映画感想?文その10 ローンレンジャー1981

軽い馬鹿映画かと思いきや
情報量がすごい。。
それでもどーしょーもなく馬鹿映画www流石ラジー賞である。。

そもそもアメリカ開拓時代とか南北戦争(キートンの大列車~ザ・バンドのデキシーダウンでその倒錯さ(で表現良いかなぁ?)を知った。)とか知識乏しいので「テキサス共和国」とか実在してたのに驚く。

西部劇はほとんどマカロニしか観てかったし~

ワイルドバンチたちもこの頃暴れまくりよったんやわなあ。。

インディアン部族の風俗(でもステレオタイプなのか?)
メキシコ近くなので死の祭もあり。
ここら辺の描きかたも悪くないです。

全編に映し出されるテキサスの風景も美しい。

ストレ~ンジマスクマ~ン~

1850年代のアメリカ西部
治安激悪。
もうそこから驚く。
普通に盗賊が横行。普通の家を襲撃。
リード兄弟の父母悲惨。
しかも「頭の皮をはいでやる」とか言ってる。完全に白人ぽい。いわゆるインディアンとかネイティブじゃないやつら。

0921追加~
この人らいわゆる。。ヒルビリーとか。。ホワイトトラッシュとか。。。になるんかなあ。。相当根の深い話になるよな。。


さて以下は感想も含めた映画メモ
ちょっとごちゃごちゃしています。
微妙にネタバレもあり。


原作者フラン ストライカーより
エイミーストライカー
ルーカスストライカー

エイミーの吹き替えは
筒井絵理奈(クレジット間違い「絵理香」になっている)


最初に東洋人ぽい人が出てくる意味?
日本人?

もうひとりの原作者ジョージ・W・トレンドルはグリーンホーネットも書いているとのこと。
ローンレンジャーの末裔がグリーンホーネットとのこと!
ローンレンジャーの甥のダンリード(兄の息子のことか!)の子孫
カトーは元々日本人設定とのこと。

「恥ずべき1世紀」 ヘレン・ハントジャクソン(他の作品に「ラモーナ」~これとディランの「ラモーナに」(もうプロテストは歌わないよみたいなうた)は関係あるのか!?)


アジトで処刑される
デールスティルウェル
とロバートガットリンは
駅馬車強盗の人なのか?
小綺麗になっているのでよくわからない。でもそんな感じ。
キャベンディッシュは「私利私欲の為」は許さない男。志の高さがわかる。
ウィアット保安官のような小悪党ではない。
キャベンディッシュの補佐のひげ男
パールミュッター
セリフもあり大事な役柄だ。
スティーブン~は名前しか呼ばれてないので誰かわからん処刑人。

ベテランレンジャーの話~
①サムヒューストン(テネシー州とテキサス州という二つの異なった州で知事を務めた人物のことか?)
②キットカーソン アメリカ合衆国西部の開拓者
③マカロック(ヒューマカロックという人では無いらしい?)
④ヘイズ隊長(ウィリアムヘイズ?)

「敵を殺すなら-下に落とせ」
テレビ版でもあった。でもそっちは落としてない。

レンジャーメンバー
イダルゴ?(地元の人かも)
ステーシー
ランキン
リトル?(叫ぶ少年?)
スチーブンソン(葉巻)
ロペス(モテモテ)
トーマス
コリンズの扱いがTV版と違う。(どっちもどっちだがTV版のほうが活躍はしてるわね)
レンジャーへの襲撃は映画版がやはり凄い


グラントユリシーズ(18代大統領)
和平思考ではあるが所々傲慢さ。
先住民との条約とは?(史実では結局失敗)
キャベンディッシュ少佐をクビ。それがそもそもの始まりっぽい
リード兄は「グラントは悪党だ」との考え。

(最終的には弁護士の弟はグラントを救い(恨みより合衆国法の秩序を守る)、トントはグラントを信用する)

汽車で

ロドリゲス将軍(わからない?)
ワイルド・ビル・ヒコック(ガンマン)
バッファロービル(ガンマン)(映画がある。有名なのはビートルズのバンガロービル。一番最初に思い出した。)

この3人は結構俗物的に描かれている。

ジョージ・アームストロング・カスター(准将と呼ばれている。陸軍士官)(モンタナに飛ばされたいか?とグラントに格下に扱われている)(この人もかなり興味深い人だ。この後インディアン部族との戦争があるのだろうか?)


ウォールド 民衆のリーダー的な人?
民衆をひきつれトントの引渡しを迫る。
話は関わらない。

キャベンディッシュ邸でのグラントとの会話でのキャベンディッシュの真剣さ。
それを馬鹿にするグラント。。

シャイローの戦い
キャベンディッシュ少佐が戦った。
史実では凄惨だったとのこと

ハミルトン・フィッシュ(国務長官)


インディアンの笑う少年とエイミーに神父のことを伝える少年は同じ子っぽい。。

黒眼鏡のバイヤー。金持ちに成れず死す

キャベンディッシュは自国(テキサス共和国)の秩序を守ろうとしている。
(それは結局自国の富裕層(トントの処刑を見物にきた町の人達)を守っているだけのことではあるのだが。。~いやマジにクレオン(オイディプス王)まで思い出す)

全体を通しクリストファーロイドさんは深く良い演技だと思う。
(吹き替えは軽薄に演じていて軽いほうに合わせているようである(それには技術を感じ、この役どころの考えどころではなかっただろうか。。))

いろいろ調べるとTV版の主役クレイトンムーアさん(強いアメリカのヒーローだな)への訴訟とか、ちょっと元々良くない状態だったようだ。

主役さんが全編吹き替えとか
びっくりする。。よっぽどだったのか。。??


余所見しててもちゃんと説明してくれるナレーションwww

シルバーとの出会いがヤバすぎwww
TV版のほうが説得力ある。

レンジャーの成り立ちもTV版が詳しい
ローンレンジャーのマスクのことも。


爆薬はちゃんと鉄の扉とかで管理しろ。
暗くてよくわからんが、ナイフで切って開けられてるので革かでふさいでるのか?
ダム破壊時限装置の小舟、笑う。。

でも映画版はやはり金はかかっている。
爆破シーン、スタントはマジに凄い。危ない。。落馬とかヤバい(当時の西部劇はみんな危ないことしてたのだろうか)


キャベンディッシュは最後まで目が死んでいない。「撃てよ!」の迫力である。
馬に繋がれて乗っても上から目線である。
武士の情けならば腹を切れみたいなところである。
ローンレンジャーカッコ悪。
そもそもこいつは私怨やしな。でも自分では裁かず法に任すとかな。。倒錯してるぜ!
一応考えよるような描写はあるけどな!
ありゃトントに聞かれただけか!www

トントが一番よく考えているのではないか?

「テキサス合衆国」になってたかもしれないキャベンディッシュの大いなる野望は匿名希望の警官気取りのしょーもない奴に潰されました。
めでたしめでたし

みたいなー

ヤレヤレ。。。

トントが一番の良心だが、この後の歴史ではどうなのだろうか?



なんか。。この映画は元々は。。。
ローンレンジャー(アメリカの偽善)を否定的に描こうとしてたのではないか?
~主人公役の軽さとか逆にキャベンディッシュの重さも、いろいろ含めて考えるとそう思える。。
81年作品なのでそうかも。。
結果的には中途半端になってしまったが。。

ヴェーバー「職業としての政治」を読むと、弁護士が政治家に向いているとか書いてあり。。
なんかいろいろ考えてしまう。。
ローンレンジャーとは?

だが!トントの役者はどうみても最高。
本物。子役も含め。

テレビ版も観て、頭のなかで再構成させるのも良いかと。

ジョニーディップ版も観てみます。

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