女声、日本語

最近、ふと思いました。

自分の好きな曲、女性ボーカルor女声がメインの曲が多いな

そこで女声、日本語、更に少し広げてJ-popについて少し調べたのでその記録です。


言葉の定義からいきましょう。

定義

女声とは


1.女性の声
2.声楽で、女性の受け持つ声部。ソプラノ、アルトなど。
(Weblio国語辞典より)

J-popとは

J-POP(ジェイ-ポップ、英: Japanese Popの略で、和製英語である)は、日本で制作されたポピュラー音楽を指す言葉であり、1989年頃にその語と概念が誕生した後、1993年頃から青年が歌唱する曲のジャンルの一つとして広く認識されるようになった。つまりJ-POP以前と以後の違いは、BPMの速さや洋楽の影響を受けたメロディ・コード進行・リズムにある。特に、昭和歌謡の時代の邦楽と比較して、歌詞の構造が解体された代わりにグルーヴが洗練された作品は増加した。なお、一般的な音楽ジャンルとは異なり、先に「J-POP」という言葉を定義し、それに既存の楽曲を当てはめる所から入っていったもので、発生した音楽ジャンルではない。
(Wikipediaより)



日本語の魅力について調べてみました。

日本語の魅力とは

1.表現方法が豊か

・日本語にはひらがな、カタカナ、漢字がある。
・表現方法が多くあることで、比較して文字数が少ない。
・自然や季節に関する語彙が多い。
 雨という一つの現象をとっても、夕立、春雨、小雨、時雨など、語彙が豊富である。(雨だけで400語ぐらいあるらしい)
・擬音語や擬態語が多い
 普段過ごしていても、オノマトペが日常会話や文章中に頻繁に登場する

〈日本独特の表現〉

・わびさび
 日本人特有の美意識。不完全で未完成、朽ちていく様や
 質素で静かなものに日や感動を見出そうとする感覚。

・もったいない
 物を無駄にせず、大切に使うという精神。(mottainai!)

・一人称が多い
 わたし、わたくし、わし、俺、僕、ウチ、自分、などなど


2.相手との絶妙な距離感

・敬語など、相手によって言葉を使い分ける複雑さ。
・女性と男性で使う言葉に違いがある。
・書き言葉と話し言葉に違いがある

3.日本語の言語特性

・日本語は開音節言語
 開音節言語とは・・・
  音節が常に母音で終わる言語のこと。
  世界的には圧倒的に閉音節言語(子音で終わる)が多い。
  
  日本語・スペイン語・イタリア語などは開音節言語。
  日本人は比較的聞き取りも発音もしやすい…?
・拍、高低アクセント
 日本語には拍(モーラ)、高低アクセントがある。
 加えて日本語には長音(のばす音)、促音(はねる音)がある。
長音:「おじさん」(4拍)と「おじいさん」(5拍)
促音:「渡航」(3拍)と「特攻」(4拍)

日本語は高低アクセント、英語は強弱アクセントと言われている。
ここについては、普段の会話で誰もが一度は「アクセントの違い」
について話したことがあると思います。


次は声に注目してみます。

声の変化

見つけた論文を1つ紹介します。


要約してみます。

・昔(60年代)に比べて、男声は高く、女声は低くなっている傾向にある。・・・声のユニセックス化

・かつての童謡の類はそういった傾向(声のユニセックス化)における幼児にとって歌唱が難しい。
→しかし、ピアノ伴奏を下げて演奏すると、一段と上手に生き生きと歌う

確かに、同世代(高校生~大学生)の歌を聞いていても、高い声だなと感じることが多い。
ではその原因・理由は?

1.建築の変化

昔は木造建築だった。地声を大きく張らないと音の通りが悪い
→声を張るという日常的な習慣ができる

しかし、今となっては主流なのは鉄筋建築。地声を貼る必要がなくなった。
加えて、子どもたちの遊びの変化がある。戸外での遊びが減った。
つまり、大声で高い声を出す必要がなくなった。

2.テレビの影響

アナウンサーを例に取る。かつての女性の声といえば、”甲高い可愛い声”が象徴的だった。
しかし、事件などを報道するとき、"甲高い可愛い声"は必要なくなってきた。むしろ、説得性を増すためなら邪魔とも言える。


このように、声の変化や子どもの低音化が社会の陽性に応じて連動していると言える。
他にも、食生活などの変化が考えられるが、基本的に声は「どんな声を出したいか」という心理的影響であって、無関係と考えている。

J-popとは

J-POPという言葉が生まれたのは、1988年頃のようです。
FMラジオ局のJ-WAVEで日本のポップスをどう呼称するかという検討がされていました。
「和製〇〇」と言っていてはいつまでもオリジナルを超えられない。その頃は民営化が進んだこともあり、JTJRJ-WAVEなど、日本を表す文字として「J」が浸透してきたこともあって、J-POPと呼ぶようになったそうです。

歌謡曲や演歌からはじまり、アイドル歌謡、テクノポップ、シティポップ、1980年代のバンドブーム。
2000年代に入ると季節ソングの流行、音楽配信の開始、ボカロブーム、一時のCD不況を超えて今のストリーミング市場の拡大につながっていきます。

まとめると…

・日本語は自然や季節などから影響を受け、独特の美感覚を持っている。表現できる。

・表現が豊か
→ひらがな、カタカナ、漢字、敬語、書き言葉、話し言葉…

・開音節言語であるため、詰まる音が少ない
→伸びやかな音が多い

つまり、
表現が豊かで、独特の美感覚を含むのびやかな音
に人は魅力を感じるのだと思う。


と、少し考えたり調べたりしました。

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