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『どぅゆぅすぴ~くいんぐりっしゅ?』『いぇす!』

こんにちは。でじぐまです。
ふだんの生活の中で、のんびりきままに、英語の練習(と使うこと)を楽しんでいる大人です。

何年か前ですが、新宿の西口あたりを歩いていたときの出来事です。私は、横断報道で信号が青になるのを待っていました。

女の人が一人、スッと私に近づいてきて、声をかけてきました。

"Do you speak English?"

私は、この質問をされたとき、笑顔で "Yes." と答えることにしています。

と、言っても、私は帰国子女ではないし、留学の経験もないので、けっして流暢に話せるわけではありません。ただ、ある程度のコミュニケーションはとれるわけだし、"Yes" と答えても良いのかなぁ、と。

とにかく、話してみないと、私の英語が相手の期待にこたえられるかどうかもわかりませんし。

このときも、迷わず "Yes." と答えました。

その女性は、中国からの旅行ツアーのガイドさんでした。彼女の英語のイントネーションからして、彼女自身も中国の人ではないかなぁと思います。

彼女のiPhoneが壊れてしまって、とても困っているというコトでした。「ツアーに必要な情報がすべてiPhoneに入っているので、これでは仕事ができない。」と。

宿泊中のホテルの人に、アップルストアの場所を教えてもらったけれど、向かっている途中で迷ってしまったらしいのです。

まだ、新宿西口と東口を直接つなぐ通路がなかった頃です。私たちがいる新宿駅の西側から、アップルストアのある東側に抜けるだけでも、ちょっと面倒です。私は途中まで一緒に行くことにしました。

彼女はすごい喜んでくれて、一緒に歩きながら、いろいろおしゃべりしました。彼女は明るくよく話す人で、別れるまでの10分(くらいでしょうか?) は、短いけれど楽しい時間になりました。

彼女が話していた中で、今でも印象に残っているコトが2つあります。

1つめ。私に話しかける前に、彼女は何人かの人に声をかけていたのですが、誰も相手にしてくれなかったと言っていました。

私はちょっと心が痛みながらも、新宿のこの辺りでは仕方がないかなぁとも思いました。なにしろ怪しい勧誘が多いので、路上で人に話しかけられても、立ちどまる人は(たぶん)少ないでしょうから。

英語の面では、私よりずっと英語が話せる人がたくさん歩いているはずの場所ですが、平日の昼間でしたし、忙しくて足をとめる時間のない人が多かったのではないかなぁとも思いました。

私の”のんびり”と”英語”が役に立てたようなので、嬉しかったです。

2つめは、iPhoneが壊れたコトを "disaster!" と、彼女が繰り返し言っていたコトです。このとき初めて、個人的な災難にもdisasterが使えることを、私は知りました。自然災害や規模の大きなトラブルにしか使わない言葉だと思っていたのです。

こうして実際の会話として触れると、新しい単語の意味や使い方をすぐに覚えられるし、今まで自分が間違えて使っていた表現などにも気づくことができるので嬉しいです。なにより楽しいですし。

やっぱり生の会話に勝るものはないですね!
これからも "Do you speak English?" "Yes!" です。

今回は、このへんで。
最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。




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