見出し画像

3Dプリンタ自助具製作インタビューvol.2

実際に3Dプリンタで自助具などをつくっている方々に、「始めたきっかけ」や「つくったもののご紹介」、「具体的な現在の想い」などをお伺いしてみましたので、是非ご覧になってみてください。

インタビューした人:林 園子(FabLab Shinagawa Director,作業療法士)
今回のゲスト:鶴丸さん(障害当事者:脳性麻痺)

概要

四肢に重度運動障害のある鶴丸さんは、障害を持つ知人の勧めで参加したイベント「メイカソン」をきっかけに3Dプリンタで製作した自助具を使うようになりました。最初の自助具は彼が頻繁に行うPCキーボード操作のための自助具です。3Dプリンタに夢中になった彼は、その自助具を更に自分にとってもっと快適に使える形状にアレンジしたい想いで3Dプリンタを購入し、自分で作れる環境を整えました。今では、前の自助具と、その使用感を活かして自身で製作した次の自助具を、シーンによって使い分けているそうです。できなかった編み物に挑戦するための道具も作りました。彼にとって3Dプリンタは、困りごとがあればそれを解決してくれる可能性を秘めたドラえもんの四次元ポケットのようなものだそうです。

インタビュー動画

考察

元々表現することが好きだった鶴丸さんにとって、3Dプリンタは新たな表現方法のオプションになったようです。自分のやりたい<作業>の質を高めるための道具を自分自身で作ることができています。そして、手が動かないためにできないことが当たり前だった「編み物」に、自分で自助具を製作して新たな学びとチャレンジを積み重ねていらっしゃいます。

3Dプリンタの活用は、障害があっても、挑戦したい<作業>ができるための環境を自分自身で整えることを可能にすることがわかりました。

つくることで、さらに「つくりたいもの・つくりたいくらし」に出会うことが出来た鶴丸さんの、次のチャレンジが楽しみです。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
3
FabLab(ファブラボ)は、3Dプリンタやレーザー加工機などの、インターネットにつなげることのできるデジタル工作機械を備えた市民に開かれた工房です。東京都中延駅前にあるFabLabShinagawaは、作業療法士のいるファブラボとして、ユニバーサルなものづくりを行っています。