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【006FP-3Plk-3】Pelikan classic 205 special editions
こんにちは。漂流する文具垢です。今回はペンコレクションの中でペリカンクラシックシリーズのM205族に入る物を紹介しようと思います。今は手放してしまったものも軽くですが紹介しています。基本スペックは下記事を読んでください。
1:Pelikan classic M205 demonstrator blue transparent
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2016年限定の透明青色軸です。481以降透明系のものは名前に必ず「demonstrator」か「transparent」の名が付きます。481時代はデモンストレーターと付いていましたが旧200/250時代にはトランスペアレントとなり、正式にメーカーからトランスペアレントの名がつけられているのはこのモデルが最後になっています。その後はデモンストレーターに戻っています。またこれに似た色にM205 light-blue transparentがありますが、それは2009年限定の物で、写真の物より幾分明るくより透明に近い色をしています。天冠の所を見ると違いが分かりやすいので是非調べてみてください。
2:Pelikan classic M205 DUO highlighter shiny green (BB model)
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2013年限定の蛍光インク「Highlighter」専用製品です。基本万年筆のインクは粒子の細かい染料インクが主流で、蛍光インクの場合粒子が大きくなってしまい普通の万年筆だと使うのが難しいです。それでも蛍光インクを万年筆で使いたいというマゾ()向けかは知りませんが作られたのがこの製品です。ちなみにこの軸色でも何種類か字幅が用意されていましたがBB以外での蛍光インク使用は推奨されておらず、実際購入時にもHighlighterインクが付属するのはBBモデル購入時のみでした。
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実際BBニブは多めなんてものでは無いレベルのインク流量で正直蛍光インク以外だと普段使いの出来るものではありませんでした。おかげで書き味はヌラヌラを極めたようなもので面白かったですね。
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3:Pelikan classic M205 aquamarine
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1本目と同じ2016年の限定品です。アクアマリンという名の通り海洋をイメージした深い青みが特徴です。ペリカンは何故だか知りませんがこの青系の限定色が結構多いです。それこそクラシック系統のみならずスーベレーンシリーズにもブルーデューンだとかネイビーブルーだとかオーシャンスワールだとか色々な青系限定色を出しています。そしてその手の限定色はだいたい当たりです。写真で見るとただの1限定色でしかないのですが実際に見るとその色の良さに驚きます。なのでペリカンの青系限定色を見つけたら1回でいいので立ち止まってじっくり見てみて下さい。
4:Pelikan classic M205 olivine
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2018年の限定品です。森林の葉のような深みのあるシンプルな緑です。先程ペリカンの青系限定色は素晴らしいと話しましたが、緑系もいい物が揃っています。というよりペリカンは寒色の辺りの限定色は良いです。これに関してはクラシック系の緑系色の中では1番気に入っている色です。
ただ、個人的には万年筆より同年に限定販売された同色のエーデルシュタインインクオブザイヤーの方を推したいです。凡そ2010年代の中頃からほとんどの年にはその年発売された限定色クラシックと同色のエーデルシュタインがインクオブザイヤーとして発売されます。そしてその例に漏れず2018年にもEdelstein Ink of the year 「Olivine」が発売されました。その色が非常に良いんです。現行で通常色のEdelstein 「Aventurine」との比較画像を置いておきます。矢印で指している2本の横線のうち上の方がOlivineで下の方がAventurineです。
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Olivineの方がシックな緑でなんだか好きなんですよね。
5:Pelikan classic M205 petrol marbled
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2021年の限定品です。あくまで個人的な意見ではありますが、この色はクラシック史上最高傑作です。クラシックシリーズながらスーベレーンシリーズの限定色にも引けを取らない色の立体感、青系の得意なペリカンの中でも良い色をしています。これに合わせたエーデルシュタインが発売されなかったのは少し残念ですが。軸色に合う同社製インクが使いたいのであればエーデルシュタインのアクアマリンをおすすめしておきます。他のクラシック限定色はちょこちょこ通販に残っているのを見かけますがこの色に関しては中々見ません。メルカリ等で定価以上で取引されています。
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6:Pelikan classic M205 apatite
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2022年、つい最近(?)の限定品です。色的にはブルートランスペアレントとアクアマリンの中間的立ち位置です。他メーカーの青系とは似るものの少ない独特な青で筆箱構成なんかで色を合わせたい、という人にはあまり向かないかもしれません。ただ単体で使うには鮮やかで良いですよ。
ここから先はもう手放してしまったものの紹介です。
7:Pelikan classic M205 DUO Highlighter yellow (BB model)
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2010年の限定品です。シャイニーグリーンの先代的な存在で、こちらも蛍光インクが使えます。不人気からか10年以上前にも関わらず結構残っています。ただこちらはニブがBBしか用意されていなかったようです(サーチ不足なだけかもしれませんが)。
8:Pelikan classic M205 amethyst
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2015年の限定品です。ペリカンには珍しい紫系統の色で、その珍しさと発売してからの年数故か今ではほとんど流通していません。ただ人気があるかと言うとそうでも無いらしく、実際主が出品した時も売れるまで結構かかりましたし買ったのは海外の人でした。
9:Pelikan classic M205 star ruby
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2019年の限定品です。ペリカンの限定品の中では珍しくラメが入っています(同年発売のエーデルシュタイン「Star Ruby」にはラメは入っていません)。オーストラリア産さくらんぼみたいな色をしていますね。
10:Pelikan classic M205 moon stone
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2020年の限定品です。こちらも昨年度の限定品に引き続きラメ入りの軸となっています。ペリカンはラメ入りにでもハマっていたんですかね?ただエーデルシュタインの「Moon Stone」に関してはラメ入りではないです。特段万年筆自体に面白味がある訳では無いのですが、エーデルシュタインのムーンストーンは面白いインクです。写真の軸色を見て頂いて想像すれば分かると思いますが、灰色のインクなんですよ。The灰色です。
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以上、Pelikan M205のコレクション紹介でした。もしかしたら今後増えるかもしれないのでその都度追加していこうと思います。お読み頂きありがとうございました。
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