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11 障害者サポーターになります

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はじめに(チームより)

 フローレンスは、親子を取り巻く社会課題の解決を目指しているNPOで、現在、約数百名が所属しています。多様なメンバーの「働く」を支えているのが、法務・総務業務を主に担っている通称「オペレーションズ」です。
メンバーは、普段は現場で働く保育スタッフや、特別支援学校を卒業して入社したスタッフなど、色とりどり。

 バックオフィスの仕事現場やその思いを、個性的なメンバーがリレー形式で紡ぐ言葉から感じ取っていただければうれしいです。

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ごあいさつ

本記事に興味をお持ちいただきありがとうございます。

フローレンスの障害児保育園ヘレン運営事務局から総務に異動して3ヶ月、総務としての役割の広さと忙しさを以前に記事にさせていただきました。

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10 総務ヒマだと思ってましたゴメンナサイ!|フローレンス オペレーションズ|

忙しい日々を過ごしながらも、職場内の障害者をサポートする研修に参加させていただきました。今回はその研修を受講しての思いと「オペレーションズ」で働くメンバーと関わる中で感じたことを書きます。

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職場内の障害者をサポートする研修に参加して

内閣府の発表によると『国民のおよそ7.4%が何らかの障害を有している』とされています。15人に1人の割合です。

また、就業している障害者も毎年増え続けており、平成18年から令和2年の15年間で民間企業における障害者雇用数は約2倍に増加。
中でも、この15年間で知的障害者の雇用数は3倍に、精神障害者の雇用数は44倍に増加しています。これまで身体障害者が中心であった障害者雇用ですが、一見しただけでは障害者と分からないような人たちの雇用が増えている形になります。

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※出典:厚生労働省 令和2年 障害者雇用状況の集計結果 令和3年1月15日


社会の障害についての認識が広がり、また雇用環境も変わってきています。
これまで接点のなかった私は、『障害者雇用』と聞くと前職の営業マン時代に出入りしていた工場で事務作業をされていた車椅子の方をイメージしていました。もちろん、イメージ通り身体障害者の方の割合も多いです。

ですが、研修の中でいくつかの会社の職場見学に伺うと、丁寧に経理関係書類をまとめる方や、器用に製品サンプルのセットを作る方、すごいスピードでデータ入力をする方など、一見しただけではどこに障害があるのか分からない、スキルや特性に合わせた業務を担当して、すごい成果を上げる方々に出会いました。

今後も就業を志す障害者はますます増えていきます。障害や個人の特性を理解し、受け入れと活躍の場を広げていくことが、フローレンスの事業推進にも寄与する!と考えながら研修受講を終えました。

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フローレンスの障害者雇用

『はじめに』に記載した通り私が所属するオペレーションズにも個性豊かなメンバーたちが就業しています。直近5年間は、毎年高等専修学校の新卒社員を受け入れており、この記事を書いている今現在も、来春卒業の実習生を受け入れています。

フローレンスの各保育施設やオフィスの清掃、本社の受付業務や郵便物の仕分けに始まり、各事業部からの依頼を受けての書類発送業務や書類及びデータ整理などに日々取り組んでいます。どうすれば効率的に業務をできるか試行錯誤しながら取り組んでいて、私自身が18歳の頃を思い起こすと恥ずかしくなります…。

新卒入社5年目となる社員は今ではオペレーションズのリーダーとして勤務してくれています。このように、オペレーションズは新卒入社のメンバーにより拡大してきました。
そんなオペレーションズですが、今年度は初めて中途入社のメンバーも加わりました。これまでの経験を活かして早速、私の溜まった業務をドンドンと受け持っていただき、大変に助かっております!

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研修で見学した企業と同等か、それ以上に業務効率化を意識して業務を行っており、オペレーションズすごい!と改めて感じるとともに、支援的な関わりをする担当者が立ち上げ当初からのメンバーであり、体制が拡大すると共に支援者の負荷が上がっていると改めて認識しました。

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これから

10月からの6ヶ月間、職場内障害者サポーターとして研修機関の支援を受けながらオペレーションズメンバーのサポートにあたります。

これからの社会では何らかの障害がある人と共に働くことがもっと当たり前になっていくと考えています。
障害を意識しすぎる必要はなく、障害があるなしに関わらず、誰もが強みを活かし、充実して働けるために、彼ら彼女らの活躍の場が広がる事に貢献できればと思います。

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最近はオペレーションズメンバーとも雑談できるくらいに距離を縮める事ができています(流行りのアイドルの話をされても分かりませんが…)。その中で、フローレンスで働けることが嬉しい、保育事業に携われることにやりがいを感じる、といった事も話してもらいました。

フローレンススタッフでここまで読んでくださった方は、是非オペレーションズへ作業依頼をしてください。難しい、無理かも、うまく説明できないかも、、といった内容でもまずはお声がけください◎

オペレーションズの活躍を通じてフローレンスの事業が推進されること、そしてメンバーみんながフローレンスで充実して働くことが、今の私のやりがいです。



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