【公式】フロー株式会社

フローは”未来のための流れをつくる”を理念に掲げ、北海道を拠点にメタン発酵バイオガスプ…

【公式】フロー株式会社

フローは”未来のための流れをつくる”を理念に掲げ、北海道を拠点にメタン発酵バイオガスプラントを中心とした再生可能エネルギーの導入や運営のサポート、また省エネ提案やそれらを生かしたまちづくり提案を行っています。 公式HPはこちら→https://flow.hokkaido.jp/

最近の記事

北海道冬の太陽光発電について

弊社事務所のある北海道札幌市にて、11月26日初雪にして30㎝程のドカ雪に見舞われました。今は溶けて落ち着いていますがこれから3月までは積雪・除雪の季節が襲来しています。 こうした冬に北海道は様々ハンディがあると思いますが、今回は冬の太陽光発電の雪対策の話です。今回は以下のポイントのうち①②について記事にしています。 冬の太陽光のポイント ①パネルに雪が積もると発電しない ②パネル面を一部出すと発電と一緒に熱を出すので雪や氷を溶かしてくれる ③気温が低いと発電効率が上が

    • 多様性ある森づくりの紹介

       脱炭素の流れから植樹活動が再び盛り上がりを見せています。循環型林業のための針葉樹の植樹が多いですが、今日は北海道の自然の森(針広混交林)に回復させる近自然森づくりのお話です。  弊社役員は以前より、森づくり活動に関わっています。皆伐跡地へのトドマツ・カラマツなど針葉樹の植樹のほか、牧場跡地や建物周辺で地域に自生する樹木の植樹を行なってきました。針葉樹の植樹では将来的な木材利用を期待しますし、地域に自生する樹木の植樹では100年前にあったような生物多様性ある自然の森への復元

      • エネルギーの地産地消、ソーラー蓄電システムの紹介

        前回の夏場の日射遮蔽の記事から約1か月、北海道はひんやりした日が続きます。これから冬にかけては日射遮蔽ではなく日射取込が最も重要になります。冬になったらそちらの記事も書いていきたいと思います。 さて、私は2011年3月の東日本大震災及び福島第1原発の事故をきっかけに、恩師である方に師事し、建築の世界をやめてバッテリーを使ったソーラー蓄電システムの開発に携わっていました。恩師が亡くなりそのプロジェクトはなくなったのですが、その思いを受け継ぎ、今フローの取組みに繋がっております

        • 遮熱と断熱の効果見える化

          国も含めて今脱炭素の名のもとに再生可能エネルギー導入に補助金や優遇措置を行っています。我々も脱炭素まちづくりを含めてその支援をしているのですが、実はいつも違和感を覚えています。 もちろん再エネ導入は必要だと思います。でもまずやるべきことは断熱改修や最新家電や高効率機器への更新などの省エネの推進だとつくづく感じます。しかし省エネ工事や機器導入の優先順位はなぜか日本では非常に低いと、建築の世界のときから感じています。 では今回はフロー事務所兼自宅にて猛暑の札幌での日射遮熱の効

        北海道冬の太陽光発電について

          深呼吸と匂い臭い香りの話

          TOP写真は七飯町の蓴菜沼に浮かぶ西大沼辨戝天宮です。神秘的な神社ですよ! いやそれにしても今年の北海道は暑いですね。皆さん大丈夫でしょうか? 今日清水町から帰ってきたのですが、日中34℃。見学対応もしたのですが、屋外は湿度も高く、日差しも強く大変でした。本日仕事の関係者も熱中症に初めてなったとのことで。ビールではなく水分補給はマメに行いましょう。 今日は少しゆるい話を。皆様深呼吸してますでしょうか? 運動している人はもちろんしているとは思いませんが運動不測の方はあまりし

          深呼吸と匂い臭い香りの話

          電気料金値上げ考察②

          昨日3日間の東京出張より戻ってまいりました。 それにしても暑かった…。今回気付いたことは、普段そんなに汗をかかなかったのに、今回はものすごい汗。 もしかしたら日々のサウナで汗腺が開いており汗が出やすくなったのではとポジティブに考えました笑。代謝がいいのはいいことだ。 さて前回の続きをしたいと思います。是非前回の記事も改めてお読みいただければ。https://note.com/flowhokkaido/n/n6f67633a1e8d 前回言いたかったことは、電力価格高騰と言

          電気料金値上げ考察②

          電気料金値上げ考察①

          2023年度決算が無事終わりようやくホッとしております。それにしても法人税、消費税負担大きいですね。 さて今回はこの物価上昇の中、発表された電力値上げとその考察をしたいと思います。まずは電力料金の仕組みは以下の図のようになっています。 ⚪︎基本料金 家庭の瞬間の使用電力に応じた契約金額、これをオーバーするとブレーカーが落ちます。 ⚪︎電力量料金 使用した電力量に対して支払う金額です。 ⚪︎燃料調整費 火力発電に必要な燃料の価格変動を反映させる為の料金、電力使用量に対して支

          電気料金値上げ考察①

          脱炭素とまちづくりについて

          我々もこの4月で4期目を迎えることができました。 新年度を迎えるにあたり、昨今のエネルギー事情の中、我々が果たすべき役割というのがあると思い、今後も生意気ながら発信していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。 さて、本日は我々が取り組んでいるまちづくり事業の紹介を。我々のまちづくり事業について弊社HPに更新いたしました。 https://flow.hokkaido.jp/business/community/contents.html 脱炭素なまちづくり、環境

          脱炭素とまちづくりについて

          スマートエネルギーWeek 春 2023バイオマス展講演来場御礼

          3月15日のスマートエネルギーWEEKバイオマス展での講演は無事終了いたしました。ご来場いただき講演に参加いただいた方々、本当にありがとうございました。 今回はこんな多くの方々に聞いていただく機会もそう無いので、我々の取組み含め一気に紹介いたしました。その結果非常に駆け足での講演となったこと、申し訳ございませんでした。 また講演後エネルギーWEEK最終日まで会場に残り、多くの方々と挨拶や相談、打合せをいたしましたが、ブースを出しているわけでもなく、また当日持って行った資料

          スマートエネルギーWeek 春 2023バイオマス展講演来場御礼

          欧州視察で見た再エネとバイオガスプラント

          ※今回の投稿は、我々のノウハウになる部分もある為、具体的な記載はせず抽象的になっていることをご了承ください。 私が畜産バイオガスに係わって約10年になります。 廃棄物である家畜ふん尿からエネルギーを作りだすバイオガスプラン卜は最も理想的なエネルギー施設だと思っています。 しかし日本では、再エネの割合は中々増えず、特に蓄産バイオガスプラントは主力にはなれておりません。 ドイツは再エネ主力に舵を切り、固定買取制度などの導入も早く地理的な差はあれど日本はその取り組みを見て学ぶべ

          欧州視察で見た再エネとバイオガスプラント

          スマートエネルギーWeek 春 2023バイオマス展にて講演いたします!

          第19回 スマートエネルギーWeek [春] 2023内のバイオマス展【春】 のセミナ ーで弊社代表、須藤 貴宣が登壇します! 2020年に創業し3期目でこのような大舞台でお話しさせていただける機会をいただきまして、本当にありがたいことだと思います。内容はこれから最終詰めを行いますが、我々の取組みだけでなく脱炭素社会へ向けた皆様が前向きになる講演内容になればと思っております。 講演後は17日まで会場にいようと思っておりますので、名刺交換含め多くの方とお会いできることを期待

          スマートエネルギーWeek 春 2023バイオマス展にて講演いたします!

          2022年11月欧州視察報告

          さて前回書いたように我々は11月13~28日にかけて欧州視察を行いました。 今回は新千歳-羽田-フランクフルトの飛行機を利用。 移動はレンタカーを借りて交代で運転、宿の2/3ほどをAIRB&Bを利用し現地で食材を調達して持参した米などで自炊します。 そして16日間の総走行距離は約3,200㎞。都市間はアウトバーンなどですが、しっかり街中も左側通行もラウンドアバウトもドイツ、スイス、フランスの国境も何とか問題ありませんでした。 実は日本で我々が行っているフィールドワークで

          欧州視察について

          先日私の人生にかなり影響を与えた事象への清算が行われたという連絡が入りました。フロー立ち上げのきっかけとなったという意味ではよかったのですが、約6年間関わった多くの人が苦しめられ、人生を狂わされたこと、これだけの影響を与えたことは、決して取り戻せることではありませんが、まずは一区切りと言うことで。合掌。 さて我々は講演や実務作業で忙しい中、以下の内容で欧州視察を行うことになりました。 日時: 2022年11月13日~11月28日 視察場所:欧州(ドイツ、スイス、フランス)

          久々の講演と閉塞的な社会…

          1カ月以上更新が空きました。 この間私、新型コロナというものに感染し、久々熱が39.1℃まで上がり、その後もなかなか抜けず1週間ほど大人しくしておりました。 まあこの間も、解熱剤も一度、重曹水を飲んで、ひたすら寝て、ご飯も食べず半断食で、今は完全復活しております。唯一心配した肺の症状もなかったので一安心でした。 さて10月14日に、昨年10月以来の皆様の前での講演をしてきました。 場所は当別町、2~30人の方がお越しになり、我々のエネルギーの話に耳を傾けていただきました。そ

          久々の講演と閉塞的な社会…

          地元でエネルギーを創る、使う意味

          先月、清水町立清水中学校清水中学校の生徒さん達が美蔓バイオガスプラントに見学に来られました。 皆うちの娘より年下でしたが、一生懸命勉強しているのが伝わりました。 今の中学生は社会科見学でもすごく真面目にメモを取ったり話を聞いたり。 自分の頃は小樽の田舎で…まあこれ以上やめましょう。 今回の社会科見学のスライドの最後に公開したページはこちらとなります。 地域の基幹産業である酪農業から発生する2,000頭規模、年間57,000㌧の牛ふん尿からエネルギーを生み出している美蔓バイ

          地元でエネルギーを創る、使う意味

          最近のエネルギー、電力撤退について②

          恐ろしいことに週3日出張を繰り返しており、帰ってくると さて先週の続きで表題の話題をもう少し追記したいと思います。 2011年3月東日本大震災と福島第一原発事故を受け、2012年4月の固定買取制度(FIT)の開始。その後2015年4月より発送電分離、2016年4月に電力自由化により、日本のエネルギーは大きな変革を遂げてきました。 そして前回述べた最近の新電力の撤退があります。 その間FITによって大量の太陽光発電が導入され、当時の日本は技術力もあり、世界のトップランナー

          最近のエネルギー、電力撤退について②