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通報活動を頑張っている

先日分析・考察したフラワーノーズの月光人魚リップグロスの02番について。

最近メルカリを見ているとこの商品の出品をちらほら見かけるようになった。
出品者は個人輸入し転売しているのだろうが、化粧品の輸入は個人使用を目的とする場合のみ許可されている。また、個人輸入した化粧品を販売や譲渡することは法律で禁止されている。
こちらのサイトでわかりやすくまとめてあるので参照してほしい。

成分を全種類解析してみて、食品としてのみ認可されているものが含まれているため販売できないという結論に至った。 この推測が正しければ口に塗ることは問題ないと私個人は思っている。私は自己の判断で中国から02番を輸入した。だが私自身には安全でも別の人にはそうではないかも知れないので個人使用の範囲を逸脱しないようにしている。当局が定めたルールは至極当然のものと受け留めている。
法律以前にメルカリのルールとして個人輸入した海外化粧品は出品禁止なので粛々と通報しているがなかなか消えない。消える前に売れてしまう。
おそらく02番だけが不可で、01番や03番は問題ないからだろう。事情を知らなければ中華コスメというだけで通報されたのではないかと判断されても仕方がない。
メルカリはいつの間にか違反報告のコメント欄がなくなっていた。より簡便になった反面、事情が説明できなくなり不便になった。

フラワーノーズにハマらなければ個人輸入のルールについて詳しく学ばなかったと思う。
以前、カラーポップを公式から購入しようと思ったことがある。しかし欲しい色が売り切れていたため断念した。そのときは公式サイトということもあり支払い方法や送料など、普段からECサイトを利用するときに気にすることしか頭になかった。
カラーポップは知名度が高い分様々なところで転売されている。Qoo10にも非公式なショップがある。Qoo10はともかく、フリマアプリで転売している人たちは法律を知らないのではないかと思う。知るきっかけに巡り合う難しさを知っているのでその可能性の高さを指摘したい。
きちんとアプリの規約には書いてあるが多分ちゃんと確認する人は少数派だろう。大手アプリの中ではラクマが一番詳細でわかりやすい。

どうすれば周知できるのか考えてみた。
①常習犯を見せしめに逮捕し大々的に報道する
それこそカラーポップの転売ヤーを厚労省に通報しまくれば効果あるかも?
カラーポップは現在日本に販売代理店がないため個人輸入せざるを得ない。話題のコラボ商品が出たタイミングが狙い目だ。
度々メルカリが禁止物を追加したことが報道されるが、取締の強化の報道であっても、わかってやっている人への抑止力にもなる。
自社アプリから逮捕者が出ればアプリ側も対策せざるを得なくなるからこれが一番現実的。

②複数のインフルエンサーが呼びかける
例えば美容系YouTuberが海外のコスメを使用する際に「(公式)で購入しました。ちなみにメルカリとかで個人同士の売買をすると法律に違反する可能性があるので必ず公式から買うようにしてください!詳しくは概要欄にリンクを貼っています!」と紹介する。
すると感度のいいリスナーは意識が変わるだろう。概要欄のリンクをクリックしないにしても転売は良くないことだと心に留めてくれる。
私がインフルエンサーだったら動画一本撮影しそうだ。内容は東京都保健医療局のHPの丸読みになるかもしれないが。


③税関にて中身が化粧品とわかる荷物に対して「転売は犯罪です」などと書かれた紙を貼付してから配送業者に受け渡す
これはあまり現実的ではないし、税関申告書を信じるしかなくなるが、目立つ紙が貼ってあると心理的な圧力はかなり強くなるのではないだろうか?

とはいえ、韓国やタイでお土産にパックやハンドクリームを爆買いする経済的な影響から黙認されている面はあるかもしれない。
まずはお土産コスメという言葉をなくすのが第一歩になるか。
越境ECが発達したいま、お土産コスメにそれほど価値があるのだろうか。
……中国土産で花西子の旗艦店限定アイテムをもらったらめちゃくちゃ喜ぶが。やはり自分で買うことに意味を見出したいものだ。

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