「自分たちもインフルエンサーになれるんだ」。思い出作りから始まった、癒しの家族動画クリエイター「あやとオーズ」の軌跡
3人家族のほっこりする日常動画で人気を集める動画クリエイター「あやとオーズ」。
TikTokのフォロワー数は35万人以上。クスッと笑える夫婦の言い合いや2歳の息子・ジュニアくんの姿に「癒される!」「こんな家族が理想です」との声が殺到しています。
そんな「あやとオーズ」は、最初はカップルクリエイターとしてスタート。
無邪気に日常を楽しむあやさんと、鋭いツッコミを入れながらやさしく寄り添うオーズさんのデートの様子や何気ない日々の出来事など、おふたりのアルバムを見ているようなゆるく楽しい動画が日々投稿されています。
今回はTikTokやYouTubeを中心に活動する「あやとオーズ」の撮影・編集担当であるオーズさんに、おふたりが動画を撮り始めたきっかけや発信の裏側をお聞きしてみました!
「インフルエンサーになるとは思ってなかった」動画を撮り始めたきっかけ
ーー今はTikTokとYouTube、Instagramなど複数のSNSで発信する「あやとオーズ」ですが、どのような経緯で活動がスタートしたのでしょうか?
オーズさん:
TikTokの投稿がきっかけで、インフルエンサーとしての活動がスタートしました。
投稿を始めたのは2019年ごろなのですが、そのころはインフルエンサーになるとは夢にも思っていませんでした。
当時は「TikTok」の存在が世間に広まり始めた時期で、TikTokでインフルエンサーとして活動している人もほとんどいなかったんです。
ーーたしかに最初はテロップなどもなく、日常を記録するような動画でしたよね。
オーズさん:
最初は興味本位で、一般の方と同じように2人の思い出を投稿していました。名前も「あやとオーズ」ではなく個人SNSとして匿名で動かしていましたし、再生数なども意識はしていませんでしたね。
ーーどのようなきっかけで、インフルエンサーとして発信をされるようになったのでしょうか?
オーズさん:
2020年ごろから少しずつバズる動画が増え始め、再生数やフォロワーさんも増加し、PR案件のお話をいただくようになったんです。案件のお話をいただいてはじめて、自分たちもインフルエンサーになれるんだと気づきました。
最初はびっくりしましたが、外出先での出来事や家族3人の休日、デートの様子から何気ない日常まで、自分たちの思い出を記録することが仕事になるのであれば一石二鳥ですし、「ぜひやりたい」と依頼をお引き受けするようになったんです。
この活動は、僕たちが家族3人で共有できる趣味のようなものですね。
ーーそのころから徐々にテロップなどの編集が加わり、今の動画に近くなってきましたよね。
オーズさん:
多くの人に見てもらえるようになってくると、喜びとともに「もっと良いものを作りたい」という欲が増してきたんです。そこで僕が、カットやテロップなど簡単な編集をして投稿をするようになりました。
動画編集はまったくの初心者だったのですが、あやの本職がイラストレーター・デザイナーなので、「Adobe」など編集ソフトの使い方をある程度知っていて。操作方法を教わりながら徐々に編集に慣れていきました。今も手探りで編集を勉強しています!
イラストレーターとしてお仕事をするあやさん。動画にもご自身で描かれたイラストが使われています!
「夫婦のすれ違い」は大事なネタの種!?動画制作の裏側
ーーイチから編集を勉強されたんですね! ちなみに、撮影についてはいつどのように行っているのでしょうか?
オーズさん:
基本的には思いついたときに撮影をしています。特にTikTokは企画会議をするわけでもなく、日常のなかでおもしろい瞬間を見つけてはカメラを回しているんです。「あ、今のこれおもしろかったね!」と動画を撮ることもありますし「こんなことさせてみたら、どんなふうになるかな?」とアドリブ的に撮影することもあります。
ーー最初は外出先での様子や食事の様子がメインでしたが、いまはご自宅での日常的なシーンも多く投稿されていますよね!
オーズさん:
そうですね。家のなかでもさまざまな瞬間を取り入れています。だからこそ、背景に写してはいけないものが映っていたりして、あやからはNGを出されてしまい、泣く泣くお蔵入りになることもあって(笑)!
ーーなるほど! オーズさんがNGを出すことはないのですか?
オーズさん:
僕がNGで、あやがOKという動画はほぼないと思います。逆に、僕的にはなんの問題もないと思っていた動画が、向こうの視点ではNGになることがほとんどです。
やっぱり女性のほうが細かいところに気づきやすいのか、言われてハッとすることもあります。
日常のなかでも、僕は気にならないけどあやはとても気になる…ということが起きるので、こういった価値観の違いや意見の食い違いも動画にしていることが多いですね! 大体、コメント欄で僕が怒られることが多いのですが…。
ーーコメント欄でも、あやさん側とオーズさん側にそれぞれ共感するファンの皆さんの姿が見られますね。
オーズさん:
最初は男性ファンの方がほとんどだったのですが、最近では女性のファンの方も増えてきてて「わかります!」「うちでもこういうことが起きてます!」とメッセージをくださる方が多いと感じています。
それに、オフ会を開催したときには想像以上にカップルやご夫婦で来てくださった方が多かったんですよね。男女問わず見ていただけているからこそ、コメント欄でおもしろい意見交換が行われているのだと思います。
ほかにも、コメント欄に気付かされることはたくさんありますね。コメントに傷ついて「やめようかな」と考えることもあるのですが、参考になることも多くて。
たとえば、僕は広島の出身なのですが、普通にあやと会話をしていた動画をあげたところ、方言の語尾が強いからか普通に喋っているつもりでも、怒って聞こえたり脅しているように見えたりするとコメントをもらって。
仕方のないことではあるのですが、「そう捉えられることもあるんだ!」と勉強になりました。
ーー最近では息子のジュニアくんの姿も話題になっていますね。
オーズさん:
ありがたいことに、息子をメインにして出した動画は人気があって、僕たちも息子が映っている動画にポジティブなコメントがつくとすごく嬉しいんです。
あやは「自分が褒められるより嬉しい」と言って、息子が出てくる動画を何度も見返しています!
ーー自分たちでも見返して楽しまれているんですね。まさに思い出が詰まったアカウントなのだなと思います。
オーズさん:
僕が編集をしていることもあり、完成を楽しみにするいち視聴者と言っても過言ではないのだと思います。
自分たちのアカウントはパワーアップした写真フォルダのようなもので、息子の成長過程も振り返ることができるのは楽しいです。
楽しみながら続けてきたからこそ、今に繋がった。ゆるく楽しい動画のこれから
ーー案件をいただくようになって始まった活動ですが、発信をしていて苦労されることも多いと思います。最初は一般の方と同じようにおふたりの様子をあげられていたところから、ここまで大きな活動に広がっているのはなぜだと思いますか?
オーズさん:
たしかに大変なことも多いですが「あやとオーズ」の活動は、僕たちにとってもはや日常なんです。
家族で一緒に楽しめる趣味ですし、おもしろいことがあると動画を回すのがクセになっています。そうやって自分たちが楽しみながら続けてきたからこそ、今に繋がっているのではないでしょうか。
あとはファンの方からのコメントやメッセージも、モチベーションに大きく影響していますね。いいねの数が増えたり再生回数が伸びたりすることも嬉しいのですが、やはり応援していただいていることを実感するのはリアルな声をいただけたときです。
ーー今日はありがとうございました。最後に、これから「あやとオーズ」としてやってみたいことをお伺いしたいです!
オーズさん:
あやは昔から「お店をプロデュースしたい!」と言っていて、自分でコンセプトから考えた場所を作るのが夢なんです。
イベントや空間デザインの仕事もやってみたいそうで、いずれはファンの皆さんと交流ができるようなカフェを作ったり、オフ会などのイベントを自分でデザインした空間で開催したりしたいと考えています。
ーーあやさんとオーズさんが店員さんとして立っているカフェ…想像するだけで癒されます!
オーズさん:
TikTokやYouTubeでは、最近は家やちょっとしたお出かけ先での動画が多めになっているので、あやの出身地である宮崎に行って綺麗な景色を見たり美味しいものを食べたりするような旅行動画も撮ろうと考えています。
より多くの人に動画をお届けするため、これからもゆるく楽しく、クスッと笑えるような動画を発信していきたいです。
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