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3Dプリンタ自助具製作インタビューvol.4

実際に3Dプリンタで自助具などをつくっている方々に、「始めたきっかけ」や「つくったもの」、「具体的な現在の想い」などをインタビューしてみました。是非、動画をご覧になってください。

インタビューした人:林 園子(FabLab Shinagawa Director,作業療法士)
今回のゲスト:太田さん(作業療法士)

概要

医療法人が運営する「補助器具センター」の作業療法士、太田さんにインタビューをしました。太田さんは、優れた福祉用具は多いけれど、触れて操作する部分のインターフェースには、微細な個別調整の必要性が高いと考えています。そのような微調整を、連携してテンポよく行いながら道具を製作することに、3D プリンタは非常に有効であると考えています。彼は、具体的な「やりたいこと」や「作りたいもの」のイメージを分かち合う場が少なく、皆んなで考えて工夫し合う雰囲気が萎縮していると感じているそうです。共に考え解決する力を高めるために、3D プリンタを活用して、これからもそんな場を運営していきたいとのこと。

太田さんが、作った自助具とはどんなものでしょうか?

インタビュー動画

考察

太田さんの提供した自助具は、どれも有効性が高いものだと感じました。
そして、提供プロセスも、とても有効に機能しています。

日本では、「アシスティブテクノロジーデバイス」は、評価され対価が支払われるけれど、それにまつわる「サービス」は評価される仕組みがなく、結果、取り組む人は少なく疲弊している現状があります。インタビューでも触れられている通り、米国における「アシスティブテクノロジーアクト」が「デバイス」と「サービス」の 2 本立てからなっている、という指摘に日本国内での今後の課題があると感じました。

優れた福祉用具があっても、使えず諦めている人がいる、或いは「無理して」使っている人がいる。そんな現状があるとしたら、3D プリンタなどを活用して最適化する方法を、共に知恵を出し合い工夫して見つけ、「今、その人」に合わせて作ることは非常に有効だと考えます。

「サービス」が評価されるには、「サービス」を提供する必要があります。

サービスを提供する仲間を増やし、その価値が評価される仕組みを作りたいですね。

「できるようになりたいこと」、「やりたいこと」を共有し、みんなで工夫して解決する。

当たり前のようで、なかなかできないのはなぜでしょうか?
ICTやデジタルを使って、様々なことが共有できるようになった今、できることはあるはずだと思っています。
インクルーシブメイカソンや、FabCareJapanのプラットフォームが、少しでも役に立てば、と考えています。ご興味ある方のご参加をお待ちしております。

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FabLab(ファブラボ)は、3Dプリンタやレーザー加工機などの、インターネットにつなげることのできるデジタル工作機械を備えた市民に開かれた工房です。東京都中延駅前にあるFabLabShinagawaは、作業療法士のいるファブラボとして、ユニバーサルなものづくりを行っています。