですが、FLUX InsightではAIに限らず、クライアントの課題解決のために最適なソリューションを提供するということを大事にしています。

AIは様々な課題解決に活用できる素晴らしいテクノロジーではありますが、あらゆる課題解決ができるものではありません。そのため本質的な課題を特定して、解決のための道筋を明確にした上で最適なテクノロジーを選択して実行支援を行うことが重要だと考えています。

私たちが関わるプロジェクトというのは多種多様で、開発の受託プロジェクトもあれば、テック人材の提供、最先端技術を用いたPoC(実証実験)プロジェクトなど、本当に幅広いことが特徴です。

FLUX 李 然

安:現在進行中のプロジェクトの一例として、日本を代表する最大手SIerに対して生成AIを用いた業務プロセスの改善支援を行なっていますよね。

李:はい。このプロジェクトでは大規模な開発メンバーを擁する大手SIerの中で、各メンバーのスキルを標準化することで、会社として高品質な成果物を安定して納品しつづけることが求められていました。その中で特にスキルの差が出やすい要件定義フェーズにおいて、生成AIを活用することでスキルの標準化ができないか実証実験を進めています。

安:このようなプロジェクトにおいて、FLUXが評価をいただいているポイントはどういったところなのでしょうか。

李:繰り返しにはなりますが、AIはもちろん、テクノロジー活用自体もあくまで手段のひとつだと考えています。企業によってはAI活用を目的としているケースもありますが、私たちはクライアントの課題をヒアリングし、特定した上で、AIを用いる必要がなければ別の手段を提案することもあります。そうした課題解決に真摯に向き合う姿勢がクライアントからご評価いただいている点だと感じています。今回のプロジェクトは幅広い手段を検討した上で生成AIを活用することが適切であったため選択しています。

戦略立案から開発・リリースまで、自分自身が主体性を持って最後までやりきれる環境がある

安:DX Technology部の特徴として、多様なメンバーが揃っている点が挙げられます。例えばビッグデータを扱うデータサイエンティスト、ビジネススキルを持ったエンジニア、大手コンサルティングファーム出身のコンサルタント、大手IT企業でビジネスデベロップメントを行ってきたメンバーなど、戦略を描く人から実際の開発を担う人まで様々です。

FLUX Insightではクライアントの課題に合わせて、オーダーメイドのような形で最適なサービスを提案していますから、各プロジェクトごとにメンバーの動きが異なる点も特徴といえますよね。

李さんは、どのような方がDX Technology部に向いていると思われますか?

李:本当にプロジェクトが多種多様で、次から次へとやることが変わっていきます。そのため、常に新しい分野に挑戦し、主体的にスキルを磨き成長したい思いを持つ方にはぴったりだと思います。逆に職人的にひとつの分野を磨いていきたいという方は向いていないかもしれません。

DX Technology部の面白さは、クライアントの課題に対して最初から最後まで自分自身が主体性を持ってやり切れること。たとえば大手ITコンサルティングファームであれば戦略立案に留まってしまい、実装段階に携われなかったり、開発自体も外部に委託してコードの確認だけするなど、物足りなさを感じるケースは多くあると思います。

しかし、私たちは戦略立案はもとより、企画段階から設計、開発、テスト、リリースまでの全工程を担うので、すべてやりきりたいという方には面白い環境だと思います。

安:確かに、最初から最後まですべてのプロセスに関わることで、本質的な課題解決の主体者となって携われる点は魅力ですよね。

とはいえ、一定AIやテクノロジーに関する知見がないとできない領域だと思いますが、そのあたりはどのようにして得ているのでしょうか。

李:これまでお伝えしてきたように、あくまでも私達にとって、テクノロジーは解決手段のひとつであると考えています。しかし、逆に言えばテクノロジーを知らなければ最適な解決策を提案できないですよね。そのため、最先端のテクノロジーを理解するということは非常に大切にしています。

私が東大の松尾研究室やW3C(Web規格の策定を行っている国際機関)に所属している理由もそこでして、ビジネスを取り巻く技術トレンドの変化は激しいので、第一線の方々とのディスカッションへの参加や、最新テクノロジーのキャッチアップは積極的に行っています。

本質的な課題解決には泥臭いアクションが大事。日本経済を地道に良くしていく体験ができる

安:DX Technology部に向いている方はよく理解できました。その上で活躍できるのはどのような方でしょうか?

李:私たちのクライアントの多くは大企業ですが、大企業には社内政治や部署ごとの慣習など様々な制約があり、DX推進のためにはそうした制約を中から変えていくことが求められます

AIを用いたDXを掲げる事業者は多くあるものの、そうしたことは非常に泥臭いアクションが求められるため、なかなか本質的な課題解決にまで踏み込まず、局所的にAIを活用するといった状況に陥りがちです。

その結果、現場では「面倒なシステムが増えた」といった意識が生まれ、本来課題を解決するために導入したテクノロジーが邪魔なものになってしまうことも珍しくありません。

日本経済を良くしていく、日本企業のDXを真の意味で実現しようと思ったら、企業文化を変えていくところから踏み込み、所属する方々の仕事を加速させて、より新しいことができるようにし、新しい雇用が生まれるような状況をつくっていくべきだと考えています。

そうした本質的な課題解決に向けて、泥臭いことまで主体性を持ってやり抜ける方や、「テクノロジーを用いて、本質的な課題解決をやりたい」と思われている方にとっては、やりがいを感じて、十分にご活躍いただける環境なのかなと思います。

安:李さん個人としては今後どういったことに挑戦していきたいと考えていますか?

李:先ほど申し上げた通り、私はW3Cに正会員として参画しており、会員間でディスカッションをする機会があるのですが、そうした場に日本企業はほぼいません。また、最先端テクノロジーをつくっている会社というのも、日本には少ないのが現状です。

そうした中、AIは手段のひとつではあるものの、やはり私はAIが好きなので、AIの領域で日本を牽引できるよう、そして日本全体のAI活用を加速させていけるようなことに挑戦していきたいと考えています。

安:FLUXはスタートアップではありますが、先端テクノロジーの開発・利用において牽引できる存在でありたいですね。

最後に、FLUXに転職を考えている方へメッセージをお願いします

李:FLUXのミッションは「日本経済に流れを」ですが、日本を代表する大企業に対して本質的な課題解決ができる、理にかなった提案ができるというのはやりがいを感じられますし、日本経済を地道に良くしていくという体験ができる環境がここにはあると思っています。

また、DX Technology部はまだ新設の部署なので、クライアントへの価値提供もそうですが、事業開発にも携われるため、主体性を持った方なら様々なことに挑戦できる環境です。

本質的な課題解決には多くの泥臭いことを伴いますが、根本的な課題に目を向け、そこに主体的に関わり、クライアントに価値提供を行いたいと思っている方には楽しんでいただける環境です。ぜひ一緒に本質的な価値を提供していきましょう

安:DX Technology部は李を筆頭に、日本IBM出身で10年に渡り100件近くのAI・データ分析領域の案件を推進・統括したコンサルタント、リクルート・ファーストリテイリングでのキャリアを持ち、グローバルIT組織の強化に貢献してきたリーダー、H.Mマーケティングリサーチでマーケティング分析のエキスパートとして活躍してきたデータアナリストなど、ビジネス、テクノロジー、システム開発の各領域で多様なバックグラウンドを持つメンバーで構成されています。

このような異なる領域における視点や専門知識が融合し、幅広いプロジェクトに対して最適なサービスを提案できることが私たちの強みです。働いていて刺激が多く、面白いと感じていただける環境だと思っています。

担当したプロジェクトが大企業のIRに掲載されたり、株価に影響することがあったりと、社会にインパクトを与えているという実感を得られる機会がたくさんありますので、ぜひ一緒に日本経済を良くしていけるような本質的な課題解決に取り組んでいきましょう。

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