webエンジニアの端くれが、影響を受けたコンピュータ以外の本をまとめてみる

note初投稿です!
昔から本が好きなのと、以下の記事がとても良かったので僕も書いてみようと思いました。完全に二番煎じです。
ちなみに自分が好きな本を並べただけなので、エンジニアリングとは関係のない本が多いです。

夜と霧

本著は心理学者で精神科医のヴィクトール・E・フランクルがユダヤ人強制収容所で経験したことをまとめたものです。地獄ですら生ぬるいと思える環境の中で、著者は冷静に周囲の人間を観察し、「人とは何か」「生きる意味とは何か」を思索して行きます。
この本の終盤で作者は生きる意味について一つの答えを語るのですが、その言葉はそのまま私の生きる指針になっています。
生きることに希望が見出せない人や不安を抱えている人におすすめしたい本です。

論理学

仕事で「論理的に考える力が足りていない」と指摘されてた時があって、その時に「論理的って言うけど、そもそも論理って何なんだろう?」と思って手に取ったのが本書です。
この本は論理学を分かりやすく噛み砕いて説明してくれるのですが、プログラミングやコンピュータの仕組みと通じる話が多く、技術の理解にもとても役立ちました。前半だけでもぜひ読んでほしい本です。

論理トレーニング101題

「論理学」が論理学そのものについて書かれてたのに対して、こちらは論理学を応用して文章の論理的な構造を理解しようという本です。
文章から論理構造を抽出して理解する手法や、トレーニング用の問題と回答がまとめてありとても勉強になりました。3周くらいしましたが、また時間ができたら読み返したい本です。

禅とオートバイ修理技術

ギリシャ哲学とオートバイや子供との関わりを通して「クオリティ」について哲学的な思索を深めていく本です。
とても難解な本で、ちゃんと理解できたかは怪しいのですが、本書の「理論(理系的なもの)」と「芸術(文系的なもの)」を融合し高みを目指すことでしか「クォリティ」は得られない、と言う思想にはとても影響を受けました。技術者であれば一読することをお勧めします。

悪霊

高校生の時に読んだ本で、当時あまりに大きい衝撃を受けました。衝撃が強すぎて今でも消化し切れてないです。前半退屈ですが、その分後半の熱量が恐ろしいことになっています。
どれくらい理解できていたかは謎ですが、この本を読んだことで「宗教」や「思想」、「国」と言うものが人の行動や考え方にとても大きな影響を与えることを知るきっかけになりました。

タイタンの妖女

元々SF小説はそんなに好きではなかったのですが、ハマるきっかけになったのがこの本です。
主人公は世界一の大金持ちから一気に転落して、お金どころか記憶や自由意志など全てのものを奪われてしまい、さらには星から星への地獄めぐりをする羽目になってしまいます。
最後の最後まで救いはないのですが、何か優しい雰囲気もある不思議な作品で、「たとえ何もかも奪われてもその人の生きる意味は失われることはない」とこの本に励まされた気がします。

ベスト・パートナーになるために: 男は火星から、女は金星からやってきた

女性心理を理解したいという下心で買った本です(笑)。ですが、本書を通して男性心理を理解することで、自分の心理を客観的に理解するという副次効果もありました。
本書の良いところは、片方の性を悪者にするのではなくて、そもそもお互いの考え方は違うものだからそこを尊重しようと言っていることです。
恋愛関係なく、異性との関わり方がわからず悩んでる方は読んでみてはいかがでしょうか?

トライガン

続編のトライガン・マキシマムも合わせて一つの作品です。むしろマキシマムの方が本編かな。この漫画は僕が中二病真っ盛りの頃に読んだ本でして、それはそれは多大な影響を受けてます。笑
未来の遠い星で、資源もなく治安の悪い星で主人公のヴァッシュ・ザ・スタンピードは凄腕ガンマンにもかかわらず人を殺す事を徹底的に避けようとします。
後半にかけて話はどんどん過酷さを増していき不殺なんて言ってられなくなるのですが、それでも主人公は頑固に不殺を貫いて誰一人死なないようにもがいていきます。
過酷な状況の中でも自分の信念を貫くこと、他人に優しさや思いやりを持つことの大事さをこの漫画から教わった気がしていて、それは今も自分の生き方の背骨になっています。

終わりに

こうしてみると、今まで読んだ本はどこかで自分の生き方に大きく影響を受けるんだな、と改めて思いました。
あとこうして並べてみると人となりのようなものが見えますね、仕事関係の本があんまりない笑
まだまだ自分が好きな本、影響を受けた本はたくさんあるのですが、それはどこかで気が向いた時にまとめたいと思います。


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