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接客のこと

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#サービスの真意

家族経営は強い

家族経営は強い

先日、大阪のイタリアンに行きました。そこは、ご家族で経営されていらっしゃるようです。ご主人が厨房を、マダムがホールをという典型的なご夫婦でのオペレーションに加えて、ご子息が二人いらっしゃるのでしょうか、一人が厨房のご主人を手伝いもう一人がホールを手伝うという形でした。

そして、このホールのご子息がワインに対しての思い入れがかなりのものらしいのです。(私が訪店したのは、ランチタイムということもあり

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サービス雑感

サービス雑感

サービスといっても、飲食店での給仕に纏わる接客サービスのことです。
サービスといえばかつては「奉仕」と直訳されていて、かつてはどころか未だにサービス料のことも「奉仕料」などと記載されていることがあるようです。(特に和の料理店において多いですね… ) 

その語弊からか、サービスは「ただ」との認識があるようですし、サービスを提供する側にもそのサービス技術は無料との誤認があるようです。
ここに未だに(

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サービス雑感 その2

サービス雑感 その2

昨日に引き続き、今日は調理の方のサービスに対する理解について書いてみたいと思います。
私の数少ない経験から、それもすべての方をまるで十把一絡げに論ずるのは大変失礼だとは思いますが、あくまでも例外があることを承知の上での私見です。

先のnoteに、個人の飲食店がオープンする場合、そのオーナーは調理出身者であることが多いと書きました。
これは、実際に皆さんご存知だと思います。
サービス出身者が自分の

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プロの接客

プロの接客

先日、久しぶりにプロの接客に出会えました。
大阪は某所にあるフレンチ、グルメサイトでもレビュー数が多いレストランです。

プロというのは、たんにその仕事を職業としているから、あるいは生業としているからだけでプロとなりえるのではなく、その仕事で必要な技術を充分に身に付けたうえで、それを自身の思い通りに駆使できることをいうのではないかと思うのです。
そこに勤めているだけでは、文字通りただの勤め人です。

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