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お花のファームに行った時の話

私が働いているお花屋さんでは、国内で生産されるお花を9割、海外輸入のお花を1割ほどで仕入れています。これは、オーナーたちの意向にローカルを支えたいという想いがあってのことです。

お店で仕入れるお花はどこから?

オーストラリア国内で生産されるお花を9割と言いましたが、その9割うち半分は、ローカルと呼ばれるブリスベン近隣のフラワーファームのものを仕入れています。ブリスベンから車で40分から1時間ほど走れば、お花を育てられる環境があるのです。

クイーンズランド州の気候上で育てられないお花は、メルボルンやタスマニアといった他の州から仕入れたり、海外からの輸入されたお花を購入します。

フラワーファームツアー

毎年、お花の生産者さんによるファームツアーがお花の業界の人向けに開かれます。(一般公開している小規模ファームもあります)去年は、2箇所のファームツアーに参加させていただいたのでそちらをご紹介します!

Currey Flowers

バラとガーベラをメインに栽培しているファーム。家族経営でとてもアットホームなファームです。とても品質が高いバラとガーベラを作り続けています。

到着したらウエルカムドリンクを🍾
花びらの一枚一枚が綺麗なガーベラ
バラのいい香りが温室に広がっていました
驚きのバラ、、、、

☝️こちらの最後の写真、少し形が不揃いで面白い形になっていますが、、笑
このバラの名前、グラスハートローズと呼ばれています。真ん中の緑の部分が小さくて、花びら1枚一枚が小さく何枚も重なっているものです。

可愛い軽食まで用意されてました


Redlands Fresh Flowers

こちらのファームも家族で経営されています。切り花の生産者であり、ホールセラー(卸売業者さん)でもあります。こちらのファームは、温室と屋外と両方でお花を育てています。

とても背が高くて綺麗なダリア
この完璧な形!!!
グラスハートローズ
私の背より大きなバラ

ちゃっかりシャンパンをまた片手に、ファーム内を見学です。ファーム見学の後は、出張ピザ屋さん(移動トラック)がファームに来ていて美味しくピザをいただきました。

こちらのファームはとても広くて、敷地の中に池までありました。池は常にお水が循環するように整備されていて、雨水をこの池に貯めて、お水をポンプで汲み取り、一部の植物にお水をあげているそうです。

少し話が逸れますが、降水量が少ない地域では、現在でも一般家庭で貯水タンクを持っています。雨水を貯めて生活に利用しています。

ファーム見学を終えて

普段お店で見ているお花だけを見ると、「綺麗だなぁ」とか値段を見て「高い」と思う方がいるかもしれません。

でも、こうしてファームに実際足を運んで見て、ファームの人たちの話を聞くと、どれだけ朝早くからお花に手をかけているのか、どれだけ改良に大変な作業をしているのかを知ることができました。お花を手にした時の喜びが2倍3倍になる気がします。

もしあなたが、お花屋さんでお花を見かけたら、お花がお花屋さんに並ぶまでの裏側のストーリーがあることを少し思い出してくれたらなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。スキ、コメントいただけますと嬉しいです。

***Yukina***





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