自己肯定感の低い人、実は傲慢説。

こんばんは、数輪の花です。週1ペースを維持したい。

「自己肯定感の高い人」といったら、どんなイメージだろう。
僕の頭の中には真っ先にホストのRolandが浮かんだ。
「俺か、俺以外か」と言う名言にもあるように、彼は自己肯定感の高さを余すことなく誇示し、その清々しさで人気を博している。
ただ、どうしても自己肯定感の高い人というのは、ナルシストとか、ちょっぴり傲慢といったイメージもあるように思う。

では、「自己肯定感の低い人」といえば、どんなイメージをもつだろう。
僕は、「周りからはそこそこ評価されているのに、自分を卑下したり実力を過小評価している人」という印象を受ける。
ただ、その根幹にあるのは決して自分を過信しない謙虚さであって、傲慢さとは対極の存在であるように思われる。
しかし、本当にそうだろうか。
自己肯定感が低い人、すなわち自己評価の厳しい人というのは、自分が何かある一定の成果を出せたとしても「自分はまだまだだ」とか「もっとできるはずだ」と考えるのだろう。
その結果さらなる高みを目指して努力することは素晴らしい。自己肯定感の低さが、ストイックに鍛錬を積むことの原動力になっているのだから。
しかし、努力は果てしなく永遠に続く道だ。いつか、ひたすら高みを目指すことが辛くなってしまわないだろうか。もしくは、その無限の道のりを想像して挫折してしまわないだろうか。

自己肯定感が低い結果、「自分はまだまだ」「もっとできるはずなのに」と考えるのは、実は自分のポテンシャルを過信しているからこそ生じる発想なのかもしれない。
「今回はここまでできた。今の自分の実力から考えて、これが自分のベストだろう」と考えるほうが、むしろ自分の実力を客観的に評価できていて、謙虚な態度と言えるかもしれない。

もちろん、自己肯定感の低い人を責める意図は全くない。
何を隠そう、僕自身も自己肯定感が低く、自己評価がとても厳しい人間だ。
だからこそ、自己肯定感が低くて辛くなってしまう人の気持ちが理解できる。
だが、「これくらいで満足しておこう」と考えるのは、自己肯定感の低い人が健全な精神を保つ上で極めて重要だと思う。
自己評価は甘すぎても厳しすぎてもいけない。
正しく自己肯定感を持つためにはどうすればいいか。
僕の永遠の課題だ。

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