仕事ができる人になるための本「エッセンシャル思考」とは？

こんばんは。
4月に入って新年度が始まりましたね！
ランチタイムにオフィス街を歩いていると、「新卒かな？」と思われる、真新しいスーツに身を包んだ若い社会人の男女に遭遇し、微笑ましくなります。
みなさんのお勤め先にも、新卒の方が入社してこられているのでしょうか？

私はと言うと、所属する部署が中途採用しか行っていないため、新入社員と触れ合うことは一切ありません。
少し寂しい・・・（笑）

そういえば、ちょうど去年の5月頃、同じ部署に新入社員を迎えた友人が、
普段の業務にプラスして、さらに "新卒の教育係" を命じられて忙殺されている姿を見ていました。

「任された仕事だから断れなくて・・・」
と仕事を引き受けたものの、困っている様子の友人を見ていて、
私は会社の先輩から紹介された、ある本をお勧めしました。
結果的に、友人にもとても喜んでもらえたので、
今日はその本について紹介したいと思います。

今後自分の業務以外に仕事をたくさん任される可能性がある！という方や、
新卒でこれから仕事ができるかっこいい社会人になるぞ！と思っている方にぴったりの本だと思うので、当てはまるぞ！という方はぜひ読んでみてください。

本のタイトルは、「エッセンシャル思考」です。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

「エッセンシャル」とは？

エッセンシャル思考の「エッセンシャル」は、
英語で "essential" 、「本質的要点」、「必須」などと訳されます。
（参照：https://eow.alc.co.jp/search?q=essential）

「全部できる」から「何でもできるが、全部はやらない」へ

「エッセンシャル思考」とは、
本質的要点を押さえ、自分にとって本当に大切かつ必須なことを選んでいく考え方や思考のことです。

私は、もともと人から何かを頼まれると、
ついつい「いいよ〜、やっておくよ」と引き受けてしまうことが多かったです。
その時は、「相手は困っているみたいだから、助けてあげよう」という貢献心から動いていたように思いますが、
今振り返ってみると、貢献しているように見せかけて、実は自分がそうすることで「何でもできるってすごいね、優しいね」と人から言われたい、認められたいという気持ちが根底にあったようにも思います。

この本では、
「本当にそれはあなたの人生にとって重要なのか？」
「もし持っていなければ、新たにお金を出してまで手に入れたいものなのか？」など
まっすぐ問いかけてくれます。

頼まれたら全部やることが素晴らしい訳ではなく、
何をやるかを選ぶ、全部はやらないという選択肢もアリなんだと思わせてくれました。

本当に大切なことを達成するための考え方

頼まれごとを何でも引き受けがちな私が陥りやすかったのは、
「結局全てが中途半端で終わる」という結果でした。

もしくは、人からの依頼に応えることに精一杯で、
「自分のことが後回しになり、損をする」ということもありました。

しかし、本当に大切なことを確実に達成するためには、
大切ではないことを潔く「捨てる」、
そもそも依頼を請け負わず「断る」、ということも重要だと気付くことができました。

そんなに断ったりすると、「周囲の人から嫌われないかな？」と思ったあなた！！
完全に昔の私と同じ、非エッセンシャル思考の方ですね（笑）。
この本では、仕事を断る時の上手な言い回しなんかも記載されているので、ご安心ください。

また、本の中では、「睡眠」がいかに大切かについても記載されています。
「睡眠を削ろう、寝てないことがカッコイイと思っている人は、非エッセンシャル思考だ」なんてことも書かれており、睡眠を削りがちだった私はちょっとヒヤッとしました（笑）。

まとめ

今回は、愛読書「エッセンシャル思考」についてご紹介しました。
私が1年前に手にとってから、本当に繰り返し読んでいる一冊です。

私がこの本を好きな理由の一つには、
過去に私が何度か参加している、ASKアカデミー・ジャパンの研修で学ぶことと共通している内容がたくさんあったこともあるかもしれません。

どの世界でも、結果を創る人が大切にしていることは、きっと共通しているのでしょうね。

この本は新卒の方にもお勧めですが、
長年同じ仕事を継続している方も、ぜひ手にとっていただきたいです。
エッセンシャル思考を意識することで、大きく仕事のパフォーマンスが変わるでしょう。