ACIDMAN 駒沢大学 学園祭ライブ

たまたまお誘いいただきまして、見に行ってきました。

学園祭ライブ自体あまり参加したことがないので、どんなもんかな〜と思いながらキャンパスに入ったところ、既に夕方の時間帯だったため、売店とかほとんど終わってまして…。

ポップコーンが1袋200円のところ、2袋で100円という破格でたたき売りされていたのを買ったりしました。笑

残すイベントはACIDMANと片付けのみ!そんな感じでした。

念のため紹介ですが、ACIDMANは大木伸夫 (Vo&G)、 佐藤雅俊 (b)、 浦山一悟 (dr)から成るスリーピースバンド。1997年に結成されてから現在も衰えることなく、日本のロック界で活動を続けています。

さてさて、会場の記念講堂は若干小さめにした中野サンプラザ、もしくは渋谷公会堂のようなしっかりとしたホールでした。

舞台端にスピーカーがんがん積んであったし、照明器具も普通のホールライブ並みに置かれていたし、座席も列ごとに段差があり、見やすい構造になっていました。

この場所、昭和女子大学人見記念講堂のように普段からアーティストが使えるようにしてくれたらいいのに…。使えたら助かるアーティストいっぱいいるんじゃなかろうか…。キャパ1000人の座席あり会場は貴重だよな…。

そんなことを考えているうちに開演。

暗転し、SE「最後の国」が始まると、お決まりのタイミングで手拍子が大きく響きました。

会場、ファンばっか!
学生いるのか?

学生いるのか?というのは正確に言うと「ACIDMAN知らないけど駒沢大学に来るなら見てみようかな〜」という学生層がいるのか?ということ。

ただ外部から大人がやってくるだけだと企画として勿体ないなぁと思ってしまうのだけど、学園祭ライブはそもそもどういう主旨で開催されるのだろうか?チケット売れりゃそれでOKなのか?詳細を知らないので単純に疑問に思っただけなのですが、それほどに通常のライブのようでした。

メンバーが登場すると、「何を手に入れた?」と繰り返し歌われる「リピート」からスタート。

15年前、ACIDMANがデビューしたての頃、駒沢大学の学園祭で同じようにライブをしたそうですが、あの頃から今日までに「何を手に入れた」のか?
お客さんに投げかけ、また自身にも問うているかのようでした。

そんな彼らが楽曲を通して伝えるメッセージは一貫しているといいます。

大木「いつか終わってしまうことを歌います」

生きるとか、死ぬとか、そういった命にまつわる普遍的なことを伝え続けている。
その軸がブレないからこそ、支持され続けているバンドなのだと思いました。

ちなみに「15年前の駒沢大学でのライブにもいた人いますか?」と大木さんに聞かれて数名のお客さんの手が挙がっていました。猛者でしかない…!

また、佐藤さんが駒沢大学の卒業生であることも、もちろんトピックとしてあがっていました。食堂かどこかのミートソーススパゲティが美味しかったのになくなってしまった〜みたいなほんわか(?)エピソードが披露されていました。

15年前の当時も演奏したであろう「赤橙」や、ライブ定番曲「ある証明」など、ACIDMANの世界観を存分に味わえる内容でライブは本編を終えました。

大木さんのMCによると本編にレア曲を1つ入れたとのことでしたが、終わったあとTwitterで様子を見てみたらお客さんもイマイチどれがレア枠か分かっていないようで意見が分かれていたのはちょっと面白かったです。

アンコールはいつも「Your Song」を披露するそうですが、この日はその前に「飛光」も演奏するという特別感がありました。ラッキー!

流行りに左右されず、一貫したスタイルで彼らならではのギターロックを発信し続けるACIDMAN。彼らが輝き続けるところを今後も見続けていたいという願いが強まったステージでした。

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