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時間操作系ストーリーが涙腺特攻すぎる

※この記事には以下のゲームの大きなネタバレを含みます。閲覧の際はご注意下さい。
ポケモンSV/ドラクエ11S/ドラクエ5/スカーレットネクサス/ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム/メグとばけもの

 
 いろいろなゲームを遊んできて、ふと思ったのはわりと時間操作系のストーリーって多いなということ。時間操作系とは、過去に戻ったり未来に行ったりと時空を移動したり、それによって複数の世界線が生じたりするものを今回は指しているとします。ちょっと一部例を上げてみましょう。おまけで私の情緒がどれだけ乱されたかを情緒ポイントとして5段階評価してみました。

◯ポケットモンスタースカーレット、バイオレット

情緒ポイント 2/5
そもそもテーマが未来と古代なんですが、感動ポイントはそこではなくて、DLC終盤、すでに故人となったはずの博士が、テラパゴスの能力により過去からやってくることで主人公と初対面する。本編ストーリー上でも博士は登場するが、実はAIが代わりに対応していたので本当に生きている本人を目の前にしたときは思わず「おぉ……」と声が出てしまった。できることなら寂しい思いをしてるペパーのことを直接伝えたかった…。

◯ドラゴンクエスト11S(まだプレイ中)

情緒ポイント 5/5
・過去に行ってすでに亡くなった祖父に現状を相談、未来に繋がるように手紙とアイテムを遺してもらった。「わしはお前のじいじで幸せじゃった…」に大号泣する。
・魔王を倒し多くの犠牲はありつつも世界は平和になった。その後、時を巻き戻すことで犠牲となった仲間を生き返らせられる可能性が浮上。しかし、そのためには勇者が1人で世界ごと巻き戻る=魔王をまだ倒していない時点に戻る必要があった。誰も失わない未来を目指して、これまで一緒に戦ってきた仲間がいる世界線に永遠の別れを告げることになる。

ここまでの旅は無かったことになってしまうのか

戻った先にも同じ顔で同じ魂を持つ仲間たちがいることは事実だけど、これまで歩んだ道のりでそれぞれが苦しみながら成長してきた彼らは、果たして同一人物と言えるのだろうか。そんな思い入れのある仲間にもう会えないというつらさが涙腺にダイレクトアタック。

◯ドラゴンクエスト5

情緒ポイント 5/5
とあるアイテムを手に入れるために、自分がまだ父親と平和に暮らしていた子供時代(ゲーム開始時)に戻る。これから死ぬ運命にある父親に会うのがつらい。行かないで。

◯スカーレットネクサス

情緒ポイント 4/5
・物語冒頭、ユイト(男主人公)は初対面であるはずのカサネ(女主人公)が子供の頃に助けてくれた人に似ていると気づく。実は終盤で主人公たちが過去に戻り、子供のユイトを助けるシーンがある。今はもう亡くなっている母親との会話シーンもある。

主人公の記憶にあったカサネの姿

・思わぬハプニングで未来に飛ばされたカサネは、終わりを迎えようとしている世界で、その元凶となってしまった成長したユイトに出会う。そこでユイト本人から戻ったら自分を殺して欲しいと依頼される………らしい。(カサネ編は未プレイなのでユイト編からの断片的な情報)
・恋人を失ったラスボスが、最後に自分を犠牲にして過去に戻り、恋人が死なない未来に変える。しかし、恋人にとってラスボスの存在自体が無かったこととなってしまう。大切な人の死の運命を変えた代わりに自分が犠牲になってしまうパターン。贖罪を果たしたような美しく切ない終わりではあったものの、このシーンの直前に恋人の死を受け入れたような描写があったため「いや、受け入れられんかったんかい!」とちょっともやっとはした。

◯ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム

情緒ポイント 5/5
物語冒頭、魔王ガノンドロフの復活によりマスターソードは破壊され、ゼルダ姫は遥か昔のハイラル王国にタイムスリップしてしまう。マスターソードを修復し、未来に生きる勇者リンクの力になるために、禁断の術で龍となり、永久の時を生きることでリンクと合流することとなった。事故で過去にいってしまった場合、どうにかして戻ることを考えるのが一般的なところを、生き続けることで現代に戻るというド派手な発想に度肝を抜かれたし、ゼルダ姫の覚悟を感じた。ゼルダ姫が龍になったという事実をジワジワとプレイヤーに示し、「えっ……まさか……ゼルダ、龍になってしまったの…?」と信じたくない可能性を突きつけられた時の衝撃は忘れられない。

序盤と終盤で見方がガラリと変わってしまう白龍

◯メグとばけもの

情緒ポイント 5/5
デブリを食べ続け爆発寸前のばけもの、ロイが少女メグやこれまで暮らしてきた場所を守るために1人ロケットに乗って宇宙で爆死してしまう。幼く何もわからなかったメグは、大きくなってからロイがその決断をした経緯や1人で怯えながら死んでいったことを知る。その時奇跡が起き、過去のまだ子供でロイと一緒にいた頃の自分と出会う。そこでロイが1人で死ぬことにならないように幼い自分にアドバイスをする。ロイが死んで、なんて悲しいストーリーなんだと絶望してからの救済措置。結果的にはどちらの最後も切なくはあるけど、綺麗に終わっててスッキリすることができた。

このタイトル画面の赤い星は
物語中盤でロイが爆発した後燃え続けている星と判明
一気にしんどいタイトル画面へと変貌した



 過去に行ってもう会えない人にあったり、運命を変えたり、未来に行って最悪の結果を目の当たりにしたりといずれにしても心にズシッと衝撃が来るような気持ちでした。「あー、だからこれはこうだったのか」と伏線をスッキリと理解したり、「こんな運命私が変えてやる!」と気合が入ったりすることもありました。いずれにしてもこういう展開は非常に私の心を強く揺さぶってくることが多く、私ってこういう展開に弱いんだなぁとやっと理解できたところです。

 今後も情緒ガックガクに揺さぶられる作品にまだまだたくさん出会うと思います。その時はまたここに吐き出しに来ますのでぜひ共感してもらえたらと思います。

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