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感情が渋滞している土曜日

昨日「THE FIRST」の最終回が配信された。ネットニュースで結果を見かけてしまうことのないように、スマホをあまり見ないようにして過ごした。


これまで最終的にデビューメンバーが誰になるのかあれこれ予想してきたけれど、「確実に落ちる人が出てしまう」ということが重くて、息子の合格発表を見るような気持ちで見た。

最終のステージはみんなそれぞれ輝いていた。特に最初から応援していたランくんが、今までで一番かっこよく完璧なパフォーマンスができていて、終わった瞬間拍手をしながら、ランくんが一番に名前を呼ばれるんじゃないかくらいの気持ちで、デビューメンバーの発表を見守った。

だが、ランくんの名前はなかなか呼ばれない。段々と表情が暗くなってシュンとしていく姿を見ているのはつらかった。

デビューメンバーが7名というのは予想通りで、選ばれなかったメンバーも予想通りだったのだけれど、ただひとつだけ「ランくんが選ばれない」という選択肢だけは予想していなかったので、本当に衝撃を受けた。

SKY-HIさんの理由によると、ランくんがメンバーにいないということはこれまで考えていなかったけれど、メンタルに不安があったっぽいことを言っていたので、それだったらしょうがないのかもしれない。もしかしたら放送されていないところで何かあったのかもしれない。それでも、納得のいかなさだけでなく、SKY-HIさんへの不信感のようなものが残った。

たしかに途中いろいろあったのかもしれないけれど……。ランくんがいないグループへの興味は、急激に失せてきた。7名が並んでいる姿を見ても、誰かが欠けている、足りない、と思ってしまう。

ランくんはBMSGと育成契約を結んだとのことなので、今後のデビューやグループへの新たな参加の可能性はあるのかもしれないけれども……。

それにしても、なんなんだー、この感情!
これが「推し」というやつ?

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今朝は起きてから『護られなかった者たちへ』の続きを読んだ。

数年前からタイトルが気になっていたものの、中山七里さんの作品をこれまで読んでことがなかったので、最初の一冊を開くまでに少し時間がかかってしまった。

「護られなかった」というタイトルから、ネグレクトや児童虐待の話なのかと思っていたが、生活保護という日本の社会福祉制度がテーマとなっている。

何日かかけて読んだのもあって、じわじわと小説の世界が身体に染み込んでくるようだった。ふとしたときに、本の内容をリアルなことのように思い出している自分がいて、「ああ、あれは本の中のことだった」と後から気づくこともあった。

そうやって小説の世界を近くに感じて読んだ分、感じた違和感がそのまま結末への伏線になっていたので、伏線というかそれしか結末がないだろうという感じではあった。

作品中描かれたようなことが本当に起こっているのか?社会福祉について何も知らない自分を自覚し、本当に必要な人に必要な支援が届くことを願いつつ、少しでも知ることをあきらめず、考えたいと思った。

今秋、映画が公開される。これはぜひ観に行きたい。


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昨日、Amazonプライムビデオで『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が配信されたので、それを観る前にこれまでの:序、:破、:Qの3作を観ておこうと、今日はまず『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を観た。


これまでに見たことあるような気もするし、かといってちゃんと観た記憶はないし。遅ればせながらだけど、庵野監督の世界、エヴァンゲリオンの世界をじっくり堪能したいと思う。まだこのスペシャルも見ていない。


あ、そういえば、奥さまの安野モヨコさんが描いた庵野監督の生態、これはおもしろかったです。


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