博士二年を振り返る

ちょっと早いけど研究計画の区切りがついたので一度備忘録として残します。

(D1)3月〜(D2)4月

某ロナの影響で被験者実験の被験者を集めるのに非常に苦労しました。リハビリテーションの研究故に対象者のスペック等も限られてしまうので…。

幸いふわふわのくまさんの作者さんである原田みどり先生からも実験の宣伝をご協力頂き、沢山の方に協力頂きました。ありがたい…。

実験機器の消毒、実験中のソーシャルディスタンスの確保等の感染対策はVRを使った実験環境だからこそ出来たと思います。

この時の経験を基に在宅でのリハビリテーションシステムとして使えないかアイデアを練ってました。たまたま研究科で研究のスタートアップ支援の募集がかかってたので出しました。

5月〜7月

前述の実験システムと実験結果があまり評価されなくて大変凹んだ時期です。

どうやらゲーム性を追及しすぎて私の研究したかった心理的指標に影響を与えているのでないかという指摘が…。

幸いこのシステムは共同研究先の医療従事者の方々からは高評価だったため、今は「あの時作ってよかったな〜〜〜」になるのですが、当時は「またシステム一から作り直しか〜〜〜さげぽよ〜〜〜」という気持ちでいっぱいでした。

この頃留学の奨学金の結果が出て、幸い採用されたのですが某ロナの猛威により延期を重ねた結果最終的に中止にすることにしました。

悲しいけれども向こうの先生からは「博士号取ったらいつでも来ていいよ!」という有り難いメールを頂いたので将来の進路に組み込んでおきたいなぁという気持ちです。

8月〜10月

留学も行けなさそうで実験システムもどうするんだ〜という険しい期間でした。

が、年度始めに応募していた研究スタートアップ支援にアイデアを練り練りしていた在宅リハビリテーションシステムのプロジェクトが採択されてちょっとだけモチベーションがアップしました。

あとこの時期遠くの大学に栄転された元弊助教に実験システムについて相談し、親身に相談に応じて頂いた結果大幅な改良を加えることになりました。

この時、昔よく遊んでいたArduinoの知識を活かすことが出来、「お、これはまあまあ良い感じのデータが取れるんじゃない??」と思える様な実験系を組むことができました。

11月〜1月(今)

「実験系を組むのに時間がかかりすぎ!」

「去年の実験結果を論文投稿しろという圧!」

「そもそも被験者実験できるか分からなくて辛い!」

「就活!!」

という様々な要因が重なって最悪でした。最悪を更新しすぎている。

就活(面接日が決まっているので)→D1の成果の論文投稿→被験者実験みたいな順番で命を削ったらなんとかなったみたいです。

論文も先日採択されました。中々IFが高いところなのでビビってます。とりあえずこれで卒業要件は満たせたっぽいので後は博士論文を書くだけ…のはず…。

内定を貰えたのは一番大きく、「あ、マジで頑張って卒業しないと将来やばいな」という気持ちにさせてくれました。

この実験の論文を投稿して来年度の臨床実験の準備をしないといけないのでまだなんともなっていませんが…。


最後に

本年度は先が見えないことが多く、被験者実験も不定期での開催となってしまいましたがこの様な状況の中協力して頂いた方々には本当に感謝申し上げます。

突然DMでお誘いしたにも関わらず快諾してくれた方々、宣伝を見て連絡をくださった方々、ご友人も誘ってくれた方々には頭があがりません…。

来年度からは臨床実験が中心となりますが引き続き努力したいと思います。


おまけ

(現実逃避のために)色々な趣味に手を出しました

フィギュア作ったり競プロやったりバ美肉を目指したりしています。全部楽しいです。助けてください。


おわり

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