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大きな災害があるたびに見せつけられるもの

日本の2024年は元旦から大きな災害に見舞われてしまいました。
被災者の方々には心からお悔やみを申し上げます。
また、救助や被災者のサポートにあたられている各方面の沢山の関係者の皆様には頭が下がる思いであります。
私自身は義援金などでのサポートしか出来ませんが、同様の思いをもたれている方々が大勢いらっしゃることと思います。

地球にとってはたまたまで、あえて日本の元旦を狙ったわけではない。
だけど、正月気分を味わうことが出来たのは16時間だけで、そこで人生が終わってしまう分岐点になった人が多数いたのは紛れもない事実。

その日からすでに1週間経ったけれど、テレビに映し出される映像にはあまり変化がなく、やるせなさを感じるばかりだ。

倒壊して一階部分のない家、裏山からの土砂崩れで埋まってしまった家、それらの場所から生存者の捜索救助活動、避難所の様子、各地から届けられる支援物資の山、容赦のない天候、などなど。

なぜ、災害は冬に起こることが多いのか?と思う。
災害が起こるたびに、被災者の方が寒さに震える姿を見せつけられる。
避難場所での寒そうな映像がとても多い。
自分なんかは、避難場所になんとかたどり着いても暖房のない体育館では災害関連死してしまいそうだ。

災害はいつか起こるものだから準備が大事だとよく言われる。
そしてそれが起こったときに、準備していたことをどれだけ活かすことが出来るかどうかが肝心になってくる。
それならば、寒冷地の避難場所とされる場所に暖房設備の用意が少ないのは準備不足といえないのかと思う。
こういうと、夏の準備はどうなんだと突っ込まれるでしょうね。
夏期には台風や大雨でも避難することあるからね。夏は熱中症が恐いけど。
ただ、冬の寒さはそれだけで命の危険度が高いと思うから、寒さ対策の方がより重要だと私は考えますが?

テレビでは、避難所での寒さを少しでも和らげる工夫のようなことをやっているが、それを見ているのは避難の現場ではなく安全な場所にいる人が大多数だろう。
地震発生時に、アナウンサーが大きな声で津波からの避難を呼びかけていたが、まさにその現地の人に果たして伝わって、また伝えられているのだろうか。など、あらためて考えさせられることが多い。

わかりきったことですが、
災害はいつどこでどんな形で私たちに襲いかかってくるかわかりません。
だからどんな災害にも対応できる準備などは不可能でしょう。

そうだとしても、過去の経験に鑑みていろいろと準備されていることが増えていることと思います。

昨日あたり放送されていた映像は、支援物資は沢山送られて来てはいるが人手が足りなくて配布できない、道路の寸断で孤立した被災地に物資を運べない、避難場所のいろいろなご苦労が殆どでした。

首都圏で予想される大震災が起こったら、これまでの災害とはけた違いの被災者、死傷者が出ることは避けられないといわれています。

それでも、失わなくてすむ命を少しでも多くするための準備はなにかを一生懸命考え続けることが、行政と国民どちらにも求められるのだと思います。
とりあえずは防災リュックの中身点検しとかなきゃ。

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