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私たちの長い日々を繋ぐもの

今日は金曜日で2週間に一度の受診の日です。
以前A医師とのお話をしました。
実はA医師とは「泣ける」事だけで繋がっているわけではありません。
今日は受診なので少々短い文になってしまいますし、こどもじみたお話のように聞こえるかもしれませんがお付き合いください。

山あり、谷ありの十数年

私が今の医師のA医師と出会ってからもう15年程経つでしょうか。
その間はとても平坦な道とは言えず、険しい道のりだったように感じます。

それはその間には2回本当に死にかけたこともありました。
母はその日の事を
「思い出すのもツラい」
と私に詳しくは教えてくれませんが、言動を見聞きすると、それらはオーバーに言っているのではない事は察することができます。

お世話になりたての頃はまだ大学4年生のまま時が止まっていた頃であり、そこから復学、卒業とA医師と一緒に駆け抜けてきました。
また、私は肺炎を何度も何度も繰り返し、A医師のお世話になってきました。

それは本当に些細なこと

もちろん、肺炎で入院する際は麻酔科で入院するのではなく呼吸器内科となります。
ですから、その間の主治医はA医師から他の医師へと託されます。

それまでの主治医は他科に入院している際は、毎日病棟に顔を出すことはありませんでした。
あくまでも痛みの治療の時のみで。

A医師と出会って驚いたのは、私が呼吸器内科で入院していようと消化器内科で入院していようと、必ず1~2回病室を訪れて顔を出してくれたことでした。
これには私のハートをグサッと射ぬかれました(笑)。

他科に入院すると、いつもと病棟も違い看護師さんももちろん医師も異なるため、いくら入院慣れしている私でも心細くなるものです。
そんなところに登場する知った顔なのでやはり安心しました。
他科に入院していても、必ず顔を見に来てくれるA医師がいるということに安心することができ、治療に集中することもできました。

しかも驚いたことに、A医師はほぼ毎日、というのは土日祝日もほんの一瞬でも病室に来てくれました。
他の患者さんにも同じようにしていると知っていても嬉しいものです。

いつもする「闘魂注入」とは?

私が最初にA医師に会った後の長期の入院の時も、他科で入院している時もA医師は私の手を軽く握ってくれました
それから外来で帰る時にも、A医師のとの握手が恒例となりました。
この歳になって主治医との握手に一喜一憂するのは自分でもこどもっぽいかなと思いますが、実際A医師との握手には闘魂が注入されている、特別な握手です。

私がA医師のこの行為にこれまで感動してしまったのは、これから書く「病気との戦い」シリーズを読んでいただければ理解してくださるかと思います。
「こんなに私の痛みに寄り添ってくれる医師は初めてかもしれない」
と感じました。

実際、A医師が病棟に呼び出されてしまい、手が離せないという時はもちろん握手ができないのですが、そういう時は泣いてスッキリできたものの、
「これからの2週間はがんばれるであろうか?」
と思ってしまいます。
A医師も私が待っていることを知っているため、なるべく私が帰る時間に合わせて外来に再び握手をしに降りてきてくれることもあります。
感謝です。

今日もしっかりこれまでの2週間の話をして泣き、これからの2週間のために握手をしてもらおうと思います!!

つたない記事ですが、サポートしていただくと俄然やる気が出ます!!🙂🎶 私の"やる気スイッチ"も入りますので、あなたの心に響いたらぜひよろしくお願いします。