紫外線のちから

前回の、またその後、です。

6月の終わりから苦しんできた謎のかゆみは1か月前の↑の投稿のあたりがピークで、その後すーっと坂を下るように改善に向かいました。

紫外線療法、海水温熱療法、整体、アロママッサージ、20分～40分の半身浴を続けた結果、あらたにぽつぽつが出ることはなくなり、かゆみを感じることもなくなってきました。

今は皮膚科での紫外線療法だけ週1で続けています。

この紫外線療法というのをもう少し詳しく書いておきます。
私は今回は湿疹がほとんど全身と広範囲に渡っていたので、全身に紫外線を照射する「ナローバンドUVB療法」を受けました。これはUVBに含まれる有害な波長を取り除き、治療効果が高い波長のみを使う機械で、紫外線の免疫抑制作用を利用して、過剰反応をおこしている皮膚の症状を沈静化させる効果があるそうです。

紫外線B領域の308～311nmにはいくつもの多彩な作用があることが確認されていて、例えば免疫細胞の１種である肥満細胞を抑制し、痒みのもととなるヒスタミンを放出させないとか、行き過ぎた免疫を起こすリンパ球を抑制したりとか、コラーゲンをつくる線維芽細胞に余分な線維を作らせないとか、色素細胞（メラノサイト）を刺激し、メラニンを増やすなど実に様々だそうで、まだ完全に解明されていない部分も多い分野なのだそうです。

いずれにしても、ひどい痒疹だと何年も治らない症例もあるそうで、最悪何年も漢方薬飲まないといけないかなあ～とか思っていたのですが、今回はUVB治療の７，８回目あたりが峠で、それ以降沈静化してきたので、本当にほっとしました。

それでも両手両足や身体に広がった湿疹の跡はまだ残っていて、新陳代謝でもとの肌になっていくはずなのですが、年齢も年齢なのでかなり時間がかかると思われます。

それ以外は、毎日かゆみに苦しんでいたのが嘘みたいにいつもの日々が戻ってきました。

そしてさらに！
ダニが原因だったら無理だなあと思っていた猫ちゃんを2匹、迎え入れることができたのです。

くりくりお目目のフランと、お兄ちゃんのロビンです。

今後は子猫たちの成長についても投稿していきたいと思います！