『君たちはどう生きるか』エンドロールが流れ終わった直後の感想は「いかつ〜」。 これはいかつい。 どうしたってあのラストが一番印象深いのでそこに触れるけれど、不安定で崩れそうな「積み木の城」を護り、新しく作れと言う大叔父に対し、たとえ火の粉が舞う戦場でも自分なりに生きていくという選択をする主人公…これってこれってジブリを護り、新しく作れという宮崎駿氏が、息子に対して君は君の人生を生きればいい、まさに「君はどう生きるか」を問い、考え、進んでいいんだというエールのように見えた。
去年が忙しすぎて、本屋へ行く気力も本を開く気力もなかったのだけれど年末に少し余裕ができたので文庫本を買った。 村上春樹氏による父親についての随筆。 父親が太平洋戦争に出兵していたことからその辺りの事実についてかなり詳細に調べられていて、リアリティを構成するのはまずは事実なんだなと思った。 また、読んでいて「ねじまき鳥クロニクル」でのノモンハンにおける戦争の描写や、「1Q84」での病室での父親との邂逅の描写はこういった父親との記憶がどこかで繋がって描かれたものなのかなとも思
『かがみの孤城』観てきた。 正直、作品の存在は知っていたものの、あんまり見る気はなかった(言うてこの冬は『すずめの戸締まり』見とけばいいっしょ、なムードだった)のだれけど映画好きのフォロワーさんが楽しんでいたので気になって。 7人の中学生が登場し、いじめや家族との行き違いのエピソードが断片的に語られるのを当事者目線で見る人にはフラッシュバックが起こるような描写があって、僕自身も昔のこと(ある時は被害者、ある時は加害者となった)を思い出して胸が苦しくなった。 そんなキツい
浅野いにお作品は「ソラニン」、「おやすまプンプン」、「零落」の3作品を読んでいる。 中でも私小説に近い零落が好きで、赤裸々な描写を厭わない作家としての覚悟が見える感じがいい。 そんな心のフェイバリット作品が映画化されるらしい。監督は竹中直人氏。 竹中作品は「東京日和」を観たけれど、全体的にわざとらしさが気になってくたびれてしまったのだった。 思うに竹中さんは原作への愛が強すぎるあまり、原作からの飛躍が感じられないのかもしれない。 プロのバジェットとプロの役者で作る丁寧な
この年末を費やしてプレイしていたスプラ3で今日やっとウデマエSに上がれた✨ 一時はポイントがマイナス1,000ptまで負け越してランクリセットも考えたけど諦めずに続けて良かった。 昇格戦だけでも8回くらい挑み(つまり7回くらい負けた)、ほんとに味方との巡り合わせの悪さにここには書けないようなことも口走ったこともあったのでマーージで勝てて嬉しい。 昇格戦の最中にブキをもみじからプライムシューターコラボに変更する決断をしたり、ラストでリスキーな選択肢を通して通ったりとドラマ
noteのロゴが原研哉氏によるデザインに変わったらしい。 前の緑を基調としたブックマークみたいなのもかわいかったけど新しいのはさすがにグラフィックとして洗練されてるな。 tを+に見立てるのは安直ではあるけれど他より少し小さくするのオシャレ✨
ある小説家はどんなに筆が進まなくても毎日決めた時間だけは机に向かうらしい。 書けなくても書こうとする。 その姿勢もまた創作の過程であるらしい。 上手く説明できないけれど、日々を生きる中でアウトプットは必要だと感じていて。 とりあえず思いついたことはここに書き残していこうと思います。