#スポーツ観戦記
カルストンライトオ JRA史上最速の韋駄天 2004年スプリンターズステークス
2004年 雨の中のスプリンターズステークス
個性派の、他から抜きん出た特徴をもった馬というのは、なかなか忘れがたいものだ。
2004年スプリンターズステークスの覇者、カルストンライトオはまさしくそんな馬だった。
彼にこそ、韋駄天という二つ名がふさわしい。
カルストンライトオが「JRA史上最速の馬」であったことに異論を差し挟む者は、競馬ファンの中には少ないだろう。
彼は本当に速かった。
カ
清水成駿◎ボールドエンペラー 1998年日本ダービー 成駿はホントは何と言っていたのか
今年もダービーウィークとなった。2022年5月29日、東京競馬場では第89回の東京優駿が開催される。
ダービーといえば、今でも語り草となっているのが1998年スペシャルウィークが優勝した第65回だ。1着こそ1番人気のスペシャルウィークだったものの、2着に14番人気のボールドエンペラー、3着に15番人気のダイワスペリアーが飛び込み、馬連は13,100円の万馬券となる大波乱となった。
当初スペシャル
ヒシミラクル、奇跡の記憶 宝塚記念予想(2022)
春のG1シリーズを締めくくる宝塚記念。このレースは、年末の有馬記念に比肩するグランプリレースを関西にも、ということで阪神競馬場の改修が完了した1960年に創設された。
八大競走ではない後発のレースだったことから、当初は一流馬を集めることもままならなかったが、G1に指定され、イナリワン、タマモクロス、メジロマックイーンが勝利を挙げるなど次第にレースの格付けも上がっていき、現在では春競馬を締めくくる中
ゼンノロブロイ 漆黒、最も雄大な馬体 死去の報に寄せて 2003年神戸新聞杯の記憶
ゼンノロブロイの死
去る9月2日、ゼンノロブロイが繋養先の北海道新冠町の牧場で亡くなった。満22歳だった。4歳時、2004年に天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念という秋のG1シリーズ三連勝を達成し年度代表馬となったことで知られる。これはテイエムオペラオーとゼンノロブロイしか成しえていない快挙だ。
8月に亡くなったタイキシャトルに続いて、またしても藤沢和雄厩舎所属だった名馬がこの世を去った。