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酔拳カップ焼きそば

 三毛田さんのカップ焼きそばの作り方を書いたnoteを読み、面白そうなので便乗することにした。

▼そのきっかけになったとされる記事

▼他にも書かれた方がいっぱい!(マガジン)

 昨夜は夫と共に日本酒と刺身で大いに酔っ払った。
 恒例の自意識過剰でまたnoteが書けなくなっている私だが、「酔っぱらって書いた文章って普段と違う勢いがあって面白いかも」と思い、酔拳的に文章を書いてみることにした。自意識過剰なので、翌日酔いが醒めてから投稿する、もちろん。
 そういう思い切れないところが私らしさなのだ。思い切ったり開き直ったりできる人を見て、恐らく自分は一生憧れたり羨んだりするのだ。そういう人生なのだ。

 サムネイル画像の「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」は持っていたので、「こういうの書きたい」と言ったら夫がコンビニまでダッシュしてカップ焼きそばを2種類買ってきてくれた。優しい!さすが良い夫!!

ありがとう~!

 ところで私はカップ焼きそばを買ったことも、作ったことも一度もない。
 なので「カップ焼きそばの作り方」というよりは「初めてのカップ焼きそば作ってみた」と表現した方がきっと正しい。

 夫調べの「関東ではどっちかというとペヤングの方がメジャー」という情報と、作り方に「かやく」というそれらしき言葉が登場するという理由でペヤングを選んだ。

 前置きが長くなったが、以下が私なりの「カップ焼きそばの作り方(酔っぱらいver.)」である。


外側のフィルムを、調理方法の部分を破らないように注意深く剥がす。そしてその証拠写真まで撮る。

絶対に失敗したくない

声に出して手順を確認しながら読む。こんな時でも、こんな時まで私は失敗をしたくないらしい。

ソースとふりかけとかやくの袋を取り出す。かやくって何でかやくって言うの?後で調べよ。※1

かやくを麺の上に片寄らないように注意深く撒き、お湯が沸くのを待つ。

さて、このお湯が沸くまでの間、私は何をしたら良いのだろうか。文章でも書いていたらいいのだろうか。酔いがだんだん醒めてきた気がする。いや、酔っていない方が「私らしさ」なるものが出るのだろうか?いや、せっかくだから酔っぱらっている方がいいのだろうか?少なくとも、飽き性な私はシラフの時に同じ手順、同じ試みを二度は試さないのだろう、それだけは確実に分かる。酔っぱらってタイピングと変換を間違えまくっている今でも、それだけは確実に分かるしきっとシラフの私と意見が一致している──お湯が沸いた。

麺の上に他の袋が置き去りになっていないことをもう一度確認する。

お湯を注ぐ。あっ、光の加減で内側の線がどこだか分からなく……嫌だ、私は腐っても理系、理工学部応用化学科卒……あっ……まあ……ここでいいか……

あらかじめ設定しておいたスマホのタイマーできっかり3分計る。(時間の時の「はかる」はどの漢字が正しいのか、後で調べる)

3分後、ふやけたかやくを見てそれがキャベツとひき肉であったことに気づく。(が、それも本当なのか後で調べる)※2

どの方向から開けるのが最適なのかを注意深く確かめてからソースの袋を開けてかける。

ふりかけとスパイスは、「これって全部入れてもいいの?」と夫に確認したら「人による」とのことだった。今は酔ってるし面倒くさいので全部入れることにした。

ふりかけから、青のりの香りが立ってきた!(これも青のりで正しいのか調べる)※3

カップ焼きそば完成。食べよう。

はっ……ここまで作り方を細かく書いたとなると、食レポも相当細かいものを書かなければ記事としてバランスが悪いのでは……?と、食べるのに緊張し始める。

あっ……なんか、数年前に夫に一口分けてもらったペヤングの味だ!(急に面倒くさくなった)


※1:カップ麺の「かやく」は、「薬味を加える」という意味の「加薬」から由来しているそうです。

※2:かやくはキャベツと鶏ひき肉で合ってました!

※3:色々調べた結果青のりで合ってそうでした!

※4:秋峰さんのコメントにより、湯切りの工程を一切書いていないことに気づきました。確実にしたのですが何も思わなかったので書くことすら忘れてた……


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