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Xデザイン学校ビギナーコース #4

今回と次回はユーザーインタビューの回。
それが終われば折り返しとなる。

前回作成した TO BE(3年後)のビジネスモデルを前提に、インタビューの練習をするのがこの回だった。

今回は2時間半の時間中、講義が1時間半もあり、だいぶ長い講義となった。(予定を30分オーバーするほど)
それほど重要なポイントが詰まっている回であったし、今まさに仕事でやっている所に重なる内容だったので、ちょうどよいタイミングのインプットになった。

前回や今回、また講義とは別のところで参加したUXのハッカソン、自分が行っている仕事の中で最近つくづく思うのは、インプットの重要性だった。
今回の講義であったW型問題解決モデルの「知識の収納庫」のところ。
浅野先生は正しい問いができれば、自然とサービスが浮かんでくる・・という話だったが、それも知識の収納庫次第になってしまう。
講義の最初にあったパナソニック100周年イベントも、イベントがあった事は知っていて、ティム・ブラウン氏の講義には参加したが、パナソニック社のトップが「完成品はユーザーが作る」というメッセージを発信していた事は知らなかった。

こういう情報を得るためのアンテナは張らないといけないなと思う。
それが講義の中でいうサービスを考える上での「センス」(色々な事に挑戦できる人、刺激を受ける事・変化を容認できる人と解釈)があるかどうかにつながってくるのだと。

ただ同時に、ひとりの時間・インプット量に限りはある。
だからチームで、バックグラウンドが違う人達が組んで、問題解決にあたる事に意味があるのだ。(自分の知識を超える分野だと、なおのこと)


また、今回は質的調査の講義だったため、現在の仕事で行っている部分のアップデートにつながった。前もCVCAの話の後にサービス企画をする仕事があり活用でした。いつも本当にタイミングがいい。

「『ユーザーの声は聞くな、行動を見ろ』はデザイン過程における鉄則」
同僚のHCD専門家や書籍でも、「インタビューでユーザーは嘘をつく」とあったのに、声を聞いて流されてしまっていた部分があったので反省。
「サービスの企画者は、ユーザーは何かを求めているはずだという根拠のない前提に立って要件定義をしようとしますが、多くの場合、何かをもとめているのはユーザーではなく、企画者本人なのです。」
この言葉がめちゃくちゃ刺さった・・・。本当にその通りだなと・・。

来週行うグループインタビュー、再来週行う仕事でのユーザーインタビューにさっそく取り入れたい事が出てきた。
・グループインタビューはフォーカスグループインタビューの形式に変更
 →部分的に深堀りする
・ユーザーの声は聞かず、行動を見る
 →プロトタイプを用意して、ユーザーの行動とその理由(なぜ?)を聞く。
・師匠と弟子モデルの再認識
 →「師匠になりたい思い」が根源。そのためのインタビュー。ここがちゃんと理解できていなかった。
・ラポール形成を大事に。
 →インタビュー時間のうち大半をラポール形成に・・。すごく不安だけどやってみよう。

前回もチームビルディングが・・という話を書いたが、ラポール形成の話はここにもつながりそうだなと感じた。
お互いの事をよく知らない、お互いが信頼を得られていない状態で、いいアウトプットができるのだろうか。
講義とは別でやっていたUXのハッカソンでは、3人のチームの構築がなかなかうまくできていた。自分からガンガンgiveすることができて、その熱量が他メンバーにも伝わったからかもしれない。
ただ、信頼を築くためには、自分からもガンガンgiveしていかないと・・・!


■今回の講義で元が取れたなと思ったポイント
・パナソニック社の話
 →いま学んでいるのは、時代において重要なところなのだな、そしてその先端を担っている方の講義を受けられているのだと再認識。
・W型問題解決モデルの話
・質的調査とインタビュー手法のアップデート

※元が取れたどころか、本当に良いインプットを得られた。あとは実践してトライ&エラーして体でも覚えていく。

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