4月期ドラマのごく個人的な感想

2021年4月期のドラマは、これまででは考えられないほど豪華なキャストで、あの人もこの人も見れちゃう！的にミーハーに楽しんでいます。

今のところ1回から続けて観ているのが、以下。

月
イチケイのカラス
珈琲いかがでしょう

火
大豆田とわ子と三人の元夫
着飾る恋には理由があって

水
恋はDeepに

木
レンアイ漫画家

金
リコカツ
あのときキスしておけば

土
コントが始まる

日
ドラゴン桜
ネメシス

11個もありました。
これまでは週に２～３本を観ているくらいだったので、そりゃ忙しく感じるわけです。

とはいえ、リアタイ（リアルタイム）で観ているわけではなく、放送日以降に、配信サービスもしくは録画で観ているので、毎週欠かさずではなく、ためて観ているものもあります。

ひとまずそれぞれの第１回～4回くらいの放送を見て、ごくごく簡単な印象や感想を書いておこうと思います。特にお気に入りのものには◎マークを。

※失礼ながら、俳優さんの敬称は略させていただきます。

1.イチケイのカラス　◎

竹野内豊は、今どきの若者であるうちの子供たちも「かっこいい」と言っています。若い頃と変わらない美形に加えて、若い頃よりさらに色気を増した美声。原作漫画の1巻だけ読んだけれど、ドラマのほうが漫画より魅力的に仕上がっているんじゃなかろうかと思います。

漫画では男性の主人公を女性に変えた役の黒木華も、よくはまっています。こういう役もあっていますね。ただ、マッケンの役はマッケンじゃなくてもよかったんじゃないでしょうか。マッケンの無駄遣い感がちょっとある気が……。

「HERO（検察）とリーガルハイ（弁護士）とイチケイのカラス（裁判官）のコラボが見たい！しかも被告はコンフィデンスマンのダー子で！」というのをどこかで読みましたが、それは本当にドリームマッチというか、最強決定戦というか、日本のドラマにおける極上の夢ですね。可能ならば、本当に見たいです。熱望します。

2.珈琲いかがでしょう

中村倫也は本当に漫画のまんま。漫画をあてがきしたのではないかと思うほど、しっかりはまっています。ドラマを観ていると必ずコーヒーを飲みたくなるので、夜には見ないようにしています。おもしろいかどうかではなく、癒されるドラマです。

3.大豆田とわ子と三人の元夫　◎

リズムのよい掛け合いと、リアリティがあって届いてくるセリフの言葉を、毎週楽しみにしています。俳優さんがみんな魅力的で上手いのですが、そのなかでも松田龍平が出ていると、なんかほっとするというか、そこに独特の世界ができていて、そこだけは大丈夫というある種の安心感を感じます。なんなんでしょう、不思議な魅力です。

4.着飾る恋には理由があって

今のところ脱落するとしたらこれかなあという感じです。若い世代向けの恋愛ドラマだから、おばさんがはまらないのはまあ当然ですが。

横浜流星が今後どこまで役者さんとしての幅を広げられるかというのを最近ウォッチしているのだけれど、こういう設定の役よりは、『きみの瞳が問いかけている』のような役の方が見ごたえがあったと思うのは、まだドラマも序盤だからでしょうか。この先に期待したいと思います。今のところは役柄的に、山﨑賢人とか、他の俳優さんと入れ替わっても成立しそうなので。。。

5.恋はDeepに

これも脱落しそうだけど、綾野剛を見るためのドラマと割り切って観ています。設定うんぬんは置いといて、なんとなく韓国ドラマっぽい作りで、カットのつなぎ方がときどき「ん？」と思うのが気になります。それ以上のコメントは自粛します。

6.レンアイ漫画家

これも脱落しそうだけど、鈴木亮平を見るためのドラマ。どこまで別の人格を見せてもらえるのか、それを楽しみに観ています。加えて、甥っ子役のレン君が、かなりよい味を出していて、勝手に今期の最優秀助演男優賞、最有力候補です。

7.リコカツ

永山瑛大の役作りがすごいという前評判を超えるほど、おもしろいです。北川景子も、結婚を経て安定感が出たような。安心して見られるドラマです。2人それぞれの両親の描き方が若干プロトタイプ的だなと思いつつ、だからこそ現実の人に照らしてイメージがしやすいので、それはそれでよいかと。引き続き楽しみに観ていこうと思います。

8.あのときキスしておけば

昨日が第一回の放送で、あやうく取りこぼしそうになりましたが、オタクの松坂桃李の本領発揮という感じがして楽しかったです。麻生久美子、井浦新というキャストといい、どうしてこれが深夜枠なんだろう？と思ってしまうくらいのクオリティ。次回以降も楽しみです。

9.コントが始まる　◎

何も期待しないで見始めたら、すごくおもしろかったです。よくよく考えてみれば、菅田将暉、仲野太賀、神木隆之介がからんでおもしろくないわけがない。これから先、絶対に何かやってくれるという期待感があります。毎回、心がじわっとして、それが後半に行くにしたがって、どういううねりになっていくのか、楽しみです。

10.ドラゴン桜　◎

日曜劇場＆阿部寛でおもしろくなかったらやばいので、安定の質というか、期待通りというか、です。うちは家族全員長澤まさみファンなのでそういう意味でも楽しみです。シリーズ1の生徒役がすごくよかったので、シリーズ2は今のところうーんどうなんだろうという感じですが、今後の展開に応じて弾けてくれるといいなあと思います。

11.ネメシス

櫻井翔の主演した『家族ゲーム』を観てから、櫻井翔のドラマはおもしろいというのがわが家の暗黙の了解になっているので、必然的に見ています。今のところ微妙ですが、これはひとまず放送が終わってからでも、Huluで最後まで観ると思います。江口洋介が脇を固めるドラマは大体安定感が出るのでおそらく大丈夫だと思います。

＊＊＊

こうして簡単なコメントを書いてみると、ドラマを観る理由は、9割がた「俳優さんに興味があるから」かもしれません。

好きな俳優さんというわけでなくても、この人のドラマは安心して見られるから、というのもあります。星野源さんとか、堺雅人さんとか。それは、その人が演じる上で妥協するはずがないだろうという、ある種の信頼のようなものが、過去作品から作られているからだろうと思います。

それ以外にも、原作が好き、テーマに興味がある、前作がおもしろかった、口コミの評判が高いなども関係してきますが、やっぱり一番は、俳優さんがどれだけその役をイキイキと生きているかというところが、ドラマのおもしろさに関係しているのかなあという気がします。

そういう意味で、今期のドラマのなかでは、◎をつけた４つ、

イチケイのカラス
大豆田とわ子と三人の元夫
コントが始まる
ドラゴン桜

をタイムリーに追いかけて、あとは配信サービスなどでまとめて観る感じになりそうです。

以上、個人的な記録でした。