22才の別れ

あなたに さよならって言えるのは 今日だけ
明日になって またあなたの あたたかい手に 
触れたらきっと 言えなくなってしまう 
そんな 気がして

若い人にはちょっと馴染みのない歌かもしれません。
 
興味のある方はググってみてください。

私はこの歌のタイトルが自分に重なります。

二年半付き合って、結婚するのかなと思っていた彼氏との、別れ。
 
それが22才でした。

自分で問題を引き起こしておいて、相手を裏切ったくせに

やっぱり恋しくて。

彼が次に付き合う人もおおよその予測はついて。

彼は25才でその彼女と結婚しているのに

私はずっとひきずっていた。  

もう他の人は愛せないと思った。

表面上なら、誰でもいいから助けてほしかったけど

あの二年半には敵わないと思った。

そして時は流れ......

私は33才で結婚した。

本当はもっと早く結婚するつもりでいたのに、

根幹は22才の別れをひきずっていた。

夫のことは大好き。

一緒にいて楽しいし、優しいし、頼りになる。

だけど、ふいに

あの頃に時が戻ってしまう。

京都の冬は寒くて。

二人ではしゃいで雪のなかを走っていた

あの頃を思い出してしまう。

今が幸せなのは間違いないけど、

夫にも言えないけど、

私は恋愛を上書き保存する女になれない。

昔の彼が、今幸せでありますように。

好きだったよ。

って心の中で祈ってる。


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