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私と『ドラゴンクエストシリーズ』

シリーズ語り第二弾。本日は『ドラゴンクエストシリーズ』です。プレイ本数は少ないのに本文はすごく長い…。過去のシリーズ語りはマガジンから読むことができます。まだ少ないですけどね!

ドラクエといえば日本が誇るRPGの代表格!………のはずなのですが、実はあまりしたことがありません。完クリしたのは恐らく2作品のみ。なのでそこまで浸れる思い出もあるかどうかというところなのですが、この2作品はシリーズ内でも人気作品で、これらだけでも十分ドラクエの面白さを理解することができました。できる限りは過去作を含めて履修したいシリーズではあります。

●ドラクエを知ることになったきっかけ

小学生の頃、遠足のバス移動中に隣の席に座っていた幼馴染がゲームボーイでドラクエをしていました。その時はただ横で見ていただけだったのですが、仲間にあれこれ指示を出したり、旅の扉で色んなところにいったり、後ろに仲間を連れて歩いてる様子がとても新鮮で、今思えばあれが私にとって始めて見たRPGだったと思います。そしてその後の誕生日、親にドラゴンクエストのソフトをねだることとなりました。

●あれ?これなんか違う…!!

「誕生日はドラクエ買ってほしい!」
「じゃぁ(売り場から)もっておいで。」
そう言われてさっそく売り場に行った私、しかしここで致命的な事に気づきます。幼馴染がプレイしていたドラクエが何だったのかわからないのです。
☑ゲームボーイカラーのソフト
☑ドラゴンクエスト
の2つの条件から、当時発売して間もなかった『ドラゴンクエストlll そして伝説へ…』を選びました。そして意気揚々と家でプレイして気づきました。

「これ…仲間がモンスターじゃない!!」

そう、私の幼馴染がプレイしていたのは…『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』だったのです……(笑)スピンオフ作品があるなんて小学生の私にはわかるはずもありませんでした。

●初めてのドラクエ

いろいろありましたが、新しいゲームを買ってもらったことに変わりはありません。それはそれでしっかりと楽しんでプレイしました。(ちなみにモンスターズは現在に至るまで未プレイのまま)

ドラクエ3のいいところはキャラ設定の自由度の高さだと思います。主人公の名前を自由につけることができ、最初に心理テストのようなものでステータスを振り、ルイーダの酒場で自由に仲間を決め、さらに仲間の名前も付けることができる。当時の私はすでにゼルダの魅力にハマっていたので『勇者=リンク』という単純な方程式ができあがっており、今回の主人公もリンクでいくことにしました。仲間の名前もその頃読んでいた漫画のキャラクターの名前にしていたような気がします。

新しく訪れた町でタンスをあけまくったり、カンダタが倒せなくてレベル上げを頑張ったり、ちいさなメダルを集めたり、すごろくを楽しんだり、ぱふぱふにドキドキしたり、オーブを集めたり、船で旅したりと、そこにはまさに知らない世界を冒険する楽しさが凝縮されていました。しかし残念なことに小学生の私は本作のエンディングを見ることができませんでした。詰んだんです。

3にはストーリーの途中で『かわきのつぼ』というアイテムを使用する場面があります。これを海の上の特定の位置に置くことで海を干上がらせ、次の目的地へ行くことができる、という進行です。これを置く位置がわからなかった……!!ネットに攻略サイトはまだ少なく、検索すること自体思いつかなかったし、攻略本にはざっくりした位置しか書かれてなかったので、斯くして私のドラクエ3プレイはここで一度封印されることとなります。

●大学生、ドラクエ3にリベンジする

時は進み、私も大学生になりました。大学は実家とは遠く離れた土地で、親の目がないのを良いことにゲーム三昧の日々を送っていました。帰省のタイミングでゲームボーイを発掘し、かわきのつぼ事件を思い出した私は、また1からドラクエ3を進めました。ゲームにもだいぶ慣れていたので、効率も考えたり、ネットもすっかり普及していたので詰んでは確認、詰んでは確認を繰り返し、約10年越しにクリアすることができました。子供の頃にできなかったことができるようになるのって、例えそれがゲームでもやはり嬉しいものです。そしてドラクエ3の大ボリュームな冒険の末のクリアはRPGをやり切ることの気持ちよさを私に教えてくれました。

●ドラクエ4に手を出したものの…

3の達成感が忘れられず、同級生の友人から4を借りてさらに遊ぼうとしました。しかし、ここで私は3がドラクエの中でも少し特殊だったことを思い知らされます。前述した3の『キャラ設定の自由度の高さ』は私が本作を楽しむことができた大きな要因の1つでした。ところが他の作品のドラクエ(全てかは知らないのですが)は主人公以外にすでに名前と個性がしっかりありました。4を遊んだときの第一印象はそこが大きく、今考えれば、3はキャラクター本人のストーリーは少し薄めだったんだなぁと思いました。それが原因だったのか、友人のソフトだったからなのかは覚えていないのですが、4はクリアすることなく途中で手放してしまいました。バカタレ〜〜!

●ドラクエ5に衝撃を受ける(いろんな意味で)

さらに時は進み、私も社会人になりました。ある日同僚に「今度ドラクエ5の映画するらしいよ!」と声をかけられました。しかし5未プレイの私にはその報告はさほど心に響かないことを伝えると、同僚は「もったいない!」とわざわざソフトを貸してくれて、一緒に映画を観に行こうと誘ってくれました。せっかくの厚意を無下にはできません。ドラクエに再チャレンジです。

3と5はまさに真逆と言っていいほどのシステムの違いがありました。先程から言っているように、3はキャラ設定がプレイヤーに一任されているため、あまり個性や背景を感じることはありません。(主人公にはそれなりの設定はありましたが)対して5はキャラ設定が濃い。濃いすぎる。悪い意味ではなくて、すごくしっかりしているという印象です。そもそも3はゾーマを倒すまでのお話なので、ゲーム内ではおそらく年単位で時間は進んでいません。ところが5は主人公の人生を追体験するため、数年の時間をゲーム内で過ごすことになります。そうなると愛着がすごく湧くし、没入感も大きい。特に5の主人公は悲惨な人生を歩むので「絶対家族みんな幸せにしてあげるからね…!!」と強い意志のもとプレイしていました。

父親を殺されたり、よりどりみどりの花嫁選び(自分は強気な女の子が好きなのでビアンカにしました!)、やがて子供ができ、でも石化して数年を過ごし、子供と一緒に妻や母親を助けに行く。こんなに壮大なストーリーになるとは思いませんでした。さらに『ドラクエの主人公=勇者』とは違う設定にも驚かされましたし、本当に5をプレイしておいて良かったなと思います。ドラクエのストーリーってすごい!という認識ができた瞬間でした。

余談ですが、プレイするきっかけになった映画『ドラゴンクエスト ユアストーリー』は知っている方ならお察しの出来で、ゲーム本編への愛が深ければ深いほど鑑賞後にモヤモヤする作品となっています。監督はゲーム未プレイらしいです。そんな人が作るなよ……。気になる方は面白半分で観てみるといいです。後悔します。

●いきなり飛んでドラクエ11へ

その後も他のゲームをプレイしてばかりでドラクエには手を付けることはありませんでした。コアなファンかと言われると絶対違うのでそんなものかもしれません。

そんな中、好きな実況者さんがドラクエ11の実況を始めました。特に自分でプレイする予定も無かったのでさっそく見てみることにしました。その方はシリーズを初投稿する時に毎回オープニングをフルで流す傾向があるのですが、そのオープニングが曲はすごいし、個性的なキャラもたくさん出るし、グラフィックがものすごくきれいだし、シリアスとギャグの両方もあるしで、とにかくすっっっっごく良かったんです!それを見て「よし、自分でしたい!!!」と思い、オープニングだけを見た状態で実況動画の視聴を止めました。その後、ちょうどドラクエ35周年がやってきて、Switchのドラクエ11Sが特価になったので、購入して現在Switch内で積まれている状態です。

職場の上司も本作をプレイしているのですが「100時間はしたけど終わらない…」とボヤいていたので、これは気合い入れて手を付けないとダメだなと足踏みし続けています(笑)いつやるのやら…。

●まとめ

RPGと言えばFF派か、ドラクエ派かと言われるくらい有名なドラクエ。私はもちろん今はドラクエ派なのですが、このようにドラクエ歴はまだまだ浅いです。そのうち他のナンバリングタイトルもしたいですし、20年越しにモンスターズをやるのも面白そうですが、積みゲーがありすぎて以下同文。

ドラクエ3のHD-2Dリメイクや、ドラクエ12も発表されていてそちらもとても気になるのですが、ドラクエシリーズに関しては次の目標は『11をプレイする!』でしょう。11は30周年記念作品であり、そんなに大きな看板を背負っているにも関わらずマイナス評価もあまり聞かないほどの超大作と聞きます。さらに、3を含めたロト3部作ともなにやら関係があるようで、それを聞いたときは3だけでもやっといて良かったと少し嬉しかったです。プレイするのが楽しみです!

追記)文章内に誤った情報を記載しておりましたので訂正させて頂きました。ご指摘ありがとうございました。

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