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誰のため何のためのイラスト

イラストが描ける人なんてごまんといる。
私より上手い人も然り。
じゃあ無名のちょっと描けるだけの独学の私がイラストを仕事にするにはどうしたら良いのか。
そもそも誰のために何のために描くのか。
その辺りを自分の記録として残しておきます。
(もしも同じように悩んでる人の参考になればなというエゴもあります)

何のために描くのかといったらまずは自分のため。
これは前にも少し描いたのですが私はネガティブで暗くてこれと言った才能もなく小学生の頃から自分に自信がなかったので必死で嫌われまいと人の顔色を伺って生きてきました。
だから大人になってイラストを描くようになって、初めて人にすごいねって言われた時とても嬉しかったのです。ここに居ていいんだよって居場所を与えてもらえたようで。
でもそんな他人軸の価値基準は長くは続かなくて、今度はもっと期待に応えなきゃ、もっと上手く描かなきゃと勝手に自分にプレッシャーをかけるようになっていきました。
気付いたら上手く描けない自分は価値がないんだと思うようになりました。
いつからかイラストを仕事にしようと思うようになったのですが、そんながんじがらめの〇〇しなきゃ、こうでなきゃに縛られて稼げるイラストレーターになることに取り憑かれるようになっていました。
自分の居場所をようやく与えてくれたイラストだったのに自らその居場所を剥奪しようとしてしまっていたのです。

何のために描くのかのひとつの理由は、✨自分を好きでいるため✨だと再認識しました。
そのためには有名なイラストレーターさんのようにならなきゃと自分を見失ったり、自分はこういう絵だけを描くんだと自分を縛り付けたりするのではなく、描いていてまずは自分が好きだなと思えるイラストを描くこと。それが大事だと思います。
ざっくりしすぎてるのでもう少し深掘ると、私はイラストで特に好きなのは色を決めるところです。
イラストを好きになったきっかけのひとつも色でした。もともと色には興味があり、街に出ても「あ、この配色好きだな」逆に「なんかやだな」などと自然と目に入っていることが多く、人よりも普段から色に執着しているなと思っていました。
そんなこんなで自分が描くイラストも色にはこだわりをもっていて有難いことにそこを褒めていただけることも多いのです。

例えばこのあたりのイラスト⇩

この3枚は旅行で撮った写真を元に描いているのですが、自分でもただ見たまま描くのではなくどの色を組み合わせたら綺麗な配色になるかなということをとても意識して描きました。
パッと見た時に自分含めなんかこの配色良いなだったりなんか見てて癒されるな、心が落ち着くなと思ってもらえたらななんて想像しながら描きました。(正直自分が好きだなが強めですが🫢)

なのでまずは色を意識する!ことをもっと深掘っていこうと思います。
今はまだそれが自分のイラストの強みとなる具体的な案が見つかってませんが…

そして次に誰のために描くのかですが、こらに対する答えが今だにブレブレです。
これもこれまでにペルソナ設定をさまざまな情報をもとに行なってきたのですがどうもしっくり来ないのです。
自分の価値観として、楽しく生きる(これまで自分を犠牲にしてメンタルをやられ楽しくないことの方が多かったので)だったり生き辛さをなくす(色んな精神疾患でとても窮屈に生きてきた(る)ので)ということがあるのですが、そう言った人を対象にしたイラストって?同じような悩みに思えても人によって程度も状態もさまざまでひとくくりには出来ないし、何も解決してない、成功してない自分が届けられることって?と行き詰まってしまいました。

じゃあ成功するために旅が好きだから旅するイラストレーターとして旅×イラストでやっていこう!とつい最近意気揚々とポートフォリオ作りを始めたり、SNSを更新しようとしたのですが続かず…旅は好きだけどそこを軸として発信したいほど好きなのか?旅の楽しさを届けることで自分が持っている価値観に繋がるのか?それで誰か救われるのか?とまた自問自答が始まりました。

やはり私が提供できること、したいことはイラストを通じて自分もそうだったように見るその一瞬でも心が明るくなり、未来に対して少しでも希望を持てるようになってもらうことだったり、私自身のように生きていることがどうしようもなく嫌だけど、死にたいわけじゃなくて自分のことを好きになりない、楽しく生きていきたいと思っている人に伴奏できるような人であることです。
わたしは冒頭でも描いたように、イラストは描けない人からしたらすごいなと言われてちょっと鼻高になりますが、イラストが描ける人たちの中にひとたび足を踏み入れたら何の実績もない無名のありふれたイラストを描く人になってしまいます。
悲しいことにそれが現実です。
でも誰しもその人それぞれの魅力があってそれを活かすことが出来れば、埋もれてしまいそうな好きなことでも唯一無二の武器になるのだと信じています。
わたしにとっての好きなことはイラストでわたしの魅力はこれまで沢山自分の事を嫌ってきてその度に好きになろうとしてきた経験があり、その経験からこの社会に馴染めないと思っている人や生きることがしんどいな、自分のことを好きになれないなと思っている人に誰よりも寄り添うことが出来ることです。そんな人たちのために(自分のためでもある)この社会で自分らしく楽しく生きていってもらえるように気分が明るくなったり、傷ついた心が安らぐようにだったり、日々の不安な気持ちが癒えるようなイラストを届けていきたいです。

具体的にはまだ何も決まっていないのですが、これがわたしが届けるべき価値であると信じて今後活動していきます。

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