#32【写真でお散歩】中之島公園のバラ(その1):手入れの行き届いた、美しいバラのコレクション。 5 YukiBean (yuki_bee🐝) 2020年6月6日 22:02 こんにちは。 もうすぐ梅雨入り。家にこもっている間に、今年の春はどこかへ行ってしまいました。変な感覚です。 先日、久しぶりに大阪市内へ出たついでに、中之島公園のバラを見に行ったところ、花はすでになくて、剪定も終わって、グリーンの花壇となっていました。 やっぱり。 なので、昨年撮影した中之島公園のバラを見返すことにしました。そういえば、写真を撮ったきり、ゆっくり見直してなかったです。 今回と次回、2回にわたって見てみることにします。今年ご覧になれなかった皆様もご一緒にいかがですか? 中之島公園は、明治24年(1891年)に大阪市で初めて誕生した公園です。 堂島川と土佐掘川にはさまれた小さな島で、橋を渡る途中に立ち寄れます。そこには、大阪市のサイトによると約90種類(品種)4000株のバラが植えられているのだそうです。 昨年、初めて、大阪のローズガーデンを見て回りました。 中之島公園のバラは、降り立った瞬間から、予想以上の数と美しさに圧倒されました。 とても便利なロケーション。そして入場無料。時間も関係なし、です。 周りを見渡すと、川と、道路と川に並んで建つ、新旧のビルディング。都会のど真ん中にこんなところがあるなんて! バラの花壇は小さく区切られているので、バラとバラの間をぬう細い道や通路を歩くと、信じられないくらい近くでバラを見ることができます。 普通は、《立ち入り禁止》で、花壇の奥に咲いてるバラなど、特に、近づいて見ることができないものですが、ここは違います。 見る人のことをよくわかっている設計です。 「入らないで」、と言っても、必ず、一歩、入ってますからね(メインテナンス側からの経験上。笑)。 それにしても、驚くほどに手入れが行き届いています。 この日は、頂点に咲く一番花が終わり、側蕾が満開のものがほとんどでした。 なので、花の数が多いんです。 つるバラのアーチをくぐります。 開けて目に入ってくるのは、バラとビルと空。古い橋や建物、ランプポストもバラと相性がいいです。 "アクロポリス ロマンティカ"(フランス・2002年・メイアン作出・フロリバンダ)。品種名、作出の国、年、作、バラの種類まで表記されたわかりやすい名札が付いています。 川の流れを横目に、建物のグレーに合うような青みがかったバラ。 よく育っているのは、風通しが良いからなのか、水のせいで気温が低くなるのか。。。 害虫がつきにくいのか。。。 ”しのぶれど”(2006年・京成バラ園芸作出)。2000年代の日本のバラの名前は、ほとんど知りません。 とても新鮮です。 公園は、少し高低があるので、見下ろしたりもできます。 花弁がたくさんの大きな花です。しっかりたくましい。 ”シャンテ・ロゼ・ミサト”(2004年・フランス・デルバール作出)。ハイブリッド・ティー・ローズ(HT)。 多くの人が目指すのは、ここ。 日本に戻って一番よく聞くバラの名前。 つるバラ、”ピエール・ドゥ・ロンサール”がフェンスを覆い尽くし、反対側にはベンチがあって、訪れる人は、順番に座って記念撮影をしていました。 この”ピエール・ドゥ・ロンサール”は、1988年、フランス・メイアン作出。30年以上も前からあるんですね。花の中心に向かって白からアンティーク・シェードのピンクになっていきます。 丸くてコロンとした形も愛らしく、丈夫そうですし、その上にこの花付きの良さです。 「どうやってこんなにたくさんの花を咲かせるんですか?」というビジターさんの質問に、「フェンスに沿って枝を水平になるように誘引するだけですよ」と職員の方が答えていました。 つるバラは、枝を地面と平行にするとよく咲くのですが、それにしても見事です。拍手。 見上げると、バラのシャワーです。 目を閉じても、目の後ろに残ったバラの残像にウットリします。 そのお隣にもフェンスとベンチがあります。前は撮影の方が多いので後ろから取りました。これは鉄筋を溶接して作られたのでしょうか。 とてもモダンな感じです。 その近くに植えてある、このバラもまた素敵な柔らかい色。 最近流行りに思える、平べったくて丸っこくって、ヒラヒラっとした花弁のバラは、”フランシス・ブレイズ” (2000年・フランス・マサド作出)。 こちらは一重咲きの ”デインティ・ベス” 。イギリス・アーチャー作出。なんと1925年!明治時代です。 後ろのお二方のように、お花を見に来るときに、装いに、色や柄を合わせていらっしゃる方、私は大好きです。 nice 👍 ちょっとくすんだグレーの川の水と夕方の光に、ひときわ目立つのがこちら。 その名は ”スイート・ドリーム” 。 1987年・イギリス・フライヤー作出。 一株で、これだけ多くの柔らかいオレンジ色のバリエーションが楽しめるなんてお得です。つるバラ、のようですが、フロリバンダ的に、茂らせてもいい生育旺盛な品種のようです。 ネオンオレンジのつるバラのフェンス。 光っているみたいです。この時点では、すべての名前を把握するつもりがなかったので、名前は不明です。 休憩所は、ほぼ無し。 もう少しあってもいいような。 ここはレストラン。でも、焼肉ですよ。バラを見ながら「焼肉」。発想が面白いですね〜。 私だったら、おしゃれなカクテルやティーセット、なんですけどね。 それじゃあ、つまんないですね。 景色を遮らないように、か、つるバラはメインのエリアから離れたところにあります。 それでも、この見事なまでの誘引をご覧ください。 熟練の職員さんがやっていらっしゃるようです。 真っ赤なバラ、”シンパシー” は、1964年、ドイツのコルデス作出。 最近のコルデスは農薬に頼らない、強いバラを作出することでも知られています。 フェンス沿いに、モッコクバラ。 こちらの誘引は、フリースタイルで、アートのようです。 メインの花壇に戻ってきました。 もう一回りしちゃおうっと。 こちらは”マリア・テレジア" 。2003年 ドイツのタンタウ作出。 イングリッシュローズみたいですね。 サーっと歩いてしまえば、15分ほどのところ、私は一人でいることを良いことにゆっくり、ゆっくり回りました。 とにかくどれも素敵なんですよね。 というわけで、次回も、中之島公園のバラの写真が続きます。最後までご覧いただき、ありがとうございました。 いいなと思ったら応援しよう! サポートありがとうございます。 チップで応援する #花 #花写真 #バラ #大阪市 #バラ園 #中之島公園 5