おはようございます。
【一生勉強・親子で勉強】でnote書いてるPです。
今日もさっそく書いていきましょう❣️
本日は読書日記です。
タイトル: あきらめません!
著者:垣谷 美雨
出版社 : 講談社
発売日 : 2022/5/25
単行本 : 304ページ
Amazonより☟
市民図書室でたまたま手に取った本です。
1日で読める人生?家族?小説です。
この本を読んだとて、仕事ですぐに何か役立つわけでなく、人生を大きく左右するようなことも書いてありませんが、要所要所で登場人物たちが心に響く発言をしてくれます。
たとえ、ビジネス書でなくても、こういう小説からも学びはあります。
気になった言葉を書き留めておきます。
小説は、それなりにキャリアを積んできた郁子が、夫の実家の隣に引っ越してきたところから始まります。
都会で子育て・共働き時代を何十年か過ごし、その後、そこそこ封建的な社会へ60歳を超えての移住。
しかし、そんな社会に郁子が適用できるわけがなく。
それなりに責任感を持って子育て・仕事をし、定年まではかなりの達成感を感じる毎日であったろうと想像できる郁子。
定年後は、都会の狭いマンションでなく、広い庭とキッチンのある一軒家へと夢を見つつ引っ越しを決心する。
しかし、庭いじりは姑と夫の方が上手である。
キッチン・リビングが広く、ティーパーティーは楽しいが、なんか物足りない。
そりゃそうだと思います。
日々、大なり小なり達成感を感じて生きてきた人は、そのような生活では満足できないんです。
何か世間で認められる達成感があってこその、ガーデニングやティーパーティーなんですよ。
そのあたりの郁子の気持ちは、私はよくわかりました。
この小説のように、封建的な社会をたった3年で改革できるとは思いませんが、なかなかのジェットコースター的要素のある小説でした。
私も専業主婦を長く経験しましたが、やはり、仕事のような達成感はあまりありませんでした。
ですので、子どもの中学受験に伴走し、PTA会長なども進んで出来るし、有効的に時間を使いたいと資格取得に励んでみたり。
それらから、何か達成感を求めているんだと思います。
どうしても、「ノンビリ暮らす」って事ができないんですよ。
社会活動に参加したいし、世間に認めてもらわないと、生きている感じがしないんですよ。
小説には、気になった文言がたくさんありました。
私も、自分の凝り固まった意見だけに固執するのではなく、広く周りの言葉に耳を傾けつつ、出来る限り長く仕事が出来ればなと思いました。
また、おばあちゃんになっても何か社会と関われる人生にしておきたいなと思いました。