TUNIC プレイ記録 その1
注意:”TUNIC”未プレイの方へ
出会い
リリース直後にとある配信者の方が実況していたのを見かけてタイトルを知ったような気がする。「ゼルダライクなゲームでダークソウル要素も少々。独自の文字がある」くらいの予備知識を得て、配信は見ず、タイトルは記憶していた。
その後、ちょっと期間が空いてからOuterWildsゾンビ界隈で少し話題に挙がっているのを見かけ、さらに下記のねとらぼさんの記事で紹介されていたこともあり、何かのセールの折にとりあえず買って積んでいた、気がする。
その後、Observationという苦行をクリアした自分へのご褒美として、ある程度おもしろさが約束されている本作を遊ぶことにした。
以下、プレイ時のメモを基に、実況スタイルでプレイの様子を載せていきます。既にクリア済みです。
※プレイ時(≒この記事を書いた時期)は2022年8月ごろです。現在のバージョンとは異なるところがあるかもしれません。
TUNIC プレイ1日目
まずはタイトル画面。
タイトルの周りのものが文字なのかな?
ニューゲームでゲームスタート。オープニングがないパターンのゲームですね。これは良作フラグ。主人公のキツネが、のびーっとしてかわいい。
まずメニューを開くと、ここにもTUNIC文字。
全く読めないが普通に考えたら”MENU”の4文字?
「ゲームに戻る」とかは日本語(地球人語)なのに、上の部分だけTUNIC文字というのはどういうことじゃ。そもそもアルファベットに置き換えられるタイプの文字なのかも分からないけど。
フィールドのグラフィックはペーパークラフトっぽさもある素材感がいい雰囲気。オブジェクトがアイコン化されていて、草がトゲみたいで木がブロックみたい。操作としてはAボタンでローリングができる。それだけでダクソみがある。
小屋で棒を手に入れた。わざわざ宝箱にしまわれる棒とは?
このアイテムゲット画面でもTUNIC文字らしきものが。LBでアイテムメニューが開いた。ここにもTUNIC文字。
ちょっと考察。この画面といい、UIにTUNIC文字が使われているのはどういう意味だろう?このゲーム自体がTUNIC人(TUNIC語が読める生物)に向けたものなのかな。でも地球人向けの言葉も使われているしなー。謎。
ここで文字の特徴を観察してみる。
・何文字かごとにスペースが開いている部分がある
・メニュー画面の文字は、左上からXXX、X、XXX、XXXX XX、XXXXXXという文字数っぽい。
・横線で上下に分かれていて、文字の構成要素は線、たまに丸。
・1文字あたり線が引ける場所は横線の上下合わせて18か所っぽい。
横線の上と下で別の文字って可能性もあるけど、上だけとか下だけの文字はタイトル画面でしか見てないし、おそらく横線の上下合わせて一文字かな。そうだとすると…2の18乗で262,144通り。丸の有無があるならさらに倍。ひぇ~。
文字の種類を見てもアルファベットの27種類以上はありそうだし。文字の種類めちゃくちゃありますやん。
しかも仮にアルファベットなどの地球の文字に変換可能な場合、メニューの上から二つ目の文字(上の画像)は一文字になってしまうけど…。
アルファベット1文字で意味のある言葉って無いよね。日本語なら「い(胃)」とか「へ(屁)」があるけどね。文字置換じゃなくて、象形文字というか1文字ごとに地球語の単語に置き換えられるのかな。
考察おしまい。
棒を持ってツボをたたくと壊せて黄色い硬そうなものがでた。アクションゲームにおいて、ツボから出てくるチャラチャラしたものはお金か経験値と相場が決まっているのだ。
草や木は棒では切ったりはできないらしい。
にしてもメニュー画面からコントローラの1つのボタンに1つのアイテムを割り当てるのは昔のゼルダ的ですね。
ちょっと進んだら看板があった。
どうせTUNIC語かと思ったら読めてしまった。地球語じゃないか。ここではTUNICの言葉で話せ。
しかも剣らしき絵文字まで使ってある。
また別の看板ではTUNIC語と地球語が混在している。うーん、UIといい、これはどういうことだろう?FF10のアルベド語みたいに、実際にはTUNIC語ですべて書かれていて、翻訳できる部分だけが地球語になって表示されているのかな。
もしくは日本語に漢字、カタカナ、ひらがながあるように、1つの言語に複数の文字が使われている?
XX X X”街”。前半のTUNIC語部分には街の名前が来そうだけど、街の名前がスペースで3つに分かれているのもちょっと妙。”コスタ デル ソル”みたいなこと?
そして横棒の上だけの文字も出てきた。
改めて画面のUIについても観察。
ピンクのバーはHPで、緑はスタミナでしょう。これはゲームのお約束というか文化というか。バーは切れ目が入って2段階っぽく見えるけど、ダメージ食らうと微妙な残量になった。HPが2ってわけじゃないんだね。
若干年月が経って朽ちているけど、キツネ文明?キツネ信仰?があった土地の様子。キツネの神官みたいなのが正座している。目が青色LEDで発光している。キツネ祭壇を調べると「時間が流れまして…」みたいな演出が入って体力が回復した。ダクソの篝火かな?予想通り敵も復活した。やっぱりな。
こういう想像通りのふるまいをしてくれると、プレイヤーとゲームに信頼関係が芽生えますね。
無造作に落ちていたカギも手に入れた。キャプチャできなかったけど、ここの入手画面にもTUNIC文字。
まっすぐ先に進んでキツネ祭壇の奥の黄金壁面に触ると赤、青、緑の3つの図形にエネルギーみたいなのがチャージされる演出。タイトル画面のでっかい剣にもこのマークの刻印があったな。なにかの力を表すアイコンかな?六角形にも立方体のシルエットにも見える。なんとなくゼルダの伝説のトライフォースっぽいので、ヘキサフォースと名付けよう。
ワープした。何やら精神世界というか霊界っぽい場所。主人公キツネも青い霊体みたいになった。UIも無いけど手に持った棒だけは実体化されている?
2本の音叉の柱みたいなものを調べるとビームが出て、さらに扉が開いた。
床が無いけど煙が伸びていて歩くことができる。先に進むと…
でかい。なんとなく悲しげ。ヘキサフォースに封印されているような演出。何の説明もないけど、主人公&母キツネ陣営 vs ヘキサフォース陣営、という構造が伝わる(植えつけられる)演出。
元の世界に帰ってきた。よく見ると黄金壁の脇のはなれたところにも音叉柱がある。
ちょっと戻って英雄の墓の扉まで。
日常生活でこういうダイアログが目の前に出てきても絶対、不用意に「はい」とも「いいえ」とも答えてはだめです。海外旅行中とか似たようなシーンはあるかも知れないですが、何に巻き込まれるか分からないですからね。もしかしたら「今すぐ全財産を寄付しますか?」とか「アブラマシマシ?」とか聞かれているかもしれない。逃げましょう。
まぁここは「カギを使いますか?」と聞かれているのだろう。「はい」で扉を開くことができた。こういうプレーヤーへのダイアログや、メニュー画面などでTUNIC文字を使われているあたりに、いわゆるメタフィクションな要素を感じる。
主人公とプレイヤーが読んだり答えたりできるのが地球語で、ゲーム内で使われていたり、ゲームマスター(?)が使うのはTUNIC語なのかな…。そもそもこの主人公のキツネはTUNIC語読めてるのかな。それも分からん。
建物の中に入ると、なにやら光るカードのようなものが。
これは…取説の切れ端だ。やっぱりメタですね。わざわざゲーム内のアイテムでこれをやる理由…なにかありそう。そして取説内もTUNIC文字と日本語が混ざっている。
主人公の名前はTUNIC文字で"XX XX (X)"。丸かっこの中はなんだろ。性別?右スティックで取説を平行移動できて、取説を見ている間は背景のゲーム画面がブラウン管を拡大したような、ドット調のフィルタがかかっている。
探索で見つけた宝箱から謎のキツネの頭部をゲット。アイテムとして装備できたけど、小さく"1"とあるので消耗品っぽい。無くなるのを恐れず使ってみると、いきなり主人公が頭部を床に叩きつけた。なにすんねん。
お金がでてきたので貯金箱的なものだったらしい。
進むと風見鶏から鶏を取ったようなオブジェがあった。
よく見るとここに使われている文字が4種類しかなくて、順番が違う。方角(東西南北)とか方向(上下左右)とか?後で使いそう。
とりあえず進路っぽいので、東の森方面の鐘楼?に向かう。
ところどころ開けられている宝箱もある。ズンズンと進んで英雄の墓に進んで剣をゲット。
英雄とやらも子キツネだったのかな?もしくは主人公自身が英雄なのか。とりあえず剣で草と木を切れるようになりました。
道中で回復アイテムもゲット。普通のアイテムと違って専用のボタンが割り当てられているのでエスト瓶かな。
そのほか、道中手に入れた回復アイテムや爆弾は、すぐに間違って使ってしまってなくなった。
さらに進んで低地エリアにきた。そしてまんまと宝箱につられてクモに囲まれて初めての死。特にセーブしてなかったけど大丈夫か?と思ったら、またもや精神世界に転送され、母キツネの力で復活した。
そして復活。SEKIROっぽい。製作者の方ぜったいフロムゲー好きでしょ。
クモには2発で倒されてしまったので、今行くべきはこっちではない。進路を変えて詰所を進む。ちょっと進むと最初のボス、近衛兵長が出てきた。
ノーダメで勝てました。エスト瓶2つめゲット。
ここで二回切らないと壊れないタルが出てきた。草木を切れるようになって楽しかった「無双感が気持ちいい期」は終わって、また「フラストレーション期」に入ったのかな。
「プレイヤーに与えるご褒美とそのタイミング」はゲームデザインのめちゃくちゃ大事な要素ですよね。そのうち新しい武器や攻撃力アップアイテムみたいなものを手に入れて、「樽を一発で壊せるようになる」というご褒美が与えられてまた「気持ちいい期」に入るのでしょう。
東の鐘に到着。剣で鳴らすと、なにやらビームが放出された。ほんとにダクソ(無印)みたい。
更に手に入れた説明書のページで「天上の世界」の地図が見られるように。
天上ということは雲の上の天界か、死後の世界か何かが舞台なのか。
取説の地図は、ところどころ何者かの手により、ボールペンで書き込みがしてある。ホッチキスで止められている芯が見えるので、この28ページがちょうど取説の中間っぽい。全56ページ+表紙かな。
少し探索して分かったけど、地図上ではつながっている道も実際には崩れていたりする。この説明書に載っているのはちょっと昔の地図なのかな。主人公じゃなくて封印されていた母キツネの時代のもの、とか。
剣の入手で草木を切ることができるようになったので、探索できる場所が広がったので天上の世界をウロウロ探索する。本命ルート前に脇道を虱潰しにする探索、大好きです。
キャプチャ忘れたけど、天上の世界の東側を探索時に、地図にある手書き矢印に従って地下に降りると、屏風と鈴がたくさんある場所に。
屏風の裏を通ると音が鳴る。時計回りと反時計回りで音が上がる、下がるが変わる。屏風によって鳴らせる音階が違う。左の方の隠し部屋にも屏風と鈴が一式。BGMで流れている音がヒントか…?
いろいろやっていると、いつの間にか主人公が変な色になっている…全然気づかないまま数十分過ごしていた。キャラエディットの部屋だったのか。
せっかくなのでこれ以降しばらく黒キツネで冒険をすることに。
大きなキツネ幽霊の店で買い物。エスト瓶(回復)が3つになった。ダイナマイト爆弾も購入。取説を見ると爆弾は3種類あるっぽい。属性みたいなものがあるのかな。
盾と槍をもった中ボスがカギを守っていたが、体力がミリだったので上から爆弾を投げて2発で倒した。爆弾は買えるので惜しまないでもよさそう。
地図上で手書きで音符のアイコンが書かれた古い家に入る。なんか雰囲気いい音楽が鳴っている。ここはなんか主人公ゆかりの人物の家なのかな。母キツネの家かな?宝箱には1コイン、なにこれ。カーテンの柄も気になる。何かのヒントかな。
更に探索。説明書をゲットした。牙とか花はステータスアップアイテムらしい。キツネ像の篝火でLBボタンでお金をささげることでステータスアップ。攻撃力と体力が増えた。なるほどーレベルアップではなくてこうやってステータスを強化するのか。探索しがいがあって良いですね。
いままでいったところをうろうろ。結構隠し宝箱も見つかる。地図に書き込まれたヒントで壁を爆破できる場所もあった。これ地図だけがヒントだったんだろうか。ゼルダみたいに剣で叩いたら音が変わるみたいなのないのかしら。買えるとはいえ爆弾は結構貴重なので無駄遣いは控えたい。
例の意味深な模様が描かれた扉があった。線を引く某3Dパズルゲームが想起される模様なので、線を引いてドアが開けられるのかといろいろ試したけどダメでした。なにかアイテムがいるのかしら。模様に意味があると思うので、鍵がいるとかではなさそう。
海岸沿いで行けていなかった洞窟を発見、タレットの敵が3体いて苦戦したけど宝箱から砂時計入手。使用するとMP消費して時間をゆっくりにするアイテム。自分もゆっくりになっちゃうので使いどころが難しそう。
ここの背景にもまた左右対称意味深模様が。他の模様と似ているけど微妙に違う。これは絶対後で使いますよ。見かけたらキャプチャしていこう。
更に進んで下から別マップへ行けた。取説によると荒廃した環礁。「環礁」なんて言葉初めて聞いた。環状に形成されるサンゴ礁のことらしい。
敵はそれほど強くなったわけではなさそう。うろうろして祭壇までは到着。そこら中にフックショットで移動できそうな突起があるけど、今はあまり行けるところがないので、いったん戻って今日はこんなところかな。
というわけで一日目はここまで。ここまでのところはアクション面でのおもしろさが大きいかな。もうちょっと具体的に考えてみると、
「探索した分だけ、宝箱や謎ときのヒントがきっちり用意されている」、
「今後の謎ときのヒントになりそうなものが散りばめられていて、将来的に謎解きのスッキリ感が味わえそうだという期待感」
というあたりが、序盤のおもしろさのポイントだった気がする。
ということで2日目に続きます。
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