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下ネタ好きの男って

以前の記事、「私はバイセクシャルです」でも書いたが、私はいわゆる男らしい男性は恋愛対象にならないばかりか、人間的に苦手だ。女性成分多めの男性に好意を抱くし、安心する。で、男らしい男性って、高確率で下ネタが好きだと見立てている。

私は女の前で下ネタを話す男が大っ嫌いだ。

なんでこんなに生理的に受け付けないのだろうと考えてみたら、下ネタ好きの男って、要するに女を「モノ」扱いしているからだなと結論した。

女の人格には重きを置いていない。興味があるのはその身体。その身体についてしか話題にしないから多分そういうことなんじゃないのかなと推論しているのだがどうだろう。

大きなおっぱい、大きなお尻、締りの良い膣。撫でまわして挿入することだけを考えている男の頭には、自分がその女の体をどうしたいかだけが重要で、しかも想像の中では女はただアホみたいに喘ぐだけの存在で、女にも人格があることをスルーしている。女をモノ扱いしている。

私のこの結論もステレオタイプなものかもしれない。だが、例えば私と夫が通っている美容室の男性美容師は、まさにこのステレオタイプに見える。女性の私がいる目の前で夫に下ネタ話を振ってひとりで喋ってひとりで喜んでいる。(ほんの時々しかそういうことはないし、腕がいいので我慢して通っているが)

別に友達とか内輪の男だけの席でこっそり言い合ってるのなら、私も素知らぬ顔をするし、関係ない。ただ、どういうわけか女のいる席上で下ネタ話を始める男というものがなんなのか理解に苦しむ。女の反応を見たいのか??  男らしさのアピールをしたいのか??  ただのスケベなアホなのか…??

女子高、女子短と女の園で平穏に暮らしてきた私にとって、最も身近な男といえば父親だが、その次に身近な男というのが、痴漢だった。なにしろ毎朝遭遇する。ああもう思い出したくもないので割愛するし、痴漢は病気だとも思っているので、犯罪者の病気持ち男と、普通の一般男性を同列に並べることは、それこそ男性にとって失礼無礼に当たるからそんなことはしないが、ただ私の頭の中では極端な下ネタ話の好きな男の末路は痴漢に行き着くという図式が出来上がっている。痴漢こそ女をモノ扱いする最も典型的なパターンだ。

むろん、痴漢が好きとは言わないまでも、下ネタ話をする男が好きな女性もいるだろう。そういう女性は自分に性的魅力があるから、目の前でアピールされていると勘違いしているのではないかと疑っているのだが、幸いそういう女性とは知己を得たことがないので、やはり謎は謎のままだ。

若者が下ネタ話を振るのを見ると「必死だな…」と思うが(俺は女性経験が豊富だし俺と付き合うと性的にいい思いさせられるよーというアピールに見えて)、いい年したおっさんが下ネタを吐き散らかすさまは醜悪でしかない。少なくとも基本的に男性性を苦手とする私からすれば醜悪そのものなのだ。

下ネタ話する男なんて大っ嫌いだというだけの話でした。以上。