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健康格差

健康格差とは、経済状況や労働環境、生活環境の違いにより健康状態に影響が出てしまうという問題のこと。

経済状況、労働環境、生活環境があまり良くないと健康状態が悪くなりやすいとされています。それはなぜだろうか?

経済状況が悪いと、お金がかかるので健診や病院に行けない。
労働環境が悪いと、忙しく、また、会社の制度不備で病院に行けない。
生活環境が悪いと、生活習慣や健康に気を使って生活することが出来ない。

経済状況が悪い=お金の余裕がない状態。病院にかかるとかなりの出費となるのがわかっているので、少し痛いくらいでは病院に行かない。かなり痛くなってから、ひどい自覚症状が出てから、市販薬ではどうにもならなくなってから病院に行く。症状がひどくなってから病院に行くので完治まで時間がかかり、お金もかかる。ましてや、人間ドックや健診などの予防医療にお金をかけることは難しい。

労働環境が悪い=ブラック企業に勤めている、法令通りの福利厚生が行われていないと考えられます。
ブラック企業勤務だと、残業時間がかなり多い、有給休暇が取れないなどが考えられます。ゆっくり休むことも出来ず、精神的にも病んでしまうかもしれません。
また、法令通りの福利厚生が行われていないと、人間ドックや健診などを受ける機会が少なくなってしまいます。労働安全衛生法などでは、雇入れ時の健康診断や定期健康診断が雇用主に義務付けられていますが、それらを行っていない企業があるようです。

生活環境が悪い=周りに、経済状況・労働環境が悪い方が多い、小さいころからあまり整った生活をしていない(夜型、自炊をしないなど)状態。
経済状況・労働環境が悪い方たちと接することが多いと、経済状況・労働環境が良い方の話を聞く機会が少なく、自分の置かれた状況の把握が出来ない。また、経済状況・労働環境が悪いという状況はご両親もそうであった可能性があります。そうなると、さらに悪い状況に気付きにくいです。
金銭的・精神的に苦しいと、自堕落な生活を送りがちで、その生活が生活習慣病などを引き起こします。

ここで、経済状況、労働環境、生活環境が悪くなる理由は何だろうと少し考えてみました。
経済状況、労働環境、生活環境が悪くなる理由の大半は、給与の高い、福利厚生のしっかりした大手企業に就職していないことではないでしょうか?
元をたどれば、高度な教育を受けていないことが始まりではないでしょうか?
収入の少ない両親だから、子どもに高度な教育を受けさせられない、高度な教育を受けていないから、収入が少なくなる、、、
延々と続く、低収入のループ。どこかで断ち切らないと、この無限ループは続くように思います。

もちろん、大学を出ていなくても、しっかりと働いて、高収入を得ている方はたくさんいます。収入の少ない両親だからこそ、どうすれば生活を向上させられるかをしっかりと考え、行動されている方もたくさんいます。
無限ループにはまらず、抜け出せる方はたくさんいます。しかし、無限ループにはまって抜け出せない方の方が、割合的には多いのではないでしょうか?

つまり、この健康格差の問題は、幼児教育に繋がると思いました。






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