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#シロクマ文芸部

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シロクマ文芸部のお題で書いた詩や小説をまとめています。
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#実は実話

駄洒落小説 『咳をしても金魚』 #シロクマ文芸部

「咳をしても金魚」 という言葉を小学生の僕に教えてくれたのはじーちゃんだ。 日曜日の昼下…

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1年前
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140字私小説 『冬の色といえば』 #シロクマ文芸部【その3】

冬の色といえば暗記系の必須アイテム ピンクとオレンジのフリクションペン。 ある日突然、色…

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6か月前
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20字小説 『冬の色』 #シロクマ文芸部【その2】

冬の色。鞄の中で染まった本の、セピア色。  前回のお話を書いていて思い出した、これまた実…

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6か月前
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詩小説 『冬の色』 #シロクマ文芸部【その1】

 冬の色  手をすりながら朝刊を取りに  外に出たときの息の色。  冬の色  洋服を暖める…

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6か月前
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1分小説 『無敵な連携プレイ』 #シロクマ文芸部

「走らないで!」 という悲痛な叫びに団地内の公園にいた大人達が一斉に振り返る。 「どうし…

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8か月前
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兄の高専の文化祭のお化け屋敷に友達と入った時のこと。結構手が込んでて、通ると丸い穴から沢山の手がニュッ👻と出てきてパニックに陥った友達がその手をパシン!と弾いた音の響きに笑い、暗闇でぬっと落ちてきた人形やガラゴロと鳴る缶をバシバシ叩いて素材を確認し感心していた私が一番迷惑な客説😇

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9か月前
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140小説 『消えた鍵の犯人』 #シロクマ文芸部

「消えた鍵、知らない?」 私の職場では早出の人が前日に鍵を持ち帰る決まりなのだが理事が先に鍵を開けていると戻し忘れて、よく行方不明になる。 最近はずっと見つからない状態だが心当たりのない私は首を振る。 「理事に頼むか…」 と諦めた職員を見送った数日後… 鞄の奥底からブツを発見したのは秘密の話  結構長い間、所持していた犯人はもちろん……ですね。一応、早出はペアなんですが、せっかちな私は早めに職場に行くため、毎回持ち帰る側だったのですが…… 「もー! 誰よ、ちゃん

短編小説 『舞うイチゴ』 #シロクマ文芸部【三粒目】

「舞うイチゴかい?」  道端でたたずんでいたわたしに、知らないおじさんが変なことを聞いて…

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1年前
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