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第11回 スクショで振り返ろう【EASTWARD】

 今回は少し前にレビューを投稿したEASTWARDをスクショを見ながら振り返ります。レビューにも書きましたが、このゲームは『ドット絵は小さいキャンバスでいろんなものをデフォルメに表現するもの』という私の固定概念を覆した作品です。(そういう考え自体もう古いのかもしれないけど)さまざまなところで思わず「うわぁ〜〜!」と声を上げてしまうくらい美しく壮大な光景があり、スクショもたくさん撮ってしまいました。デフォルメ化されたドット絵でシリアスシーンを描くのは難しそうではありますが、本作のストーリーにある陰鬱さ、不気味さ、禍々しさといった暗いシーンでもグラフィックの表現力が発揮されていて本当に終始圧倒されていました。そんな魅力的な画面を少しでも見て、知ってもらえたらと思います。

※ゲーム本編のネタバレがたくさんありますので苦手な方は閲覧をお控えください。


 まず、ゲームを起動すると毎回流れるアニメOP。こちらもクオリティすご!とびっくりしました。映像中にはこれから訪れるところ、出会う人が描かれているので、初見では一体何が何やらわからないのですが、ゲームを進めるたびにだんだんどのシーンなのか誰なのかがわかってきて何度も見返すことがありました。ドット絵で描かれていたキャラクターたちのビジュアルがしっかり見られるのもよかったです。

ゲーム開始地点は地下
ゴツゴツした岩、廃バスの錆びつき具合など
細かいところまで描写されていることに感動した
セーブポイントが喋る冷蔵庫なのも面白い
お店に所狭しと商品が置かれているところも
3Dグラフィックよりドットの方が可愛く見えるのは
どうしてなんだろう
リアルに描かれたフライパンもなんだか好き
光の当たっているところと当たっていないところの
描き分け方が明暗の2択じゃなくてちゃんと
当たり具合で明るさが微妙に違うのも良い
こういう難しすぎないくらいのギミックがたくさんあるので
ダンジョン探索もやりごたえ抜群
ほのぼのゲームだと思って始めた私を
びびらせた初ボス戦
こんな怖いやついると思わなかった!!
あと画面のチカつきすごかった
一時的にギミックの関係で離れていた2人が
再会したところ
愛だね
むちゃくちゃムカつく町長の家に
電車を突っ込ませた
さいっこーに気持ちいい↑↑
暗い地下から初めて地上に出た時
一気に視界が開けて明るくなったのですごく感動した
豚のような虫のような奇妙な生き物が右下に…
夜の湖畔
月明かりや蛍が綺麗
ここ『人間工場』っていうんですよ
不穏すぎん?
地上に出て初めての集落
優しい人々と穏やかな時間
それがタタリに飲まれて無くなるシーン
思わず呆然としてしまった
うぅ…
次の街はなんだか日本リスペクトが満載
このごちゃごちゃした感じ良いよね
赤い靴をもらってはしゃぐ珊
この靴は『最後』まで履いている
珊が大当たりしたものの
このお金は懐には入ってこなかった
残念
カジノの2階
部屋に入って一体ナニするんでしょうねぇ
センシティブ!
戦争ごっこ(だったかな?)してる珊
かわいい
風圧で顔がすごいことになってる
先述した無くなった集落にいた女性(故人)が
夢の中で語りかけてくる
主人公のジョンは寡黙で何も喋らないが
ずっと頭であの集落のことを考えていたのかもしれない
不穏〜〜〜〜〜〜〜
恐れていた不穏シーン
お世話になっていたお姫様が瀕死状態に
ここから物語はどんどん沈んでいく
この犬はゲーム序盤で出てくる『ジョン』
主人公とたまたま名前が同じだったけど
主人公の状態を表すのに使われててクスッとしてしまった
辿り着いた場所はあまりにも爽やかだった
日差しの強い夏の光景は
綺麗を通り越して不安を感じる
道中で訪れることができるこの場所は
おそらくゲームの開発現場を模したところ
右上の開発スタッフはゾンビのようになっているが
皮肉なのだろうか
最後の場所ではムジュラのように時間を行き来する
かつて栄えていた時と廃墟となった時を
両方知るとノスタルジックに浸ってしまう
中ボスみたいなやつ
難しかったー!
どんどん仲間を失っていく展開が
ちょっと辛かった
このあと珊もジョンの元から去ってしまう
これまでずっと表情が見えなかったジョンが
珊を追いかける決意に満ちた表情を見せたシーン
ジョンにとって珊がどれだけ大切なのか
わかった気がした
いけいけーーー!
クローン生産工場
闇が深い
このゲームは本当にいろんなゲーム性が混在してて
慣れるのは大変だけど面白い
よくある展開だけど
こういうシーンはやっぱり涙腺にくる
シリアスシーンから急に
いつものおてんばお姫様の顔が見えて
ちょっと微笑ましかったシーン
ちなみにここにいる珊は思念体みたいなもの
ラスボスが実質珊
いやもうやめてよぉ
この卵焼きが焼けそうなフライパンで
やっていくぞ!
難しいし心が痛い
珊とのお別れ
ぜったいだよ
最後に出会った女の子は珊と名乗り
あの赤い靴を履いていた

 わぁぁ…記事作ってたらちょっと思い出し感動してしまった。ストーリーは本当に複雑で100%理解できる人はなかなかいないんじゃないかなってくらい。それでもつらくなったり感動したりするポイントが本当にたくさんあって、その数だけどんどん深みが増していったし、自分もハマっていった感覚でした。画面の綺麗さで興味を持ってプレイしてみたけど、それ以外でも期待以上にのめり込める作品でした。またこういう小ボリュームで濃密な体験をしてみたいです。


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