見出し画像

過去検証と練習に対する考え方

私は兼業トレーダーです。それもかなりのハードな本業を抱えての兼業です。だから、FXにさける時間は非常に限られてきます。休日といえど、酷使する体のメンテナンスに相当な時間を割いていますし、時に持ち帰り仕事もある。きっとそんな悩みを抱える兼業トレーダーさんは多いと思います。今回は、そんな方々のトレード力向上の一助となればという思いを込めたものです。

私もご多分に漏れず、デモトレードはしたことがありますし、検証もしました。しかし、その数はお世辞にも多いとは言えません。
過去のほぼ負け取引画像を印刷したファイルが3冊あります。別稿でも述べましたが、波形をなぞる訓練に用いるため、時折開いております。

練習は、検証ソフトで行いました。使用しているソフトは、クロスリテイリング社が販売しているFXトレードギアです。MTF分析はできないのですが、私の原点といえるロジックであるぷーさん式が単一時間足でトレードするロジックですので、これまで不便に思ったことはありませんでした。

トレードギアを使って行った練習は、主にぷーさん式光と輝、そして三尊崩れ(下げダウ継続と見せかけての上昇、あげダウ継続と見せかけての下落から、私はダウねじれ取りと勝手に命名しています。)
使っている証券会社がXMでスプレッドが広いため、スプレッド3以下のかなりのペアで検証し、概ねPF1.4 以上との結果を得ました。

私はそれで十分と考え、それ以上の練習はしていません。その代わりに、取引を、項目ごとにラベリングして、FenrirFSというツールに保存しています。こんな感じです↓


復習しやすいように項目を考えラベリングしてます!


こうしておくと、輝なら輝だけの形、キリ番重合ならキリ番重合だけの形を取り出すことができ、繰り返し見返すことで脳内のパターン認識強化に大変重宝します。

迷晴れ様がおっしゃっていることで痛く共感していることがあります。それは、『止まっているチャートも分析できないのに、動いているチャートを分析できるわけがない』、です。

その言葉を胸に、こうして分類したFenrirFSのデータを使ったパターン認識や、MT4の過去チャートを振り返った後付け解釈の練習をしながら、、自分の形を模索してまいりました。そうした多角的な修練によって、何とか取引の精度や、チャートを読む力がついたのではないかと思います。

私がリアルトレードで実践している手法はぷーさん式輝・光と、それから派生したような幾つかの限られた局面ですが、本業の負担がかなり大きい兼業トレーダーですので、検証ソフトを全ての局面で回すことが理想とはわかっていながら、できていません。ですが、1つを深掘りして使いこなせるようになったスキルは、異なる局面でも応用が効くと経験的に知りました。

なぜかと申しますと、例えば一つの手法を究める中で、サポレジ転換を見極めることに絶対の自信がついたとします。すると、それを突破口にサポレジ転換が確認できる様々な局面でも、応用できるようになり、そこでたまった経験値で、プライスアクションを見極める力や、よく効く水平線を引く力など、他の能力も付随して向上していく、そして総合的にスキルが高まりそれがまたトレードの精度を向上させるからだと考えています。螺旋階段を上るようなイメージで、トレード能力に必須な個々のスキルが向上していく、とでも申しましょうか。

ある著名なFX系ユーチューバーの方が、いつどこを境に勝てるようになったか明確に言えないとおっしゃるのを耳にしたことがあるのですが、こうしたことが背景にあるからだと思うし、そうでないと説明がつかないのではないでしょうか。

自分の僅かばかりの経験が、本業で忙しい兼業トレーダーの方々に、微力ながらお役立てできれば幸いです。今日も、お読みいただきありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?