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日本語ボランティアとしての活動を始めて

以前にも記事を書いたのですが、仕事の傍らで日本語教師養成講座を受講し、今年初めに修了しました。

現在は月に数回、オンラインで日本語ボランティアの活動に参加しています。
ボランティアを始めてちょうど半年くらい経ったので、これまでのことや、いま感じていることを書いてみようと思います。

養成講座修了前の気持ちの変化

日本語教師養成講座を修了した後、どのような道に進んでいくかはきっと人によって様々だと思います。
養成講座で同じクラスだった方々にも、すぐに日本語教師として就職したい方、国内で地域ボランティアをしたい方、現在海外にいて現地の人びととの交流のきっかけを作りたい方などがいました。

わたしの場合は、現在の仕事を続けながら何らかの形で日本語教育に関わりたいとは思っていたのですが、具体的に何をするかは決めておらず、修了後にゆっくり考えるつもりでした。

しかし、養成講座の教育実習が思った以上に楽しく(同じくらいに大変ではありましたが)、気が付けばできるだけ早く何かをしたいと思うようになっていました。

自分にあった活動のかたちを探す

繰り返しになりますが、わたしは現在の仕事と並行で日本語教育に関わりたいと思っていたので、以下の条件を前提にできることを探しました。

  • オンライン or 超近郊の教室

  • 土日のみの活動が可能

こういう時代なので、インターネットを活用して個人で活動することも不可能ではないと思いましたが、養成講座の教育実習以外で日本語を教えた経験がないのと、個人間のやりとりがうまくできるか不安だったので、できれば何らかの団体の活動に参加したいと考えました。

わたしの住んでいる地域はわりと日本語教育に力を入れている地域なので、地域で活動できたらよかったのですが、土日の活動が行われてなさそうだったため、諦めざるを得ませんでした。

そうした状況の中、オンラインで日本語教室を開催していて、理念や活動内容にも共感できる団体を見つけることができたため、説明会に参加しそちらで活動させてもらうことになりました。

ボランティア活動を始めて

このような経緯でボランティアの活動を始めて、現在約半年が経ちました。といっても、活動に参加できているのが月1〜2回のみなので、まだ参加回数は全部で10回くらいだと思います。

教室にはすでに日本で暮らしている学習者もいれば、これから日本で暮らしたいと考えている海外在住の学習者もいます。基本的に一対一の授業ですが、教師と学習者は固定されていないため、いろいろな学習者の方に教える機会があります。
日本語を勉強している理由はそれぞれですが、みなさんとても意欲的で、自分の人生にもよい刺激をもらっています。

課題に感じていること

教育実習(わたしが受けたのは初級を想定した実習でした)で学んだことをボランティアにも活かせたらいいなと思っているのですが、参加している教室には上級レベルで、フリートークを希望する学習者が多く、文法をしっかり教える機会はいまのところない状況です。

もちろん時々、文法的な説明をしたり、質問を受けたりする機会もあるのですが、この「時々」というのが、難しいなと感じています。

というのも、養成講座ではカリキュラムに沿って教えることを前提に教案作成や授業準備をしていたので、ある文法項目について突然質問を受けたときに説明する能力が、まだ自分には身に付いていなかったのです。

今はうまく答えられないときはその場で調べさせてもらったり、次の授業で答えるようにしたりしていますが、やはりもう少ししっかりと文法を教えられるようになりたいですし、そうなるべきだと思います。
これに関しては、会話の授業で学習者の質問に答えていくだけではなく、今後も日々勉強して知識を付けていかないといけないなと感じています。

こうした課題はありますが、学習者だけではなく教師の方々とも交流してアドバイスをもらうことができているので、団体での活動に参加してよかったなと思っています。

さいごに

いまの自分ができる最小限の形ではありますが、養成講座の修了後も日本語教育に関わることができて楽しいです。当初の予定を変更して、修了前に次のステップを決めたのは正解だったと思います。
今後も自分のペースで活動を継続して、精進していきたいです。


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