まとめご飯(お米)の保存はラップではなくタッパーが最適解である理由

「一人暮らし ご飯 保管」なんて検索すると一人暮らしの知恵として「多めにまとめて炊いて『ラップに包んで一食分毎に分けて冷凍保存』しましょう」なんて書かれています。もちろんラップは人類史上偉大な発明でありますがズボラな一人暮らしマンにぜひともオススメしたいのが、お茶碗一杯分のご飯をタッパーに入れて保存する方法。この記事を見てくれれば、もう、ラップでご飯を包んで保管しようなんて思わないはず…。

そもそもお茶碗一杯分ってどの位?

農林水産省の消費者相談のページを確認すると、炊き上がり後のご飯お茶碗一杯分の重さは約150gとされています。また、公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構のサイトによると「ごはんの重さは=お米の重さ×2.3」とのことなので、1合(炊き上がり前で約150g)のお米を炊くと、お茶碗2杯ちょっと分(炊き上がり後で345g)のご飯が炊ける計算になります。

一人暮らし向けの小型の炊飯器だと2合炊きとか3合炊き位の大きさだと思いますので、大まかに、2合一気に炊けば4食分、3合炊けば6食分(一食当たり0.5合分)を目安にすると良いと思います。

(参考)農林水産省「小学4年生の子どもから、「茶碗1杯のごはんはお米何粒?また、稲だと何株?」と質問されました。目安を教えてください。」
(参考)公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構「茶わん1杯のごはん」

タッパー保存を推す理由

(1)ラップを準備する手間からの解放
ぴったりお茶碗一杯分のお米をラップで包もうと思っても「あぁ、ちょっとラップが小さくて収まり切らなかった…」「こんなにラップ出さなくてもよかったじゃん!」こんなプチっとイライラを感じたことがある方もいるのでは?
しかしそんな非建設的な感情とも今日でサヨナラ。炊飯器からお茶碗にご飯を盛るようにタッパーにご飯を詰めるだけのワンアクション。さらにご飯をギュウギュウではなくフワッと詰めれば、ご飯粒が潰されることもなく、レンチン後も美味しさはそのまま。

(2)レンチン後も簡単に取り出せる
レンチンした後のラップご飯は丸ごと熱々。レンジからなかなか取り出せなかったり、取り出している間に火傷したりとちょっと面倒。
タッパーであれば、取っ手部分が付いていたり、箱型で布巾やミトンで掴みやすい等、加熱後であってもラップと比較して扱いやすいというメリットがあります。

(3)そのまま食卓へ出すことが可能
一人暮らしではタッパーそのままご飯を食卓に置いたとしても、クレームをつける同居人は誰もいません。もちろん理想はちゃんとお茶碗に盛り直すことだって分かってるけど、遅くまで仕事をして疲れている時にはそうも言ってられない。
「パパっとご飯が食べたい!」「とにかく洗い物を増やしたくない」
そんな時はタッパーでご飯をレンチン→即食卓へお茶碗の代わりにタッパーで出せるというのは大きなメリットになります。(ラップのまま食卓に並べるのは難しいと思いますが、タッパーなら可能です。そのまま卵掛けご飯や納豆ご飯だっていけちゃいます)

(4)何度も使える
ご存知の通りラップは使い捨てです。しかしタッパーなら何度でも繰り返し使えます。また、ご飯を保存していないときには煮物や付け合わせ等、ほかの食材の保存に使ったって良いので、何度でも使えて経済的です。

ご飯の保存に使うタッパーの選び方

次のような見方で選ぶとよいと思います。

(1)耐熱タイプであること。
意外と見落としがちなのは「フタまで耐熱であるか?」という点。
たまに「電子レンジを使用する際は『フタを取り外して使用してください』」という注意書きが書かれた製品があります。この場合、本体部分は耐熱でも、フタ部分が耐熱ではなく、間違ってレンチンしてしまうとフタが熱で変形したり、溶けたりすることもあります。
(フタなしでレンチンしてもいいのですが、お米の水分が抜けてパサパサになるので、レンチン中に蒸気(水分)を逃がさないためにも、出来る限りフタごとレンチンできるタイプが好ましいです)

(2)お茶碗に一杯分が入ること
目安としては炊き上がり後0.5合分がちょうど入る大きさ。200~300ml位の容量が一つの目安になるかと思います。
ネットで検索すると「ご飯一膳分(250ml)」と銘打ったタッパーもありましたのでこういった製品を探してみるのも良いと思います。(あまりキツキツだと、ご飯粒がつぶれてしまい、レンチン後、べちゃっとした感じになるので、少しだけ余裕を持ったサイズが良いかも)

(3)未使用時に重ねて保管が出来ること
例えば3合炊き(6食分)のお米を保存する人はご飯保存用のタッパーが6個キッチンスペースに鎮座することになります。
お店で見ているときは気にならないことが多いのですが、タッパーって意外に収納スペースを取るんですよね。
未使用時に重ねて保管できることは、狭いキッチンスペースを強いられている一人暮らしさんには意外と重要な要素。
ホームセンターで「〇個セット」みたいなパッケージで売っていて、重ねられる事をウリにしている製品を狙うと良いと思います。

タッパーを活用して快適な自炊ライフを

日本の食卓に無くてはならないご飯(お米)。
タッパーを活用して、効率的に快適な自炊ライフを楽しみましょう!

ところで「タッパー」と「タッパ」ってどっちが正解なんですかね?(´・ω・`)

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