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リーディング・マラソン#1を実施して

ある日の夜、ビールを飲みながら、ふと思ったのです。

2020年の6月から続けているライティングマラソン。3年以上、30回以上続けてきて、その良さも実感している。そのやり方を、「本を読む」ことにも活かせないだろうか、と。

そこで、考えたのが他者と一緒に一人で読む読書会、「リーディング・マラソン」です。

参加者は自分がその日読みたい本を何冊か準備して集まります。
最初にお互いに知り合う言葉を交わした後は、まず10分間のリーディングタイム。
時間が来たら、読んだ内容について2分程度で簡単に語ります。
感想を言ってもいいし、批評をしてもいい。要約して他の方にポイントを伝えてもOK。

本を紹介するのではなく、読んで受け取ったものを言葉にすること、読んだときに自分に起こったことを言葉にすること。そこに意味があります。

この「読んで語る、そして聞く」を、10分→20分→30分と読む時間を少しずつ延ばしながら3回繰り返します。

そうするとどうなるか?
どうなると思いますか?

***

さて。
本日の午前に、どうなるかを実証すべく、第1回目を実施しました。
以下、私自身の参加者としての感想です。

前日の内に読んでおきたい本を何冊かデスクに置いておきました。
その何冊かの中から当日選んだのは、トップの画像の3冊。
理由は、「ここで選ばないと、またしばらく置きっぱなしになってしまいそうだから」という消極的なもの。

とはいえ、それぞれ内容に興味があって買ったものなので、もともと読みたい意欲はある。短時間でも、目次や前書き、見出しなどを中心に、パッと目を引かれたところを拾って読みながら過ごしました。

本を読む時間は実質1時間ですので、とうてい頭から終わりまで読み終えることはできません。それでも、このリーディングマラソンのやり方に取り組んでみてわかった一番の収穫は、「他の人に何かしらを話す」というアウトプットの時間が設定されていることで、読む時間にとても集中できるということ。自分一人だけで読んでいたら、わからなかったり飽きたりしたらすぐ読むのをやめてしまいます。それが、短時間であってもしっかり集中できたので、非常に本に対しての興味関心が高まり、このまま続けて読もうという動機付けにつながりました。

さらに読んだ後に感想を語りながら、「自分はなぜこの本を読みたいと思ったのか、何のために読もうと思ったのか」というそもそもの目的を思い出し、自分自身のあり方や目指している方向性を再確認することにもつながりました。

一人でやろうと思えばできるかもしれないけれど、他者とともにやるからこその意味や価値を実感する体験でした。

終わったあとの振り返りでは、「積読本が増えて罪悪感を感じている人にとっては、こうやって本に向き合うことで確実に罪悪感が減少する」とか、「思った以上に読書が進むし、今後読み進めるかもうしばらく置いておくかの判断ができる」、「話すことが苦手な人にとっては、何かしらを人に伝える練習にもなる」などの感想があがりました。

とてもよい時間になるということがわかったので、できれば毎週やりたいくらいなのですが、スケジュールの関係で次回は10月8日(日)9:00~11:00です。もしご興味がある方はぜひ。


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