映画「クレッシェンド」を鑑賞
河原町のMOVIXで、映画「クレッシェンド」を観てきました
音楽には国境はない、それは真実かを問う内容
争いを乗り越える演奏がここにある、とフライヤーには謳われてますが…
イスラエルとパレスチナ、憎み合うそれぞれの国から選ばれた若い演奏家たち
最初はいがみ合いながらも、ドイツ人指揮者のスポルクはなんとかお互いが心を通い合わせることはできないかと腐心します
しだいに政治思想や宗教を乗り越えて、リスペクトしあうまでに成長した団員たち
そして当日はテレビ取材なども入ることになり、世間の期待も盛り上がります
コンサートも大成功、両国の友好の懸け橋にも、などというハッピーエンドには至らず…
演奏会の前日に二人(イスラエル人とパレスチナ人)のカップルが犯した行動がとんでもない結末を招きます
重たい映画でした
エンドロールが終わって会場の照明がONになっても、退場する観客の足取りは軽やかではない気がしました
私自身の感想も、まだまとまりません
ただ、様々な世界情勢がある中で、この日本の能天気ともいえる平和さを再確認することはできました
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画像:世界的指揮者のドイツ人スポルクと、コンサートミストレスのレイラ(パレスチナ)、自分こそがコンマスだと自負していたロン(イスラエル)
バイオリンの技量はロンの方が上、この時点ですでに対立が生じてます
コンマスの選出は指揮者のスポルクが意図して行ったもの
ダニエル・バレンボイムが米文学者のエドワード・サイードとともに1999年に設立し、対立するイスラエルとアラブ諸国から集まった若者たちで結成された実在のオーケストラ「ウェスト=イースタン・ディバン管弦楽団」をモデルにしているようです
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