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【映画】イン・アメリカ

◇アイルランドからアメリカへ移住した一家の過酷な現実と再生を描いたヒューマンドラマ
◇監督ジム・シュリダン
◇監督の実体験をもとにした半自伝的作品
◇サブタイトル「三つの小さな願いごと」

子どもの三つの願いのうち一つ目アメリカに入国するところからストーリーが始まる。大変なことに遭遇する人に黄色のあめ玉を渡す子どもがかわいいなあと思った。

一番の見どころは、家族に3人目の赤ちゃんが生まれる場面と画家のマテオの闘病を重ねているところ。「命の誕生と死」を思い知らされる感動のシーンだ。

次に印象的な場面は画家マテオと父親が言い争う場面だ。「君の怒りも愛している。命あるすべてのものを愛している」という深い言葉。
画家マテオは人生を達観したような優しさにあふれていた。こういう人間性が好きだと思った。


E.T. ラストの会話場面

この映画は半自伝的作品ということもあり、決して非日常的な内容ではない。夫婦で言い争う場面や子どもの成長を感じる時は、自分の経験と重ねる部分もあり最後は号泣してしまった。


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