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"The Messenger" インディー2Dアクションの王道をゆくゲーム

ネタバレなしのプレイした感想です。


どんなゲーム?…
"Sea of Stars"とつながる2Dアクション

一年以上前からチェックしていた"Sea of Stars"というインディーゲームが先日ついにリリースされました。"Sea of Stars"はスーパーファミコン後期のようなドット絵が特徴のRPG。開発はカナダのSabotage Studio。
クロノトリガーの光田 康典さんもコンポーザーとしてゲスト参加するなどのニュースもあり、ストアページのトレーラーもかなり良さげな雰囲気で期待していた。

で、そんな"Sea of Stars"には、同じ世界観の設定を持つ別タイトルのゲームがある。それが"The Messenger"という2018年にリリースされた忍者アクションゲーム。
「続編ではない別々の作品だけれど世界観を共有している」というのはゲームに限らず、小説やドラマなどでも使われる手法。詳しくないけどマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)もそうなのかな?
ゲームでは「イヴァリース」とかが有名かな。

とはいえ、RPGとアクションでジャンルは違うし、サムネやスクショから受けるゲーム内の雰囲気もかなり違うのに、これで世界観を共有しているってどんな感じなんだろう…と気になっていた。
期待していた"Sea of Stars"を存分に楽しむために、まずはこちらをプレイせねば!ということで、まずは"The Messenger"の方を先に遊んでみた。

主人公はニンジャ。
グラフィックや演出がすごく丁寧。

プレイしてみた感想…
すべての要素が高品質な良ゲー

プレイした感想ですが、すごくいいゲームでした!
見どころは作者様のゲームカルチャーへの愛です。

  • アクションの歯ごたえはしっかりある。難易度は自分が過去に遊んだアクションゲームと比較すると、Hollow Knightと同じくらい、Celesteよりはちょい簡単という感じ。
    シンプルな横スクロールアクションだけじゃなく、進行度に応じていろいろと変化があってそこも飽きずに遊べるポイント。

  • こだわりを感じるドット絵のグラフィックもよい。キャラ、背景、エフェクト、全部のクオリティが高いし、そこに合わせたBGMもすごくよい。

  • 世界観を紡ぐテキスト、つまり登場キャラクターのセリフの出来がいい。
    製作者さんは、『映像研には手を出すな!』の浅草氏のような「設定が命」な人なのかもしれない。ゲーム内にそれを示唆するようなメタテキストが隠されていて、ちょっとグッときた。
    一方で、海外のインディーズゲームで特によくみるんだけど、登場キャラクターがやたらと「ジョーク」を言う。というか全員ノリが軽い。個人的には問題ないというか、むしろその中でも品みたいなものを感じたんだけど、苦手な人はちょっとウッとなるかも。
    そんなテキストを含む日本語ローカライズはKakehashi Games(架け橋ゲームズ)さん。とても良い仕事で信頼度がアップ!

  • プレイ時間は普通にパッとクリアするなら10時間、ちょっとしたやり込みをするなら+5時間という感じかな。

アクションゲームが好きな方には自信をもっておススメです!
よーし、Sea of Starsを遊ぶぞー。


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