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SEVENTEEN判別チャレンジ1

※これはオタクがSEVENTEENメンバーの顔と名前を当てるだけのnoteです。彼らをおもちゃにしたり、けなしたりする意図は一切なく、真剣に取り組んでいますが、まったく人の顔がわからないオタクがぎゃいぎゃい騒いでいるので不快に思われたらすぐページを閉じてください。


 戦いの始まりは、いつも唐突にやってくる。

 判別チャレンジとは、人の顔がわからない私があの手この手でアイドルの顔を覚える挑戦のことだ。私は本当に人の顔がわからないため、このチャレンジには大いなる苦痛を伴う。生半可な気持ちでは取り組めないのが実情だ。

 さて、SEVENTEEN判別チャレンジ。いや正直やりたいとは思っていた。ヅカオタとしてセブチの群舞には惹かれるものがあり、これまでもよくパフォーマンス映像は見ていたし、曲を作業用に流したりもしている。

 のわりに、顔はまったくわかっていない。

 K-popにはまったときから友人に「床ちゃんが一番好きそうなのはセブチ」と言われていたし、当初の予定ではバンタンの次に顔を覚えるのはセブチのはずだった。その予定が狂ったあとも、私はセブチの顔を覚えたい覚えたいと言い続けてきた。そして目を背け続けてきた。なにせ13人である。

 13人。1ダース+1人。正気の沙汰とは思えない人数だ。しかし考えてみれば、私はTREASUREの12人を(一応)マスターした。それに13人はNCTに比べれば少ないとも言える。やってやれないことはない、はずだ。そう、今こそ立ち上がるときなのかもしれない。

 しかし何事も協力者なしにことは運ばない。採点してくれる友人が必要なのである。

 はっや……秒で返信きたんやけど? こわいな。もしかしてみんな私の判別チャレンジを待っていたんですか?

 さて、こうなってはもう後に引けない。ドンレミ村を出たジャンヌ・ダルクのように、業火がこの身を焼こうとも私は止まれないのだ。今、悪夢の日々が始まる。

 悪夢の日々が、始まる!!!!


 それではとりあえず、公式のプロフィールを確認するところから始めよう。いざ!

 み、見たことない名前の人がいる…………。

 なんだかんだ言って私もK-pop沼に浸かっている身、文字列を見たら「あ~知ってる知ってる」となる名前ばかりだろうと高をくくっていた。しかしどうだろう。「スコープス」「ディーケー」し、しらん…… 聞いたことないんですが? 誰……

 え、エスクプス……あなたがエスクプスだったんですね……。誰とか言ってすみませんでした……。

 となるとディーケーは? どう見てもディーケーとしか読めないこの青年ももしかして聞いたことがある名前だったりするのだろうか? どこから読んでもディーケーなのに?

 読めるか。


 気を取り直して問題にとりかかろう。さっそく友人が用意してくれた設問写真がこれ。なにやら最新のビジュらしい。

 多…………ほんまに13人? 20人くらいおらへん?

 しかしやるからには手加減はしない。まず確実なところから攻めていこう。そう、髪色だ。この画像は最新のビジュだから、公式HPのプロフィール画像と髪色が一致しているのである。見比べれば一発だ。

 髪じゃなくて顔で判別しろって? うるさいな。髪だって顔から生えてるんだから顔の一部だろうが。

 そんなわけでまず真ん中の青年だ。オレンジモリの青年は一人しかいない。なんてわかりやすい。ありがとう。君のような人を待っていた。彼はドギョムで間違いない。

 次にブロンドのフェイスフレーミングが特徴的な左端の青年。彼もわかりやすい。彼はジュンだ。

 このふたりを間違えていたら私はこれからセブンティーンのことをびっくり手品集団と呼ぶ。カムバ期間中にせわしなく髪色を変えるような紛らわしい人間は、入れ替わりマジックでもしようとしている手品師で間違いないからだ。

 次に……つぎ、に……

 全員黒髪じゃない…………?

 設問では右から3番目の青年が茶髪に見えるが、公式のプロフィール画像には茶髪の青年がいない。いるのだろうが光の加減で見えない。というか全体的にみんな顔わかりにくくない? なんということだろう、シャレオツの弊害をこんなところで被るとは。

 いや、まだ手はある。髪色の次に考慮すべきもの、それは髪型だ。

 よく見てみよう。右端の青年は髪が長いではないか!

 すなわち彼はミンギュ……いやジョンハン……

 え……? ひとつのグループにロン毛がふたりいるんですか……?

 由々しき事態である。13人もいるとそういうことが起こるらしい。もう一度設問を見てみると、たしかに左から4番目の青年もロン毛だ。

 つまり右端と左4、どちらかがミンギュでどちらかがジョンハンということになる。

 ここで私はあるツイートの存在を思い出す。一年前に見かけたものだが、とても印象に残っていてよく覚えていたものだ。

 建国顔がミンギュで傾国顔がジョンハン。それで言うと、右端の建国お兄さんがミンギュで間違いないし、左から4番目の傾国お兄さんがジョンハンだ。いくら何でも建国と傾国を間違えるわけにはいかない。宝塚95期で言うと月城かなとは建国だし、朝美絢は傾国なのだ。それと同じ要領で考えれば一発でわかる。

 さて、そういうわけで髪型というカードも切ってしまった。しかし嘆くのはまだ早い! 私にはまだ奥の手がある。すなわち身長だ。

 いよいよ顔ちゃうやんけって? うるさい。身長とは究極的に「立ったときの顔の位置」のことを指すのだから、ある意味顔だ。

 さっそくウィキペディアを開く。メンバーの欄を参照し、身長を確認していくのだが、ここでおそろしい事実に気づいてしまう。

 このグループ、180越えが6人もいる。

 巨人の国か? しかも180の次に小さいのは178だが、これが4人もいる。全体的にサイズがデカすぎるのだ。え? いや待って? ミンギュ187㎝? 超大型巨人じゃん……。スキズが「トゥバは平均身長3m」とかなんとか言っていたがセブチも平均身長3mなんですか?

 そんな中で、ひときわ目を引く数字。「ウジ 166㎝」

 ち、ちまこ~~~~~! 166㎝!? 誤植じゃなくて!? 166㎝がこの巨人グループの中にいるんですか!? かわいすぎん!?

 セブチのパフォはよく見るけれど、特別小さい青年がいた記憶はない。つまりダンスの角度が異様にそろっているのだ。角度が完璧にそろったダンスは、身長の差異に気づかせない効果がある。なんという群舞力。

 ともかく、そういうことならドギョムの右隣の青年、彼がウジで間違いない。改めて見るとあまりにもキュートなサイズ感だ。

 ここまでで5人。さて、いよいよ認めねばならない。万策尽きたのである。

 しかし立ち止まるわけにはいかない。ここからは顔で判別していくしかないだろう。まずは年齢順でエスクプスだ。エスクプスなのだが、彼の顔は公式プロフィールでは髪で隠れ気味だ。

 一言で言うと雰囲気イケメンみたいな髪型をしている。仕方ないのでGoogleで検索し、ほかの写真も参照することとした。するとびっくり、雰囲気イケメンではなく真っ当なイケメンだった。これは世にも珍しいパターンだ。

 ともかくエスクプスの第一印象を一言で表すと、「防弾少年団のテヒョンとジョングクを混ぜた顔」だ。言語化が難しいが、三徹目のうさぎの顔とも言える。どういう意味かは私にもわからない。テヒョンとジョングク混ぜたら三徹目のうさぎになるの? そもそもうさぎに三徹目って概念あるの? わからないが、ただ私の直観がそう言っているのだ。直観は人を人たらしめる重要な思考能力だ。デカルトもそんなことを言っていた気がする。

 そういうわけで、三徹目のうさぎを感じるのは右から5番目、ウジの右の青年だ。きっと彼がエスクプスだろう。

 次はジョシュアだ。彼は公式のプロフィール写真にはっきり顔が写っておりわかりやすい。特に顎のラインが見えるのはありがたい。顎のラインを見比べてみるに、左から5番目、ジョンハンの右の青年がジョシュアなのではないだろうか。

 次がホシとウォヌなのだが、はっきり言ってこの二人は同じ顔に見える。というのも、公式プロフィール画像の角度と表情がシンメトリーになっているのだ。これはもう運が悪い。判別させる気のない写りをしている。

 こうなっては残念だが勘しかない。左から二番目がホシ、右から四番目がウォヌということにしておこう。特に理由はない。

 さて、今度はディエイトだ。彼はシャープな顎をしている。ということは左から三番目の青年がディエイトだろうか。彼の身長と照らし合わせてみても、それがしっくりくる。

 残るは三人。ここで私は目を背けていた事実に向き合わねばならなくなる。

 この青年、サングラスをかけている。

 いやいい、誰がどこでサングラスをかけようと個人の自由だ。こんなしょうもない判別チャレンジをやっているちんけな人間に「サングラスをかけるな」など言う権利はない。思う存分ふたつでもみっつでもサングラスをかけてほしい。

 それはそれとして、顔はもうまったくわからない。こうなっては仕方がないだろう。身長を判別に利用するしかない。

 残った三人のうち、このサングラスの青年が一番背が高い。そして残っているのはスングァン、バーノン、ディノ。ウィキペディアで調べたところ、この三人の中で一番身長が高いのはバーノンらしい。

 つまりサングラスはバーノンだ

 見事な推理力。これにはポワロもびっくり。いやバーノンもびっくりしているだろう。そんなわけで残るは二人。スングァンとディノだ。この二人は残念ながら身長では判別できない。そのうえディノは公式のプロフィールが横顔になっていて正面から見た顔がわからない。スングァンも腕で顎が隠れていて顎のラインが見えない。

 お気づきかも知れないが、さっきから私は「顎のライン」しか言っていない。というか顎以外見ていない。目や鼻を元に人間の顔を見分けようとすると抽象的な判断しかできないが、顎ならば数値に変換できる。もちろん実際に角度を計測するわけではないが、人の顔がわからない私ができるだけ正確に顔を見分ける際に顎は貴重な判断材料なのだ。

 そんなわけで私にはスングァンとディノを見分けることは不可能だ。こうなると勘に頼るしかない。右から3番目がスングァン、ドギョムの左がディノ。これでいこう。


 正直に言って自信がめちゃくちゃある。これは初回から全員正解を叩きだしてしまうかもしれない。さっそく提出しよう。

 正解はすぐに帰ってきた。確認してみる。

 え〜〜めっちゃ正解しとるやん! 本当に私!? 勘で答えた四人は全員間違えているが、そんなものだ。逆に言うと勘の四人以外はすべて正解している。これが私の推理力というわけだ。私の灰色の脳細胞もやはり捨てたものではない。

 ちなみに勘は全部間違えているのに「三徹目のうさぎ」ことエスクプスは正解している。直観とはこわいものだ。やはりデカルトは正しかった。


 この調子で二問目も取り組んでしまおう。一問目で驚異の正答率を見せたのだから二問目は資料なしで取り組むのが筋というものだ。

 これが友人が用意してくれた第二問である。

 まずオレンジモリがドギョム、ブロンドがジュンだ。そして二人のロン毛のうち、建国お兄さんがミンギュで傾国お兄さんがジョンハン。ここまではなんの問題もない。

 次にウジだが、座っていてややわかりにくいものの前列右から2番目がウジなのではないだろうか……? サイズ感的にもそうだが、何より顔がウジのように見える。え、もしかして私ウジくんの顔覚えた? ヤバ! 天才じゃん!

 さてどんどん行こう。次にリーダー、エスクプスだ。これは……後列右から4番目……? いや違う。その左隣、彼のほうが三徹目のうさぎの顔をしている。

 次にジョシュア。彼に関しては、友人が「ジョンハンとジョシュアは間違えやすい」と教えてくれている。つまり傾国お兄さんと同じ顔を探せばいいのだ。ということは、前列左から三番目がジョシュアだろう。どこからどう見てもジョンハンと同じ顔をしている。

 ちなみに、それはジョンハンがロン毛ではなくなったが最後私はこの二人を見分ける術を失うということを意味する。しかし先のことを嘆いても仕方ない。今はジョンハンが永遠にロン毛であることを願うばかりだ。

 次はホシ。彼のイメージは、なんかこう、スンっとした感じの、あ~う~ん後列右から三番目かな? そんでウォヌは……前列左端? 後列左から二番目っぽいなとも思うが、彼は茶髪なのでおそらくディノだ。先の問題で私はそれを学んだ。

 となると、ディエイトは後列右から四番目だろう。彼の顎のラインは特徴的だ。

 残るはスングァンとバーノン。スングァンのイメージはこう、グァンっとした感じで、つまり後列左端だ。よって、サングラスお兄さんことバーノンが右端。いやグァンっとした感じてなんだろうね。私にもわからないです。

…………完璧、なのでは……?

 この集合写真の衣装は公式HPのプロフィールと一致しており、公式プロフィールを見れば自己採点ができてしまう。自己採点の結果は、なんと満点だ。

 なんということだろう。チャレンジ一日目にしてセブンティーンをマスターしてしまった。やはり私は天才だったのだ。ソクラテスの生まれ変わりかもしれない。

 しかし慢心してはいけない。ソクラテスは自らを天才だとは決して言わなかった。彼は自らが「知らない」ということを自覚しており、その一点においてのみ他より優れていたのである。私も彼の無知の知スピリットを受け継ぎ、奢ることなく挑戦し続けなければならない。

 というわけで次回、『SEVENTEEN判別チャレンジSuper編 ――ドギョムオレンジモリちゃうやんけ!!』 お楽しみに!!


第二弾↓

判別チャレンジTREASURE編↓


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